【もんぺ巡業・出張 現地レポート:日々新た編】もんぺを求めてたどり着いた、足袋蔵の空間

「もんぺ巡業」や「もんぺ出張」では、自分たち自身が各地に足を運び、直接もんぺを届け、これまで見聞きしたり、学んだりしてきたことを私たちの言葉で伝えていきたいと考えています。オンラインで情報を得たり、買いものできたりする時代ではありますが、画面の上だけでは伝えきれないことも、まだまだたくさんあります。各地でお客様や現地の方と顔を合わせることで感じたこと、知れたことを記していきます。

地域文化を伝え続ける、お二人がいる場所

埼玉県行田市。かつての足袋産業を支えた蔵が立ち並び、県内で唯一日本遺産に認定される足袋蔵のひとつに日々新たはあります。 

日々新たに隣接する足袋とくらしの博物館もかつての足袋工場の建物で、現在も工場の面影はそのままに、土日限定で展示物や足袋職人さんによる実演を見学することができます。在店中も、足袋職人さんの声や作業されている空気感を感じながら二日間を過ごしました。 

開店前。店主の石川さんがひょっこり顔を出し、通りを歩かれている方と楽しくお話しされていました。常連さんのようです。「もんぺイベント、のちほど伺うからね~!」と温かいお言葉。この後、日間通じて改めて感じることになるのですが、日々新たに来られる皆さんは、店主お二人の人柄に引き寄せられた方たちなのだと、感じるのでした。

素敵な店主のお二人。うなぎの寝床が大切にしている地域文化の捉え方や、
ものづくりに向き合う姿勢に深く共感してくださっている大切な仲間です。右下は出張スタッフ 

 

二日間共に、オープンしてから続々とお客様来られて、あっという間に店内はいっぱいに。皆さま、和気あいあいとお話しされながら、思い思いのもんぺを手にとられていきます。 

日々新たでは普段からもんぺを販売しています。行田周辺にお住まいの皆さんは、すでにもんぺをご存じの方も多く、皆さん口を揃えて仰っていたのは、「日々新たの取り揃える商品は間違いないから安心して選べる」と。店主が地域文化を紐解いて丁寧にお伝えされている結果が身を結んでいるのだと感じました。 

 

お気に入りのもう一本に出会うために 

在店中、特に印象的だったのは、もんぺを求めて訪れるお客様の行動範囲の広さです。行田めがけて一時間以上車を走らせてきた方や、二時間かけて電車を乗り継いで来られた方なども。 

「以前ほかのお店で買ったもんぺが良くて、もう一本買い足しのために来ました」 

「関東でもんぺを直接買うことができるせっかくの機会なので」 

そんな言葉とともに、お気に入りのもんぺを穿いて近隣各地から足を運んでくださる方が何組もいらっしゃいました。 

久留米絣やもんぺそのものを目的に来られる方がいる。その事実はもちろん嬉しく、実際に穿いて暮らしの中で使ったからこそ、お気に入りのもう一本を探しに来てくださることに、地域文化の広がりを実感しました。

 

もんぺを通じて広がる、人と地域のつながり

地域文化やものづくりの魅力は、一朝一夕で伝わるものではありません。だからこそ、それぞれの土地で伝え続けてくれる仲間の存在が欠かせません。 

今回の出張では、行田に息づく足袋文化とともに、日々新たのお二人がお客様との間に育んできた、つながりの深さを感じることができました。そして、その輪の中にもんぺが加わり、新たな出会いが生まれていく様子も見ることができました。 

もんぺをきっかけに、人と人が交わり、地域と地域がつながる。そんな瞬間にこれからも各地で立ち会えることを楽しみにしています。 

 

アクロス福岡店 福島  

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