【地域文化って何だろう?研究会】第二回 / ゴムのあるネイティブスケープ展
「あれもゴム、これもゴム、それはゴム?」
うなぎの寝床は、ゴムについて考えています。
ゴムと聞いてまずはじめに頭に浮かんでくるものは何ですか?
少し考えてみただけでも、車のタイヤ、ゴム長靴、ゴム手袋、輪ゴム、消しゴム、ゴムベラと、身近なところに色んな生活必需品があります。
では「ゴム」と「地域」が密接にかかわっている場所と聞いて、どんな所を思い浮かべますか?
天然ゴムの生産高世界上位なのは、タイやインドネシアですが、 国内にはゴム産業にかかわる企業が多く、「ゴムのまち」と言われている久留米もあります。
第二回目となる研究会(本企画展)では、スニーカーや運動靴を製造するメーカー「ムーンスター」をはじめとするゴム製造会社とゴムのまち「久留米」の関係性を軸として、「ゴム」のある「Nativescape(ネイティブスケープ=地域固有の文化と物語を重んじながら、未来へとつないでいく人々がいる風景)」を研究します。
ゴム産業の歴史やゴムの機能性の移り変わり、久留米で暮らす人々の暮らしの中で、ゴム製品がどのように地域に根差していったのかを考えていきましょう。
◯Nativescape(ネイティブスケープ)とは
「ネイティブ(その土地固有の)」と「ランドスケープ(風景)」を足した造語。うなぎの寝床では、地域固有の文化と物語(ネイティブ)を重んじながら、未来へとつないでいく人々がいる風景(ランドスケープ)をネイティブスケープと定義しました。
■「地域文化って何だろう?研究会」とは?
うなぎの寝床では、地域文化を以下のように定義したいと考えています。
地域:ある一定の土地の範囲
文化:人と自然(土地)が関わり合い生まれ、育まれてきた固有の習慣や環境
地域文化というのは、明確に「これが文化なのだ!」と定義することは難しいですが、 この曖昧性こそ、地域独自の固有な風景を成していると考えています。私たち、うなぎの寝床も「地域文化って何だろう?」という問いに明確な答えを持ち合わせてはいません。
「地域文化って何だろう?」というテーマで1年間研究し、 毎月考える視点や切り口を変えうなぎの寝床が定義する「地域文化」について、「もの」や「こと」を通して、興味をお持ちいただいたすべての方々と共に、見て・考えて・触れながら研究していける場にしていきます。
開催情報
うなぎの寝床 ららぽーと福岡店
日程 | 5月25日(水)~6月6日(月) |
---|---|
営業時間 | 10:00~21:00 |
定休日 | 施設休業日に準ずる |
住所 | 福岡県福岡市博多区那珂6-23-1 1階 |
電話 | 092-586-7860 |
うなぎの寝床 旧寺崎邸
日程 | 6月11日(土)~6月27日(月) |
---|---|
営業時間 | 11:00〜17:00 |
定休日 | 火曜・水曜(祝日は営業) |
住所 | 福岡県八女市本町327 |
電話 | 0943-24-8021 |
その他の最新のイベント

2022年新企画展「地域文化って何だろう?研究会」/ プロローグ「九州ってどんなところ?」展
【第一回】プロローグ:九州ってどんなところ?展 「地域文化」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか? 歴史ある街並み、自然が豊かな風景、郷土料理、季節毎に開催される地域…

【企画展】 上野焼 掛花展示会 / Blumo × うなぎの寝床
「上野焼掛花展示会」の開催をお知らせします。 福岡県福智町の上野焼(あがのやき)協同組合、福岡市那の川を拠点にオリジナルやヴィンテージの花器を提案するショップBlumo、…

【企画展】 てんてん / tamaki niime × うなぎの寝床
tamaki niimeが考えるものづくり、これからの活動はなんだろう? 播州織の産地、兵庫県西脇市を拠点にShopとLabを構えるtamaki niime。 糸の染色、織…

【うなぎBOOKS】『本屋さんあつまる。~春~』in 渋谷パルコ
うなぎBOOKSでのお買い物を渋谷で体感! 2021年9月にオープンした、うなぎの寝床が運営する街本屋、うなぎBOOKSの本間です。オープンして4カ月、たくさんの方に足を運ん…