【店頭特集】 木のお椀をカスタムオーダー「オンリー椀」受注会

会期
2023.1.13 (金) 〜2023.1.23 (月)

うなぎの寝床 旧寺崎邸

日程
1/13 - 23
店休日
火、水(祝日営業)
営業
11:00〜17:00
住所
福岡県八女市本町327
電話
0943-24-8021
駐車場
10台

【店頭特集】 木のお椀をカスタムオーダー「オンリー椀」受注会

形と仕上げを自分で選ぶ「オンリー椀」受注会
3年ぶりに開催!1月13日(金)より旧寺崎邸にて

漆器の産地である福井県鯖江市にて、丸物木地師として活動する「ろくろ舎」の酒井さん。その「ろくろ舎」が3年ぶりに八女にやってきます。漆器(木のお椀)は、軽い、熱くなりすぎない、冷めにくい、落としても割れにくいなど、実は使い勝手の良い器です。この「オンリー椀」は、好きな形・仕上げを選び、自分だけのお椀をカスタムオーダー頂ける受注会です(お椀のほかに、箸2種のカスタムオーダーもあります)。
また、会場では同時にオンリー椀以外の、汁椀、飯椀、うどん椀なども販売します。

1月22日(日)、23日(月)は、伝統的な丸物木地師としての技術を継承する代表の酒井さんが在店いたしますので、ぜひこの機会にろくろ舎の取り組みや製品への思いなど、直接お聞きいただければと思います。

 

あなたもつくりてに。木地師とつくるオンリー椀

当然ながら漆器の素材となる木は一つ一つ違います。木目の表情、色、割れ、節のあとなど、削り出さないと中身がどうなっているかわかりません。まず山から切り出された丸太を製材し、荒型にしていく作業があります。木は水分を含んでいて一気に作業を進めることができないので、合間合間に乾燥させながら木地の状態を見ながら時間をかけてその作業が進められます。その工程を経てようやく荒型と呼ばれる大まかな椀の形に削り出された原型が酒井さんの元に届きます。荒型から椀の形に削り出し、塗りなどの専門の職人と連携しながら仕上げを施して完成させます。この「オンリー椀」は、その荒型の木地を選ぶところから始まります。出来合いの既製品の漆器ではみえない漆器作りの工程、自然のものと向き合う木地師の仕事の一部に触れられる受注会です。

少し話は変わりますが、唐津焼の陶芸をしている方に聞いた話で「作り手八分、使い手二分」という言葉があるそうです。使い手にもその焼き物の完成が委ねられていて、その余白がある物だと。使い方によって景色が変わる(器の表情が変化する)陶器ならではの表現だと思います。漆器を重ねてみると、同じように日常に使ってこそのもので、日々使うことでより漆の艶や透明感が増していくので、出来立ての店頭にある時が完成ではなく、持ち帰ってから少しずつ完成に近づきます。

この「オンリー椀」受注会では、普段は関われない形になる前の「作り手八分」に食い込んで、あなたも木地師のつもりで木地と仕上げと使う場面を想像しながら、頭を悩ませつつもズバッと決めて、具現化する酒井さんとともに長く付き合う漆器を作ってみませんか。きっとその器を使う日々は、より美味しく楽しいものになるはずです!

 

○ 開催概要

会期 : 2023/1/13(金) 〜 1/23(月) ※22-23日途中まで ろくろ舎 酒井さん在店
時間 : 11:00 〜 17:00
場所 : 旧寺崎邸 2F
住所 : 福岡県八女市本町327
展示・販売 : オンリー椀受注、うどん椀、定番のBASEシリーズ 飯椀・汁椀、お盆など

ろくろ舎の商品一覧はこちら

 

○ オーダー概要

1:形、仕上げをカスタムオーダー
2:後日お手元に届きます。

お椀5種、箸2種の形、7種の塗り、3種の蒔絵からカスタムメイドできます。

 

