MONPE よつめデザイン くるめかすり文字柄 脱色青
地域文化商社としての
オリジナルプロダクト
設計図からはじまる絣
工芸品としての絣を伝える
型染家とデザイナー
ハイブリットな作家
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品番 | 10011623 10011624 10011625 |
---|---|
つくりて | うなぎの寝床冨久織物よつめ染布舎 |
地域 | 福岡・八女市 |
サイズ | S,M,L |
仕様 | ・ウエスト総ゴム仕様 ・ウエスト調整紐入り ・右前貼り付けポケット1つ ・両膝の内側に膝当て付き ・裾ゴム入り |
原材料 |
綿100%(久留米絣) よこ糸:40双糸 たて糸:30単糸 |
お手入れ | ・天然繊維の為、洗濯すると多少縮みがございます。 ・濃色のものは初めに若干色落ちする事がありますので単独洗いをしてください ・漂白剤の使用はお避け下さい。 ・タンブラー乾燥はお避け下さい。 |
配送 | レターパックプラス / 1着まで 2着以上のご注文および他商品をご一緒にご注文の場合はゆうパックをお選びください。 |
- ご覧になっているモニター環境などにより実際の色と異なって見える場合があります。
- 実店舗でも同時に販売しておりますので、タイミングによっては欠品の場合がございます。万が一欠品していた場合にはご連絡させていただきます。予めご了承ください。
- ギフトが複数ある場合は、梱包数と同数を選択してください。(組み合わせが複数ある場合は、通販注文時の備考欄に記入してください。)
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"くるめかすり"をイチから伝えるMONPE
「久留米絣をイチから考える・伝える」をテーマに製作した「くるめかすり」の文字を柄にしたMONPEです。
福岡県南部の筑後地方で江戸時代から200年以上織られ続けてきた綿織物「久留米絣」。 その特徴の一つに柄や模様を生み出す「くくり」があります。織る前の糸をくくって、染めて、解いて、染め分けた部分を柄として表現する技法で、生地の上に後から柄をのせるプリントなどとは異なり、織る前の糸1本1本の色並びや、1本の糸の中での染め分けによって柄を作っていきます。
この「久留米絣の柄表現」を改めて考え、伝えることはできないか?をテーマに、久留米絣の技法を使って「くるめかすり」という文字を描いたMONPEを製作しました。生地制作は冨久織物にお願いしています。今回はよこ糸に「脱色」という技法を用いることで、文字部分の色が残る表現を試みました。
旧式のシャトル織機を使用し、空気を含みながらゆったりと織ることで生まれる柔らかな風合いを楽しめます。使い込むほどにクタッと体に馴染んでいき、通気性・吸水性がよく、乾きも早いので夏は特に活躍します。
「くるめかすり、クルメカスリ、久留米絣」
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柄デザインは大分県国東の型染作家であり、デザインの仕事もされているよつめ染布舎の小野豊一さんに依頼しました。
久留米絣をまっすぐに伝えていくために「くるめかすり」の言葉を生地の中に落とし込んでいます。バラバラと並んだ文字に惹きつけられる、そんな生地に仕上げていただきました。
久留米絣のキホンのキ「くくる・染める・織る」
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久留米絣は全部で30数工程を経て織りあがりますが、大まかに「くくり・染め・織り」の3段階に分けることができます。
どの段階で糸をくくるのか、染めるのか、解くのか。これによって柄と地の色の表現が変わります。
今回の「脱色」の技法は、先に糸を染色し、色を残す部分をくくり、その後色を抜きます。通常の久留米絣とは逆に「くくらない部分が白くなり、くくった部分に色が着く」ようになります。
"くるめかすり"ができるまで(脱色)
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01)図案を考え設計する
デザインスケッチをもとに、糸の本数や収縮率、染料の染まり具合などを計算し、図案を書き起こします。くくりの位置や本数を細かく指定し柄を組み立てる「設計図」となります。
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02)糸を染め、くくる
今回はくくった部分に色をつけるため、先に糸を染めてからくくります。
糸の不純物の除去(精錬)を行った後、合成染料(反応染料)によって染色します。その後、図案に沿ってくくるものとくくらないものに分け、くくりに適した一定の束にまとめます。糸をくくり機にかけ、図案に従って糸を固く巻きつけていきます。
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03)脱色する
くくった糸束の色を抜くために漂白します。
*通常の久留米絣は白色のくくり糸でくくりますが、脱色の場合は「青色のくくり糸」を使用します。青色のくくり糸は、脱色の工程で色が抜けにくい染料で染められており、これを使うことで脱色時に色を残したい部分(くくった部分)と漂白剤が反応することを防ぎます。
<使用する漂白剤>
ハイドロサルファイト(還元型漂白剤)、過酸化水素(酸化型漂白剤)
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04)糊付けと天日干し
脱色後は糸束を糊付けし、天日干しして乾燥させます。これにより、くくりを解くときに柄がズレるのを防ぎます。
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05)くくり糸を解く
脱色した糸のくくりを解きます。解いた部分は色が抜けず、染めた色が残ります。この糸をよこ糸として織ることで柄になります。
