【店頭特集】 “acoya” pop up Exhibition 2022 

会期
2022.12.9 (金) 〜2022.12.25 (日)

うなぎの寝床 旧寺崎邸 2F

日程
12/9 - 12/25
店休日
火、水(祝日営業)
営業
11:00〜17:00
住所
福岡県八女市本町327
電話
0943-24-8021
駐車場
10台

【店頭特集】 “acoya” pop up Exhibition 2022 

海の美しさ、豊かさ 一つ一つの生命の物語とともに身につける

あまり知られていないと思いますが、あこや真珠はあこや貝の「母貝」と「ピース貝」、2枚の貝の死によって生みだされます。母貝の子宮に、核となる珠が移植され、それにカルシウムや有機質が薄皮のように何層も巻きついて、あの光沢のある真珠層が形成されて真珠になります。天然真珠が生まれるのは、たまたま貝の体内に小石や虫などの異物が侵入した時に、外套膜(がいとうまく)が一緒に入り込み真珠層が巻いて生まれる現象で、それを人工的に施して行うのが養殖真珠です。

あこや真珠が育つ大村湾は、長崎県の中央に位置し国内でも珍しい閉じられた海域で、潮流が穏やかで波が静かに打ち寄せる様から琴の海と呼ばれています。四方をほぼ陸に囲まれており、外からの影響が少なく独自の自然環境と生態系が息づいています。また、大村湾地域には山や川もあり、お茶や柑橘類などの農産物の生産、畜産も盛んな土地であり、その自然環境とともに豊かな海が育まれています。その大村湾で真珠の養殖を営んでいる松田真珠の松田さんが育てたあこや真珠を、C&の大地さんが”acoya”ジュエリーにしています。

自然環境と2つの貝の命と死、それらの生まれ変わりが真珠とも言えます。大地さんは、あこや真珠に生命と女性性のようなものを見出し、それらを作品に投影して、長崎・大村湾のあこや真珠と人々の歴史、神話、海の環境のことを物語として伝えようとしています。一つ一つのあこや貝から生み出された真珠の色や凹凸のある形を愛で、その個性に寄り添い、一つ一つの命の物語とともに身につけてほしい。そういう想いを感じ取れるジュエリーです。海の美しさや豊かさ、生命そのままのジュエリー “acoya”をぜひご覧ください。

 

【特集詳細】

“acoya” pop up Exhibition 2022
生命の美を愛でるジュエリー “acoya”

会期 : 2022/12/9(金) 〜 12/25(日) *12/9-11は大地さん在店
時間 : 11:00 〜 17:00
場所 : 旧寺崎邸 2F
住所 : 福岡県八女市本町327
展示・販売 : acoyaジュエリー(ネックレス、ブレスレット、ピアスなど)、To the Sea(器、和菓子など 9-11日限定)

*店頭ではonline storeに掲載されていない作品も展示・販売します。


【特別企画】 acoya お話し会

”痛切な生命の優しさ_1300年の歴史を持つ琴の海(大村湾、長崎)のあこや真珠”

話し手 :大地 千登勢
日時   :12/10(土)14:00 ~ (60分程度) 参加費・申込み不要
*会場が狭いので、混雑状況により人数制限をさせていただく場合があります。

羽根が生えた真珠から見える景色
ありのままの美しさを愛でる

日本のあこや真珠の代表的な産地は、三重県の伊勢志摩、愛媛県の宇和島、そして長崎県の大村湾や壱岐・対馬です。真珠を育てるのに適した穏やかな海、水のきれいさ、水温の条件などがそろっている場所でないと、あの輝きのある美しい真珠が育たないそうです。珠を出す浜上げは12月の寒い時期に行われるのですが、この時期の水温が発色に関係があるとのこと。一般的に良いとされる真珠の価値として、形・巻き(真珠層の厚さ)・テリ(輝き)・キズ・色・サイズの6つの要素で鑑定されます。あこや貝の養殖は4・5月頃に核をいれて、その年の年末から翌年始頃までの約半年間育てるものと、翌年12月頃までの約1年半の養殖期間とる真珠があります。長い養殖期間を経たものは真珠層がその分ぶ厚く巻き、耐久性も増す良い面もありますが、真珠層を多く巻くためにムラが出やすく真円で無くなったり、途中で貝が砂粒や微細な不純物を巻き込み傷などになる事もあります。また、長い養殖期間による”あこや貝”が死んでしまうリスクもある難しい養殖です。そういう養殖期間を経て育てられた中には、花珠(はなだま)と呼ばれる6要素全てに高い評価を得た真珠があり、育てるのが難しく、ごく稀にしかない希少なものなので高価値なものとされています。またケシパールと呼ばれる、たまたま貝の体内に小石や虫などの異物が侵入しそれに真珠層が巻いてできた天然の真珠も希少なものです。このような真珠がある一方で、まるで羽が生えたような突起がある真珠、色のムラやエクボのような凹みがあるものなど同じ時を経て育てられた真珠が浜上げされます。自然、人、貝、様々な命が関わりながら育んだ真珠のありのままの姿が現れます。