【形】 椀5型、箸2型

キホン :まさにお椀ってこういう形だよなという王道な形です。汁物、ご飯なんでも合います。
ハゾリ :唇の形に添わせて縁を反らせた椀形。汁を飲むのに適した形です。
ヒョウタン :元々、お吸い物などを出す小さな蓋つき椀を元に作った形です。湯呑みにしたり、お子さん用の器としても使いやすそうです。
ドンブリ :その昔輪島合鹿地方で作られていた雑器である合鹿椀を現代的にサイズダウンして作ったものです。汁物をたっぷり入れり、丼としても使えるサイズです。
ツボミ :テッパチ形という元々お坊さんが托鉢で使われる鉢をイメージして作った形です。高台がないため、和食洋食問わず使えます。

 

【塗り】 7種類

クリア塗装 :クリアのウレタン仕上げです。
拭き漆(生漆・黒漆) :下地を作らず漆を擦り込んで拭きとってを4.5回繰り返して仕上げます。
目はじき :拭き漆の拭き取りを行わず塗り重ねた仕上げです。
真塗り(朱漆・黒漆) :布を被せて下地を作り、漆を塗り重ねた仕上げです。
 :朱色で中塗りした上から半透明の黒色で上塗りをすることで、透漆を通して赤色が透けて見える仕上げです。

【オプション/蒔絵】 3種類

鰻、笹、蝶
*真塗りのみの受付

蝶 /「成就」/ 蛹、蝶へと成長し、大空には羽ばたく ことから成就(恋愛・合格など)を表したモチーフ。
鰻 /「繁盛」 / うなぎのぼりと言われるように 商売繁盛を表したモチーフ。
笹 / 「生命」 / 新芽がどんどん生えて成長し、多く繁ることから 子孫繁栄を表したモチーフ。

【価格】

椀:¥8,000~¥23,000
箸:¥3,000~¥5,000

【納期】

クリア塗装、拭き漆 → 5ヶ月程度
真塗り → 10ヶ月程度

○ ろくろ舎について

福井県鯖江市は現在では工業用漆器の一大産地として知られる土地です。この土地でろくろ舎は、伝統的な丸物木地師としての技術を継承しながら、「価値の再定義」をコンセプトに、お椀を始め、間伐材をくりぬいた植木鉢やアクセサリー、アート的要素の強いオブジェなど製法にこだわることなくプロダクトを製作しています。北海道から福井に移住して、海外を旅行したり、企業に就職したり、パン屋さんになったり多様な経歴のある代表の酒井さん。ずっと職人だった訳ではない酒井さんならではの視点で、丸物木地師を捉えています。漆器業界の分業制の一部でお椀を量産していくのではなく、木地師の視点からデザインして形にしたBASEシリーズのお椀を展開したり、また自分だけのお椀がオーダーできるオンリーワンという仕組みを全国各地で開催したりと丸物木地師としての在り方を模索して持続可能な仕組みを作ろうと活動されています。

 

○ 越前漆器の町

福井県鯖江市は、越前漆器と呼ばれる1500年以上の歴史を持つ漆器の製造が盛んな場所です。分業制で成り立つ漆器作りは、木地師・下地師・上塗り師・蒔絵、沈金師、それぞれ専門の職人さんがいます。その中で木地師は大きく分けて、轆轤(ろくろ)で丸く挽く「丸物」と重箱のように板と板をつなぐ「角物」に分かれます。酒井さんは轆轤を用いて椀や盆などの用途を与える丸物木地師の仕事を受け継いでいます。

 

【店頭特集】 ろくろ舎「オンリー椀」受注会

うなぎの寝床 旧寺崎邸

日程1/13 - 23
店休日火、水(祝日営業)
営業11:00〜17:00
住所福岡県八女市本町327 (会場アクセス
電話0943-24-8021
駐車場10台
展示・販売 オンリー椀受注、うどん椀、定番のBASEシリーズ 飯椀・汁椀、お盆など

1/22(日),23(月)はろくろ舎 酒井さん在店予定

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