【旧寺崎邸】 ムーンスター2024 / 150年目の定番
- 会期
- 2024.4.26 (金) 〜2024.5.6 (月)
うなぎの寝床 旧寺崎邸
- 日程
- 2024年4/26(金)〜5/6(月)
- 店休日
- 火、水(祝日営業)
- 営業
- 11:00〜17:00
- 住所
- 福岡県八女市本町327
- 電話
- 0943-24-8021
- 駐車場
- 10台
【旧寺崎邸】 ムーンスター2024 / 150年目の定番
暮らす・働く・学ぶ・遊ぶ
みんなの「歩く」を支えてきた靴
学校の上履き、ビジネスマンの革靴、農作業の長靴、脱ぎ履きしやすい介護靴、散歩に履いたあの靴。創業150年を迎えたムーンスターは、老若男女問わず、日々の暮らしから専門分野まで、みんなの「歩く」を支え続けてきた靴メーカーです。そこでのものづくりは、変化する生活様式に寄り添いながら、快適性や安全性を常に更新して現在に至ります。ムーンスターと”みんな”で作り上げた150年目の定番を、ぜひご体感ください。
<開催概要>
ムーンスター2024 / 150年目の定番
2024年4/26(金)〜5/6(月・祝)
うなぎの寝床 旧寺崎邸
店休日 火、水(祝日営業)
営業 11:00〜17:00
住所 福岡県八女市本町327 (会場アクセス)
電話 0943-24-8021
駐車場 あり
オンラインショップ ムーンスターの商品一覧はこちら
150年目の「定番」
長く履きたくなる3つの要素
要素1 【履き心地】
ムーンスターの靴は、用途や種類によって製法を使い分けて作られます。中でも地下足袋製造が源流となった「ヴァルカナイズ製法」は日本で3件しかできない製法で、しなやかでやわらかい、かつ丈夫な靴をつくることができます。
《ヴァルカナイズ製法》
120℃の窯で約1時間熱を加え、ゴムと混ぜ合わせた硫黄や薬品が化学反応を起こすことでソールなどのゴム部分を圧着する製法。履いたときの一体感とはがれにくい丈夫さが特徴です。ムーンスターの靴は、反発性を長く保つ、まがりたいところでちゃんとまがるなど、長く履いてわかる快適な履き心地が考えられており、つま先や靴底、かかとの部分などそれぞれの場所に合わせてゴムの配合を変えてつくられています。
要素2 【安心・安全】
子ども達の学校靴や、工事現場の作業靴など、履く人の安全を守る靴を長年手がけてきたからこそ、ムーンスターでは厳しい品質基準が設けられています。また、学校靴などの膨大な供給量の靴を手がけるため、たくさんの人から現場のフィードバッグを得ることができます。そうしたデータの蓄積が、よりよい靴の研究開発に活かされています。
《品質基準》
素材の色落ちや強度の試験、靴底の屈曲試験や摩耗試験、滑り試験、引っ張り試験など自社で様々な試験機を用意し細かく検査をしていきます。あらゆる試験をクリアした後も試し履き、試生産など、テストにテストを重ねて品質基準をクリアしている靴だけが、工場の生産ラインで組み立てられ、入念な最終チェックをクリアした製品だけが出荷されます。
《研究開発》
累計約26万人分を測定して蓄積された足型データをもとに企画を組み立て、人体の動きを医学的・運動生理学的視点から徹底的に調査を行います。見た目だけではなく、歩くときの力のバランスや足にかかる負荷を考慮した疲れにくいクッション性、第二の心臓とも言われる足の健康にも通じる履き心地や安全性なども考えられています。
要素3 【使う場面に適した専門性】
ムーンスターは、学校指定靴や上履きだけでなく、医療・厨房・農作業・土木などの業務用靴、官公庁向けの革靴など、それぞれの環境に必要な機能が備わった専門靴を作り続けてきました。一つの靴で全てに対応するわけではなく、場面ごと、人ごとに適した機能の靴を作り続けてきたノウハウを活かし、現代の多様なライフスタイルに適応する靴も手がけています。
定番とは”対話”の連続
うなぎの寝床では、ムーンスターに限らず、多くのつくりての「定番商品」を取り扱っています。それは、ある意味で「変わり映えのないもの」と感じることもあるかもしれません。しかし、長く続いてきたものだからこそ、商品から読み取れる文化や風土があるのではないか?と考えています。
定番は、つくりて(生産者)だけでなく、つかいて(生活者)との関係によって生まれます。作りたいから定番になるわけではなく、使い続けたいから定番になるわけでもなく、両方あって初めて成立するんだと思います。そして定番は「これまで続いてきたからこれからも残っていく」わけではなく、つくりてとつかいての対話を続けながら日々更新されています。
例えば、ムーンスターのロングセラー商品である「上履き」は、現在では10種類以上展開されているそうです。実は学校ごとで上履きの使われ方、消費のされ方に違いがあり、地域ごとで販売店に並ぶ種類が変わってくるのだそうです。また、量販店やショッピングモールなど、販売店ごとにオリジナルを製作する場合もあるとのことでした。学校生活に不可欠な上履きは「不変の定番」と思っていましたが、気付かぬ部分で違いがあることに驚きました。つくりてとして必要な生産量と品質基準をクリアしながら、また学校や販売店のニーズも汲み取りながら、今のラインナップが生まれているのではないかと思います。
定番とは、つくりてとつかいての”対話”であり、対話を通して更新し続けてきたものが”今”の定番と言えます。そうした今の定番から、これまでの文脈とこれからの風景を覗き込むことを試みています。
【ムーンスターの選び方①】 選んだ理由を聞いてみる
店頭インタビュー!どんなポイントに惹かれたの?
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【ムーンスターの選び方②】 似た靴の”違う”話
見た目は似てても全然違う?足に合う靴選びのものさしに
コラムを読む
うなDIGTIONARY「地域に根ざしたゴム靴メーカー」
九州では、学校の指定靴や上履きなどで馴染みのある方も多いムーンスター。うなぎの寝床でも定番として扱わせていただいており、ムーンスターはスニーカーを中心にゆるぎない品質の靴を真摯に作り続けている職人集団だと思います。そんなムーンスターとはいったいどんな会社なのか、改めてご紹介できればと思います。
ムーンスター2024 / 150年目の定番
うなぎの寝床 旧寺崎邸
日程 | 2024年4/26(金)〜5/6(月) |
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店休日 | 火、水(祝日営業) |
営業 | 11:00〜17:00 |
住所 | 福岡県八女市本町327 (会場アクセス) |
電話 | 0943-24-8021 |
駐車場 | 10台 |
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