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06)織りの準備(よこ糸)
染め分けた糸をよこ糸として使うために「トング *」と呼ばれる道具に糸を巻き付けます。染め分けた糸束を引き割り、柄の位置を目視で合わせながら巻き取っていきます。このトング1巻で図案1柄分(長さ約24cm)を織ることができます。
久留米絣の機械織では、中量生産を可能にするために、写真のように20本のトングを一度に巻きつけるなど、道具の工夫がされています。効率化が図られつつも、この工程でのズレが絵柄に影響するため、巻いたり戻したりの微調整が繰り返されています。
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07)織る
たて糸を織機にセッティングし、よこ糸を運ぶ「シャトル*」にトングを設置します。並んだたて糸の間をよこ糸を乗せたシャトルが左右に往復することで生地が織られていきます。
織機は旧式織機を使用しています。モーターで稼働し、センサーで制御されますが、それらは部分的なもので、常に熟練の職人が目を配りながら、柄合わせや糸交換を行います。現代的な織機と違い、打ち込みが緩やかなため、柔らかな風合いに仕上がります。
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08)天日干し
織り上がった生地を湯水につけて収縮させます。水洗いにかけて余分な染料や糊を洗い流し、竿に干して乾燥させます。最後に検品をして完成です。
※このページで紹介した久留米絣の製造工程は一例です。商品や織元によって工程は異なります。
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・シャトル(よこ絣用):写真上
シャトル織機で使われるよこ糸を通すための道具。糸を巻いたトングをセットし、左右に往復することでよこ糸を渡す。糸が無くなったらトングを交換し、再度織り進める。
・トング:写真右
機械織のよこ絣で使用する道具。柄を合わせながらトングに1柄分の糸を巻き、シャトルに乗せる。絣ならではのパーツ。
・木管:写真左
よこ糸が柄合わせを必要としない無地の場合に使う道具。トングと同じくシャトルにセットして使用する。
日本のジーンズ「MONPE」
私たちが暮らす福岡県南部の筑後地方では久留米絣という伝統工芸が今でも残ります。この地方では昔からもんぺの生地が織られていました。ある時「もんぺは今の時代でも穿けるのではないか。」と考えはじめ、着方の提案や布の開発をはじめたのが2011年です。
アメリカの「ジーンズ」は、元来鉱夫のワークパンツとして使用されており、それが日常着に変わっていったという歴史があります。日本の「もんぺ」も農作業からはじまり、日常着へと変化していく可能性があるのではないかと取り組みを続けています。
日本のジーンズ「MONPE」
私たちが暮らす福岡県南部の筑後地方では久留米絣という伝統工芸が今でも残ります。この地方では昔からもんぺの生地が織られていました。ある時「もんぺは今の時代でも穿けるのではないか。」と考えはじめ、着方の提案や布の開発をはじめたのが2011年です。
アメリカの「ジーンズ」は、元来鉱夫のワークパンツとして使用されており、それが日常着に変わっていったという歴史があります。日本の「もんぺ」も農作業からはじまり、日常着へと変化していく可能性があるのではないかと取り組みを続けています。
うなぎの寝床が考える、久留米絣の特徴
久留米絣には大きく分けて2つの代表的な特徴あると考えています。
1つは、生地の風合いの良さ。これは、60年以上前の昔ながらのシャトル織機を使用しているからです。現代の織機と比べると織る速度はゆっくりですが、ゆっくり織られるからこそ、糸に必要以上の負荷がかからず、やわらかく風合いのある生地を織り上げることができます。
そして、もう1つの特徴が柄や模様の作り方です。久留米絣の多様な柄と模様は、プリントではなく、織る前に糸を1本1本染め分け、その糸を織ることで柄を作っていきます。糸が染まった部分、染まっていない部分を合わせたり、ずらしたりすることで柄を表現します。経(たて)糸を染め分けるのか、緯(よこ)糸を染め分けるのか、先染めした単色の糸を使うのかなどで、無地、縞、チェック、たて絣、よこ絣、たてよこ絣、つまみ染、文人絣などの様々な種類の柄や模様を作ります。「くくり」も「染め」も「織り」も機械は使っていますが、昔ながらの機械のため必ずの人の手を必要とします。この人の手を介するという部分も久留米絣の面白み、味わい深い部分でもあります。
*藍染手織りの生地など、全て人の手作業だけで作られる久留米絣もあります。
形状について
細身なシルエット「現代風MONPE 」
1942年、厚生省が婦人標準服という規格を発表し「もんぺ」は活動衣として指定され、農作業着として戦後定着し、全国に広まりました。その形状はお尻周りが大きく、ゆったりとしたシルエットでした。
うなぎの寝床が開発した現代風もんぺの型紙では、地域の人たちがタンスの肥やしにしていた反物や着物を解いた布でもんぺを作りたいという要望に答え、製作しました。昔は布が安かったのでたっぷりと使っていましたが、布を節約しながら、約36cm(着尺)の幅を活かして簡易的な設計にしていった結果、昔の「もんぺ」の機能はそのままに、細身のMONPEが生まれました。
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「型」という観点で開発された2つのMONPE
戦後の農作業着として親しまれた型 「Farmers’ MONPE」
現代の普段着として進化を遂げた型 「現代風MONPE」
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【ハルグチショップチャンネル】お買い物のご参考に!
