【熊本つくりて特集】熊本の土地と、つくりてと。(後編)

熊本で、つくる人たち、つづき。

熊本には、土地に根を張り、ものをつくり続けている人たちがいます。
うなぎの寝床では、これまで熊本のさまざまなつくりてと出会い、その土地に受け継がれてきた素材や技術、日々の暮らしの中から生まれるものを紹介してきました。

これまで出会ってきた「熊本のつくりてさんたち」。その仕事やものづくり、そこに込められた思いを、うなぎの寝床なりの解釈や見立てで、これまで蓄積してきた情報の中から改めて編集し、ご紹介します。

今回はその後編です。前編では、郷土玩具や衣服をつくるつくりてさんを中心にご紹介しました。後編では、前編で紹介しきれなかったつくりてさんにフォーカスし、それぞれの仕事やものづくりに込められた思いをご紹介します。地域に根づくものづくりを通して、熊本という土地や、つくりての魅力を改めて感じていただければと思います。

これからも熊本だけではなく、九州各地で土地に根を張り、ものをつくり続けるつくりてのみなさまに目を向け、その仕事やものづくりの背景を、少しずつお伝えしていければと思います。

 

熊本のつくりて 一覧

 

 

熊本のつくりてさんたち

ふもと窯(熊本県・荒尾市)

熊本で約400年続く「小代焼」を受け継ぐ「小代焼 ふもと窯」。1968年に井上泰秋さんが開窯し、現在は2代目の井上尚之さんを中心に作陶しています。窯の近くで採れる土や藁、木、石などを材料に、ろくろや型で成形し、登り窯で焼成。小代焼の伝統的な技法を生かしながら、土地に根ざした、日常の暮らしになじむ器をつくり続けています。

ふもと窯・つくりて紹介

 

フラミンゴ(熊本県・宇城市)

熊本県で1967年に創業し、国産帽子をつくり続ける「フラミンゴ」。ベレー帽の生産力は国内随一で、羊毛糸の編み立てから染色、成形、縫製、検品まで自社で一貫して行っています。阿蘇山系の地下水を使った染色や、厳選した素材、高い縫製技術を生かして帽子を製造。自衛隊や幼稚園などの帽子も手がけています。受け継いできた技術を大切にしながら、時代に合わせたものづくりを続けています。

フラミンゴ・つくりて紹介

 

まゆみ窯(熊本県・和水町)

熊本県玉名郡和水町で作陶する「まゆみ窯」。小代焼ふもと窯で10年間修行した眞弓亮司さんが、妻の澄子さんとともに開窯しました。周辺の農家からもらう藁や薪ストーブの灰などを釉薬に使い、ろくろの技術を生かして器を制作。伝統を受け継ぎながらも、釉薬の配合や形に試行錯誤を重ね、料理を引き立てる使いやすい器をつくり続けています。

まゆみ窯・つくりて紹介

 

瑞穂窯(熊本県・荒尾市)

熊本県北部で約400年続く小代焼を受け継ぐ「瑞穂窯」。1973年に福田豊水さんが開窯し、現在は2代目の福田るいさんが作陶しています。小代焼の伝統である灰釉をベースに、藁や籾など釉薬の材料にもこだわり、昔ながらの技法を大切にしています。伝統を生かしながら、独自の「藍釉」や印花、鎬などを取り入れ、現代の暮らしになじむ器をつくり続けています。

瑞穂窯・つくりて紹介

 

山鹿灯籠振興会(熊本県・山鹿市)

熊本県山鹿市で室町時代頃からつくられてきた和紙工芸品「山鹿灯籠」。紙と少量の糊だけで立体的な形を組み上げる、灯籠師の高度な技術が特徴です。神事の奉納品や献上品として発展し、現在も毎年夏の「山鹿灯籠まつり」で大宮神社に奉納されています。伝統を受け継ぎながら、モビールやアロマディフューザーなど、現代の暮らしに取り入れられるものづくりにも取り組んでいます。

山鹿灯籠振興会・つくりて紹介

 

ヤマチク(熊本県・南関町)

熊本県南関町を拠点に、1963年の創業以来「竹」を活かしたものづくりを続ける「ヤマチク」。竹の建築資材から竹箸の製造へと転換し、現在は竹箸の材料づくりから製造まで一貫して行っています。手作業と機械加工を組み合わせ、高い品質と安定した生産を実現。竹の切り出しから製造まで、竹に関わる仕事を持続可能なものにすることにも取り組んでいます。

ヤマチク・つくりて紹介

 

熊本のつくりて 一覧

 

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