【旧寺崎邸・ららぽーと福岡店】 レッツ!合成繊維「TO&FRO」
- 会期
- 2024.8.9 (金) 〜2024.8.19 (月)
うなぎの寝床 旧寺崎邸
- 日程
- 2024年 8/9(金)〜8/19(月)
- 店休日
- 火、水(祝日営業)
- 営業
- 11:00〜17:00
- 住所
- 福岡県八女市本町327
- 電話
- 0943-24-8021
- 駐車場
- 10台
うなぎの寝床 ららぽーと福岡店
- 日程
- 2024年 8/9(金)〜8/19(月)
- 店休日
- 施設休業日に準ずる
- 営業
- 10:00〜21:00
- 住所
- 福岡市博多区那珂6丁目23-1 1F
- 電話
- 092-586-7860
- 駐車場
- あり
【旧寺崎邸・ららぽーと福岡店】 レッツ!合成繊維「TO&FRO」
世界でいちばん「かるい*」生地
合成繊維の可能性をレッツ体感!
かるい、うすい、つよい、はじく。様々な性質を持つ繊維、合成繊維の「TO&FRO」を特集します。
石川・福井・富山を中心とした北陸地域には、化学繊維の一つ「合成繊維」の産地があり、ファッションからアウトドアまで、国内外の様々なシーンで活躍するテキスタイルを手がけています。「TO&FRO」は、そうした北陸の繊維産地を一般の方にも伝えたいという想いで立ち上がったファクトリーブランドです。
旅の荷造りに便利な「オーガナイザー」をはじめ、「ショルダーバッグ」や「モッズコート」、その他会期限定で紹介する商品も多数並びます。今まで紹介してきた繊維ともまた違う、合成繊維をレッツ体感!
*2019年 カジレーネ独自調査による
<商品ラインナップ(一部)>
・オーガナイザー エアー(XS)
※店頭では他サイズ展開あり。オンラインショップではXSサイズのみお取り扱い。
オンラインショップ商品一覧はこちら
化学繊維ってなんだっけ?
私たちの生活を彩る繊維には様々な種類があります。綿、麻、絹、羊毛など、天然のままで繊維として利用できるものを「天然繊維」と呼び、何千年も前から衣料用繊維として使われてきました。
これに対し、人間が人工的に化学的な方法によって作りだした繊維を総称して「化学繊維」と呼んでいます。天然繊維に比べてその歴史も浅く、誕生してからまだ100年余りしか経っていませんが、天然繊維には見られない、突出した性質を持っています。
化学繊維は大まかに「合成繊維」と「再生繊維」の2種類に分けられます。ナイロン・ポリエステルなどは、石油系を原料とする「合成繊維」、レーヨン・テンセルは天然の木材などから精製された「再生繊維」です。
今回はTO&FROの商品で使われている「ナイロン(合成繊維)」を特集します。
TO&FROの4つの特徴
「かるい・うすい・つよい・はじく」
① かるい
重さはなんと、イチゴ1粒分*!
風にたなびくほどの軽さで、少しでも荷物を軽くしたい旅行・出張に活躍してくれます。
*写真のイチゴの重さ:約9g = 「オーガナイザー エアー XS」と同じ重量 (※うなぎの寝床調べ)
② うすい
半透明生地でファスナーを開けなくても何を入れたか分かります。
物の出し入れや整理にも便利です。
③ つよい
軽くて薄い、なのに強い!
ほつれにくく、破れにくい「リップストップ」という特殊な織り方をしています。2kgの荷物をいれた24時間の耐久試験にクリアするなど、合成繊維ならではの耐久性がプロダクトに活かされています。
④ はじく
撥水性能があり、水や汚れを弾きます。突然の雨や夏のレジャーなどにも活躍してくれます。
※製品によって撥水性能に差があります。
・ウォータプルーフモッズコート :耐水圧 22,000mm(登山用ウェアと同等レベル)
・オーガナイザー エアー / アルティメットライトショルダーバッグ ミニ :生活防水
一大合成繊維産地「北陸」
始まりは「絹」にあり
日照時間が短く、冬は雪深い北陸地域。そのため農作業以外の仕事(副業)としての地場産業が発展し、その一つに織物づくりがありました。日本海に面するため降水量が多く、一年通して湿潤な気候で静電気が起こりにくいことも相まって、繊維の細い「絹織物」の生産にも適していました。
合成繊維が生まれたのは19世紀末の欧州。絹を産出できなかったヨーロッパにおいて、絹を人工的に作る「人絹糸(じんけんし)」の研究が発展したことで合成繊維が誕生します。
絹の代替品として発明されたナイロン、ポリエステルなどの登場により、北陸産地でも盛んに扱われるようになります。現在では国内の合成繊維(織物・編物)の約9割の生産を占める一大産地へと発展しました。
進化する繊維
合成繊維は、撚糸の具合によって糸の強度、伸縮性、柔らかさなどを変えることができます。こうした機能の拡張性の高さから、スポーツやアウトドア、工業・農水産業・運輸など、高い機能性を求められる専門分野でも広く活躍しています。
科学の進歩や職人たちの智慧の積み重ねによって、その技術や機能は常に進化し、再生医療、宇宙開発、ロボット・ウェアラブル端末などのエレクトロニクス分野など、先端分野における役割と可能性は日々広がり続けています。
つくりて紹介
カジレーネ (合繊長繊維織物製造 / 石川県・かほく市)
カジレーネ株式会社は世界一薄くて軽い生地をつくる合成繊維の織物メーカーです。繊維機械の製造から糸加工、織、編、縫製までを一貫して手掛ける、1934年創業の繊維メーカー「カジグループ」に属します。加賀絹・加賀友禅で知られる石川県では、農閑期の産業として古くから養蚕・製糸・絹織物業が発展し、日本海に面する北陸地方は絹織物の産地でした。人絹糸(じんけんし)が発明されると絹からナイロン、ポリエステル等の合繊織物へと変移し、現在は合繊長繊維の約9割を生産する一大産地です。合繊長繊維の糸は「仮撚り法」で加工され、撚糸の具合によって糸の強度、伸縮性、柔らかさなどを変えることができます。カジレーネは、グループ企業のカジナイロンが加工する超極細糸を自在に扱い、国内外の有名ブランド生地の委託生産を行っています。3代目の梶政隆さんは、一般の方にも北陸の繊維産地を伝えたいとの思いで自社ブランド「TO&FRO」や「TIMONE」などを展開し、合繊がもつ可能性に挑戦し続けています。
カジレーネの商品一覧はこちら
レッツ合成繊維「TO&FRO」
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