”着心地がいい” 久留米絣でつくられた日常着「MONPE」
久留米絣について、仕様・選び方、お手入れについてなど
よくある質問
- 不注意でもんぺを破ってしまいました。修理はできますか?
- 有償にて承っております。程度にもよりますが、1箇所3,300円(税込)からとなっております。 別途往復の送料はご負担いただきます。
- 他店やイベントで購入したもんぺのサイズ交換はできますか?
- うなぎの寝床オリジナル商品であれば、他店様で購入された場合でもサイズ交換ができます。 詳しくはお問い合わせください。
- もんぺの型紙を使って作った自分の作品をメルカリなどで販売できますか?
- 型紙の商用利用については条件があります。詳しくはメールフォームよりお問い合わせください。
- もんぺの裾直しは可能ですか?
- 裾直しについては社内体制が整っておらず、現在のところお受けしておりません。もんぺの裾部分にゴム紐がございますので絞っていただく、又は裾を折り曲げていただく(ロールアップ)ご案内をさせていただいております。裾直しをご希望の際はお手数ですが、お近くの洋服リフォーム業者様へご依頼をお願い致します。
- 久留米絣もんぺの柄をオーダーしてもんぺを作ってもらうことはできますか?
- もんぺの個別の柄オーダー対応は行っておりません。まとまった量でしたら対応可能です。 コラボや商用利用についてはメールにてお問い合わせください。
- もんぺは男性も穿けますか?
- うなぎの寝床のもんぺは男女兼用です。定番の細身な現代風MONPEシリーズ、古典的なゆったりシルエットのファーマーズMONPEをご用意しています。多彩な色柄も揃えておりますのでどなたでもお楽しみいただけます。
- 厚地のもんぺを買ったら毛玉がついていました。
- 久留米絣厚手の生地にはネップ糸と呼ばれる節のある糸を使用しており、毛玉に似たポツポツとした表情が見られますが、毛玉ではありません。ネップは使用頻度にもよりますが使っていくうちにだんだん取れて来てなめらなか生地になっていきます。経年変化をお楽しみください。
- コーデュロイのもんぺを購入したのですが調整用の腰紐がかたくて調整できません。
- コーデュロイの生地の特性上、摩擦で最初はかたいですがお洗濯をしていくうちに馴染んでいきます。
- もんぺを初めて購入します。試着ができないのでサイズ選びに悩んでいます。
- メールでご相談を承っております。その際身長・性別・体型などご記載いただくとより詳しくアドバイスできます。 また、サイズや生地の選び方について記事「【MONPE】基本サイズの選び方」をご参考にされてみてください。
- コラボもんぺを購入したのですが、久留米絣の同じサイズのものと比べてサイズが大きい気がします。
- コラボもんぺは、生地の性質(織り方、糸の種類、生地の厚さ、密度など)によっては、久留米絣のもんぺと比較した場合、同じサイズのもんぺでも着用した際にサイズが大きく(小さく)感じられる場合がありますが、これは生地が動きやすい、重さがある、ハリがあるなどといった生地の特性によるものです。(ただし感じ方には個人差があります) 詳しくはお問い合わせください。
サイズ表
S | M | L | |
---|---|---|---|
ウエスト(適応寸法) | 64-96 | 65-102 | 68-108 |
ヒップ(適応寸法) | 80-95 | 87-98 | 92-110 |
総丈 | 95.5 | 97 | 101 |
わたり幅 | 30.5 | 33.5 | 35.5 |
股上 | 31 | 32 | 35 |
股下 | 64 | 66 | 67 |
ふくらはぎ(周囲 裾から約25cm高さの寸法) | 36 | 38 | 41 |
裾幅 | 16 | 17 | 20 |
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