【地域文化って何だろう?研究会】 第五回 / 染のあるネイティブスケープ展
- 会期
- 2022.8.17 (水) 〜2022.9.26 (月)
うなぎの寝床 ららぽーと福岡店
- 日程
- 8月17日(水)~9月5日(月)
- 店休日
- 施設休業日に準ずる
- 営業
- 10:00〜21:00
- 住所
- 福岡市博多区那珂6丁目23-1 1F
- 電話
- 092-586-7860
- 駐車場
- あり
うなぎの寝床 旧寺崎邸・旧丸林本家
- 日程
- 9月10日(土)~9月26日(月)
- 店休日
- 火、水(祝日営業)
- 営業
- 11:00〜17:00
- 住所
- 福岡県八女市本町327
- 電話
- 0943-24-8021
- 駐車場
- 10台
【地域文化って何だろう?研究会】 第五回 / 染のあるネイティブスケープ展
「染めについて、私たちはどれくらい知っているだろう?」
藍色、墨色、よもぎ色、桜色。
私たちの身のまわりに存在している色は、自然の中にある土や植物から抽出した色を使い、染色したことで名づけられたものが多くあります。そういった色は、糸の段階から染める「先染め」、生地となり商品に形作られてから染める「後染め」という手法で、私たちの生活の中にある布や衣服に彩を加えます。
19世紀中ごろに登場した「化学染料染め」は、手軽に使えて色あせしにくく、色の再現性も高いため、一定の品質を担保しながら大量に生産できることから、広く使われるようになった経緯があります。それまで古くから受け継がれてきたのは「天然染め(草木染め)」で、自然の素材を染料として使うため作業工程に時間はかかりますが、唯一無二の色味をつくりだし、防虫、消臭、殺菌などの効果もありました。
一概に良し悪しを決められるものではないですし、近年はどちらの強みも引き出したハイブリッドな染色手法も編み出されてきています。
藍染のもんぺを例にとって、福岡県大木町の「宝島染工」、福岡県広川町の「藍染絣工房」、鹿児島県奄美大島の「原絹織物」などのつくりてが独自に生み出してきたテキスタイル(布)を見てさわって、技法の違い、様々な染めの魅力や特色を比較していきます。
豊富な水資源がある所に「染」の技法が生まれ発展してきたという歴史や土地性からも、染と水との関係性について調べ、今につながる「染のあるネイティブスケープ」を研究していきましょう。
Nativescape (ネイティブスケープ)とは
「ネイティブ(その土地固有の)」と「ランドスケープ(風景)」を足した造語。
うなぎの寝床では、地域固有の文化と物語(ネイティブ)を重んじながら、未来へとつないでいく人々がいる風景(ランドスケープ)をネイティブスケープと定義しました。
「染」を体感しに現場へ行ってみよう!
伝統的な藍染、天然染料、染技法などの「染」を体験する日帰りのツアーをご用意いたしました。
◯久留米絣の藍染絣工房で 藍のアートピースを作る(2〜3時間)
開催日:9/3(土), 9/17(土), 9/24(土) 14:00~
◯よつめ染布舎の型染めの世界 糊作りから染色まで1日体験(5時間)
開催日:9/24(土)
◯宝島染工の藍染講座 衣服のアップサイクルを体感(4時間)
開催日:9月5日(月)
■「地域文化って何だろう?研究会」とは?
うなぎの寝床では、地域文化を以下のように定義したいと考えています。
地域:ある一定の土地の範囲
文化:人と自然(土地)が関わり合い生まれ、育まれてきた固有の習慣や環境
地域文化というのは、明確に「これが文化なのだ!」と定義することは難しいですが、 この曖昧性こそ、地域独自の固有な風景を成していると考えています。私たち、うなぎの寝床も「地域文化って何だろう?」という問いに明確な答えを持ち合わせてはいません。
「地域文化って何だろう?」というテーマで1年間研究し、 毎月考える視点や切り口を変えうなぎの寝床が定義する「地域文化」について、「もの」や「こと」を通して、興味をお持ちいただいたすべての方々と共に、見て・考えて・触れながら研究していける場にしていきます。
開催情報
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