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【6】 石と土からできるネイティブスケープ Chapter six - the “Nativescapes” with Stone and Soil
【第五回】土と石からできるネイティブスケープ展
ららぽーと福岡: 2022年9月28日(水)~10月17日(月)
旧寺崎邸 : 2022年10月22日(土)~11月7日(月)
「陶器、磁器、ガラスは、どんな基準で選びますか?」
石ものと言われる「磁器」、土ものと言われる「陶器」そして「ガラス」。
生活に取り入れるとき、どんな基準やこだわりをもって選んでいますか?ひとつの道具やものを見立てて日々の生活に取り入れるとき、人それぞれ決め手となるポイントや注視する部分はきっと違っているのではないでしょうか?
ある人の基準やこだわりは「見た目の特徴」や「取り扱いやすさ」から。
ある人は「素材」や「土地性」から。
またある人は「つくりての思想」や「技術」からなど、多様な視点があるのではないでしょうか?
今回は、生活の中にある石と土という見方から、生活の中へ取り入れる「磁器」「陶器」「ガラス」の選び方について考えていきます。生活必需品として、ときには部屋のしつらいに彩りを添えるものとして、今の自分の生活や 自分の感性にあった一点を見つけ出せるように、それぞれの素材との付き合い方や今まで注意深く観察することがなかったような側面を掘り下げて、うなぎの寝床の視点から探求していきます。
『あなたは石タイプ?それとも土タイプ?』というチャート診断をもとに、福岡県、佐賀県、山口県でつくられた「陶器」「磁器」「ガラス」からまずはふれていただき、石ものや土もの、そしてガラスとはどんなモノのことを指すのか、特徴や産地などから検証・考察していきます。
また、うなぎBOOKSではこのチャート診断をもとに6タイプのおすすめ小説をセレクト。店頭での選書サービスを疑似体験できるかのような取り組みをお楽しみ下さい。このほか、石と土から造られた「うつわ」「ガラス」についての入門書も紹介します。
身近な生活の中にある石と土のものにふれ、ネイティブスケープ(その土地固有の風景)を確かめながら自分にぴったりのもの、見つけてみませんか?
◯Nativescape (ネイティブスケープ)とは
「ネイティブ(その土地固有の)」と「ランドスケープ(風景)」を足した造語。
うなぎの寝床では、地域固有の文化と物語(ネイティブ)を重んじながら、未来へとつないでいく人々がいる風景(ランドスケープ)をネイティブスケープと定義しました。
– 石と土からできるネイティブスケープ –
【3】 あなたは石タイプ?土タイプ?チャート診断から本を選ぶ
– 研究後記 –
■ 企画展開催時の様子
ららぽーと福岡店
9月28日(水)~10月17日(月)
旧寺崎邸
2022年10月22日(土)~11月7日(月)
■ 総括
私たちの生活の中に自然と溶け込み、必要な道具として使われ続けてきた「陶器」「磁器」「ガラス」の製品。うなぎの寝床では、以前から「石が化けたもの=磁器」、そして「土が化けたもの=磁器」と見立て、それぞれの正体について、いわゆる磁器や陶器などがどのように土や石から形を変えて、誕生するのかを考え続けてきました。
今回の企画展では、まずはその誕生、歴史を振り返るところからはじめてみました。
「生活の中の石と土はマグマ」「石と土はどこからきたの?」「人の誕生と、石と土」「日本のやきもの」という見出しを立て、マグマからできた岩石や土がもととなり、人々が器という形を作り、焼くことによって土器、炻器、さらには陶器や磁器がうまれたという歴史を踏まえながら、それぞれ産地や特徴の違いを比べていきました。
使用されている土や石(陶石)、さらには釉薬の違いやかけ具合によってその発色や強度(耐久性)が異なってくることは、やきもの作りが各地に広がり、その産地によってさまざまな手法が施されてきたという長きにわたる歴史により可視化されてきた部分でもあります。
歴史や特徴、それらを知っていった上で、果たして、自分ならどうやって生活の中に取り入れていけるのか、何に惹かれるのかそうでもないのかなど、個人の視点に立ち返ってやきものを生活の中に迎え入れることを考えていく一連の思考までをひとセットとして、今回の企画展は作りこんでいきました。
いままでの企画展とは違った視点として、チャート診断「あなたは石タイプ?それとも土タイプ?」というある種の「サジェスト機能」を提案していったところにあります。
石ものや土ものの特性と個々人の個性を重ね合わせていくと、キャラクター判断につながるのでは?という仮説のもと、最終的には、自分ではセレクトしないかもしれない小説を読んでいただくという少々エンターテインメント要素を含んだものに仕上げてみました。
要所要所に、やきものの選び方につながる問いかけもあり、その設問をきっかけに例えば、「目止め」の仕方、やきものの取り扱い方、セレクトする際に重要視するポイントなどがわかるような流れになっていました。
この企画展が、やきものにより深く興味を抱き、見て触れて考えるきっかけ作りになっていたら本当に嬉しいことです。
「地球の資源が化けたもの=やきもの」の世界がますます広がっていきますように。
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