お寺でもんぺ – 宮島弥山 大聖院 –

会期 ： 2022/09/24(土) 〜 09/26(月）
時間 ： 9:00 〜 17:00
会場 ： 宮島弥山 大聖院
住所 ： 広島県廿日市市宮島町210

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宮島で出会う、
久留米絣のもんぺ

うなぎの寝床では、福岡県南部で織られる久留米絣をはじめとして、日本全国のテキスタイル産地の生地の魅力を知ってもらい、継承していくために、MONPEを作り伝えてきました。そんなMONPEを日常着として、作業着として、長年愛用してくださっている宮島の皆さんのもとへ、３年ぶりにMONPEをたくさん持って会いに行きます。中国地方への出張イベントも久しぶりとなりますので、この機会に近隣の皆様にもぜひお越しいただけたら幸いです。MONPEを通して、織物の話、土地の話、作り手の話、いろんな積もる話を皆様とできるのを楽しみにしています。

＊以前のイベントの様子

宮島弥山 大聖院 / Daisho-in Temple

宮島にある寺院で最も歴史が深いのが、真言宗御室派（総本山仁和寺）の大本山である大聖院です。空海が唐より帰朝後宮島に渡り弥山にて修行なされ、西暦806年（大同元年）に開基されました。明治維新までは十二坊の末寺を有し、厳島神社の別当寺として祭祀を行っていた厳島の総本坊です。

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大聖院で生まれる、
人と人、人と地域の交流

島そのものが御神体である、宮島。そんな宮島最古のお寺である大聖院で、３年ぶりにイベントを開催させていただくことになりました。もともとお寺の皆さんと家族ぐるみのお付き合いがあったことから、「もんぺいいねー！」と穿きはじめてくれて、うなぎの寝床のある八女にも何度も足を運んでくださり、そんな流れもあって、2017年に初めて大聖院の絶景の大広間でもんぺのイベントを開催しました。

もともと久留米絣という、福岡県南部の伝統的な織物を伝えていくために作り始めた「MONPE」。久留米絣は、70年以上前にトヨタが開発した古いシャトル織機で織られるやわらかい風合いと着心地が最高で、さらに糸を縛って模様をつくる柄の技術が、とにかく面白いのです。その魅力を、老若男女、いろんな方に体感してもらい、こんな織物文化が残っていることを知ってもらいたいと活動しています。

そんな面白さを知ってもらうには、やっぱり実際にお話しして伝えていく「熱量」が大切だと思っています。大聖院のイベントでも、お寺や島の方々、そして島外からの参拝客の方々と、ときにはお茶を飲みながら、うなぎの寝床の活動や思い、織物のストーリーなどをお話したり、わいわい言いながら試着したり。そうしたら次はお友達やご家族を連れてきてくださり、どんどん輪が広がっています。

しばらくコロナ禍で延期が続いてしまいましたが、今回３年ぶりに宮島の皆さん、中国地方の皆さんに会いに大聖院での出張イベントを開催することとなりました。久留米絣のMONPEを中心に、広島岡山の備後絣をルーツにもつ備後節絣MONPEや、備後絣から発展した福山デニムMONPEなど、300本近くを展示販売いたします。また、この３年で、うなぎの寝床ではいろんな着こなしができるHAORI（羽織）や久留米絣のKAPPOGI（割烹着）など新しい商品を開発したり、グループ会社のUNAラボラトリーズでも、ツーリズムや宿をはじめたりしています。そんないろんな積もる話を、ゆっくりとした時間が流れる大聖院で、お話しできるのを楽しみにしています。

【はじめてのMONPEの選び方】

【MONPE商品一覧をみてみる】

【動画】 ハルグチショップチャンネル / MONPE編

地域文化って何だろう？
地域文化を考え、行動し続ける

うなぎの寝床は、地域文化を伝え残していくために経済循環を回す「地域文化商社」として活動しています。2012年に福岡県八女市で地域のモノづくりを伝えるアンテナショップとして創業し、現在も店舗やオンラインショップ、MONPEの卸販売などを行なっています。地域には、固有性を持ったものづくりや作り手、風習や文化、そして自然資源が残っており、それらを「もの」を通して伝えていきたいと考えています。また2020年以降、グループ会社のUNAラボラトリーズとともに、地域を「体感」を通して伝えたいという思いで、出版・ツーリズム・宿泊業もスタートしました。さまざまな入り口を通して、地域に多様な人に関わってもらい、ともに未来を作ることができればと考えています。