【旧寺崎邸・ららぽーと福岡店】 21時からの灯り / 八女提灯と「シラキ工芸」
- 会期
- 2024.11.1 (金) 〜2024.11.11 (月)
うなぎの寝床 旧寺崎邸
- 日程
- 2024年 11/1(金)〜 11/11(月)
- 店休日
- 火、水(祝日営業)
- 営業
- 11:00〜17:00
- 住所
- 福岡県八女市本町327
- 電話
- 0943-24-8021
- 駐車場
- 10台
うなぎの寝床 ららぽーと福岡店
- 日程
- 2024年 11/1(金)〜 11/11(月)
- 店休日
- 施設休業日に準ずる
- 営業
- 10:00〜21:00
- 住所
- 福岡市博多区那珂6丁目23-1 1F
- 電話
- 092-586-7860
- 駐車場
- あり
【旧寺崎邸・ららぽーと福岡店】 21時からの灯り / 八女提灯と「シラキ工芸」
灯りを楽しむ“非日常”
まばゆい光よりも、やわらかな灯りを。明るさよりも、適度な暗さを。
のんびり過ごす夜を照らす「シラキ工芸」の提灯を特集します。
八女は提灯の産地であり、お盆に飾る「盆提灯」を中心に様々な提灯を作っています。シラキ工芸はそうした中で、行事や特別な用途だけでなく、日常の中でも使える提灯も提案しています。
常設の「cocolan」シリーズはもちろん、新作の「TORCHIN」など、スイッチひとつで灯りがともる、現代のライフスタイルにアップデートした提灯が期間中揃います。
和紙を通して灯る提灯のやわらかな光は、ホッとするあたたかみを感じます。映画や音楽、お酒や喫茶のお供に。21時からの小さな“非日常”をお楽しみください。
<商品ラインナップ(一部)>
TORCHIN
タッチで点灯 & USB充電
手仕事とテクノロジーが融合した新作提灯
*旧寺崎邸・オンラインショップでのみお取り扱い
オンラインショップ発売開始:11/1(金)11:00〜(予定)*一部商品のみ
cocolan
現代生活に寄り添うコンパクトな灯り
「Re JAPAN」キモチシリーズ
懐かしく、新しいデザイン
キモチを「花言葉」とともに
*店頭販売のみ
「Re JAPAN」 月白シリーズ
灯りをともすとぽわっと浮かぶ、和モダンな柄
*店頭販売のみ
シラキ工芸 オンラインショップ商品一覧はこちら
<開催概要>
21時からの灯り / 八女提灯と「シラキ工芸」
2024年 11/1(金)〜 11/11(月)うなぎの寝床 旧寺崎邸
店休日 火、水(祝日営業)
営業 11:00〜17:00
住所 福岡県八女市本町327 (会場アクセス)
電話 0943-24-8021
駐車場 ありうなぎの寝床 ららぽーと福岡店
営業 10:00〜21:00
休み 施設休業日に準ずる
住所 福岡市博多区那珂6丁目23-1 1F (会場アクセス)
電話 092-586-7860
八女福島の街並みにある提灯屋の風景
伊藤権次郎商店
九州の手仕事の溜まり場、八女
うなぎの寝床(旧寺崎邸・旧丸林本家)のある福岡県八女市は、九州で最も伝統工芸品の種類・生産量の多い土地です。
その中でも「提灯」は比較的大きな産業で、お盆の時に飾られる「盆提灯*」は、国内最大の生産量を誇ります。ほかにも神社や祭を彩る提灯、居酒屋のいわゆる赤提灯などもつくられており、今でも通りを歩くと提灯屋さんが軒を連ねる風景を見ることができます。
*盆提灯
日本には仏教が入ってくる以前から、魂は不滅でお盆に家族のもとに帰ってくるという「祖霊信仰」があった。霊の家路を照らす「迎え火・送り火」として松明が焚かれていたが、一般家庭に仏壇を置く時代になると室内に置ける提灯として「盆提灯」が普及した。盆提灯の形状や、飾る文化は地域ごとに異なる。
詳しくはこちら↓
【2000字コラム 渡邊令】盆提灯から見える、宗教とアイデンティティ
紙と竹と灯り
八女の風土が育んだ提灯づくり
提灯の素材には、表面を覆う「和紙」と骨格となる「竹*」が用いられます。また、電気が普及する以前、光源には「蝋燭(ロウソク)」が使われました。八女ではこれら全ての原料に恵まれていました。
*現在では竹ひごだけでなく、針金を用いる製法もあります。
・和紙
八女の和紙づくりの起源は、九州で最も古いと言われている。約400年前、越前の僧が訪れて技術を伝授。市内を流れる矢部川の水質が紙づくりに適していたこと、原料となる楮(コウゾ)が豊富に自生したことなど、和紙生産に適した環境が八女にはあった。・竹
八女地方は全国的にも最大規模の竹の産地。山間部には真竹(マダケ)と孟宗竹(モウソウチク)が多く生息し、その他希少な品種も確認されている。春の味覚タケノコの採集も盛んであり、生産量は国内の約15%を占める。・蝋燭
そう遠くない昔、八女は櫨(ハゼ)の産地だった。櫨の木の実は和蝋燭の原料となり、市内にも製蝋所が何軒かあったらしい。現在では隣のみやま市にある荒木製蝋所が唯一残っている。
このように、地元にある素材を用いながら八女提灯は生まれました。豊かな自然環境を有する八女の風土が、提灯づくりを育んできたと考えられています。
盆提灯を現代にアップデート
日本の仏壇に欠かせなかった盆堤灯ですが、ライフスタイルが変化するにつれて昔ながらの仏壇や堤灯のある家は少なくなりつつあります。
シラキ工芸の2代目代表・入江朋臣さんは、そうした中でも伝統技術を継承していくために、新たな視点で提灯を解釈。現代の暮らしや価値観に寄り添う堤灯をつくり始めました。
伝統的な提灯と、新たな提灯。シラキ工芸ではその両方を手掛けながら、若手職人を育て、200年程続く歴史を受け継いでいます。
「八女提灯」ができるまで
提灯の灯りがともる部分を「火袋(ひぶくろ)」といいます。
シラキ工芸ではこの火袋を専門で作っています。① ひご巻き
一本のひごを提灯の型に沿って螺旋状に巻く。「一条螺旋式」と呼ばれ、八女提灯の特徴の一つ。均等に巻くことで、提灯を綺麗に折り畳むことができるようになる。② 貼り付け
ひごでできた骨格の上に糊を付け、和紙や絹を貼る。重なった部分はカミソリで切り落とす。極薄の和紙や絹をシワなく立体的に貼る繊細な作業は、機械化することができない。③ 絵付け
できた火袋上に草花などの彩色画を手描きする。吹き付けや筆描きなどを組み合わせ、下書きなしの素早い絵付けを行っている。八女提灯の特徴でもある。シラキ工芸のつくりて紹介はこちら
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21時からの灯り / 八女提灯と「シラキ工芸」
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