私にとっての美しい、あなたにとっての美しい

長年の真珠養殖の積み重ねにより、高価値な基準がはっきり形作られているということは、当然その価値のランクから外れてしまうあこや真珠が出てきます。しかし、それらも同じ期間を経て母貝で育てられ、人や環境との関わりから生み出された真珠であることには変わりありません。大地さんのプロジェクト”acoya”は、一方で日の目を浴びないランク外にある真珠たちにも価値を見出し、その真珠を使ったジュエリーだからこそ見えてくる景色を作品に落とし込んでいます。大村湾の真珠と松田さん、養殖の事、自然環境、1300年前からの歴史など、通常の流通の先にある宝石店では見えない側面を感じさせてくれます。
基準がなく不安定であるからこそ、真似のできない価値が結実してacoyaとして現れているのではないかと。自然と付き合うとはそういうもので、換えが効かない価値がそこにあると示してくれているようです。

普段周りにある様々な物事を見渡してみても、基準があることで浮かび上がる美と、その枠に嵌まらない美が存在しているように思います。誰かが決めた価値と自分が感じる価値。そのどちらも楽しめると、すでに知っている景色も違ったものに見えてくる気がします。それには何かキッカケが必要なのだと思います。

この “acoya” pop up Exhibitionをキッカケに、自分の知らない真珠の姿に出会った時、美しいと思うのか思わないか。それは自分にとって価値があるのか、ないのか。acoyaを通して、自分の中の美にも触れてみてほしいと思います。

acoya online store商品一覧はこちら

店頭ではonline storeに掲載されていない作品も展示・販売します。

 

もうひとつの海のプロジェクト ”To the Sea”

さらに、大地さんが長崎県平戸の海をテーマに展開しているプロジェクト”To the Sea”の器やお菓子なども一部限定販売します。
約1300年前、異文化のの入り口であった九州の平戸島の最南端。その後数百年後オランダと平戸の交流がはじまり、未知のものを沢山運んで来ました。お菓子はその中のひとつです。大地さんが平戸の高島で海藻、鮑、ウニ、貝類を収穫し生活をしている女性の方々に出会ったことからこのプロジェクトが始まりました。古代から変わらぬ女性と海の関係が息づく島が舞台です。高島平戸の海藻、平戸黒松、夏香など新鮮な素材を生かし、オランダのクリエーター、大地さんのデザインで作られた琥珀糖、あこや貝の菓子、あこや真珠の海をテーマにしたガラス器などが並びます。 これらの菓子は平戸で260年続く熊屋さんが作り、吹きガラスは長崎瑠璃庵さんによるものです。


“acoya”、”To the Sea” ともに大地さんが2つの海に触れて湧き上がった、海を通して見えてくる物語です。
ぜひご来場ください。

 

▽過去のacoya 関連記事
C& acoya ジュエリー 取扱いはじめました。@OHAKO

【店頭特集】 “acoya” pop up Exhibition 2022

うなぎの寝床 旧寺崎邸 2F

日程12/9 - 12/25
店休日火、水(祝日営業)
営業11:00〜17:00
住所福岡県八女市本町327 (会場アクセス
電話0943-24-8021
駐車場10台
販売 acoyaジュエリー、器、菓子など

○ C& 大地さんは最初の3日間は在店予定です。
○ acoya お話し会 
”痛切な生命の優しさ_1300年の歴史を持つ琴の海(大村湾、長崎)のあこや真珠"
話し手:大地 千登勢
日 時:12月10日(土)14:00 ~ (60分程度) 参加費・申込み不要 
*会場が狭いので、混雑状況により人数制限をさせていただく場合があります。

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