【旧丸林本家】 TUCHIMONO – 着る「土」 –
- 会期
- 2025.2.21 (金) 〜2025.3.9 (日)
うなぎの寝床 旧丸林本家 / UNADIG Gallary & Space
- 日程
- 2025年 2月21日(金)〜 3月9日(日)
- 店休日
- 火、水(祝日営業)
- 営業
- 11:00〜17:00
- 住所
- 福岡県八女市本町267
- 電話
- 0943-22-3699
- 駐車場
- 14台
【旧丸林本家】 TUCHIMONO – 着る「土」 –
「土」と接続するMONPE
やきものに使う「土」で染めたMONPEができました。1000年ほど続くやきもののまち、愛知県常滑市で活動する高橋孝治デザイン事務所(TUCHIMONO)とのコラボMONPEです。
「地面を掘っていたら、偶然に粘土の層を見つけて。これで何か作りたいな、と雨水のしみた土とにらめっこしながらアイデア出ししたのが始まりで」と話す高橋さん。
身の回りに、あたりまえに溢れる、忘れがちな存在「土」。 それを新鮮なまなざしで面白がる高橋さんの感覚に、こちらもワクワクさせられました。子どものころの泥あそびのように、もう一度「土」と接続するツールとして、MONPEを楽しめたらと思います。
会期中はコラボMONPEの先行発売と同時に、常滑の急須・器・砥石・食品など、やきもののまちの風景を感じてもらえるモノたちがズラリ。ワークショップやトークイベントも開催します。
やきもの、MONPEを横断しながら、改めて「土」とあそびましょう!
「TUCHIMONO」とは
無印良品のインハウスデザイナーを経験したのち、2015年から愛知県常滑市に拠点を移した高橋孝治デザイン事務所を中心に企画・運営するプロジェクトです。1000年ほど続く窯業のまち・常滑を拠点に、土を用いた新たなものづくりを模索。その一環で、やきものの土で染めた製品づくりやワークショップなどを手がけています。
商品ラインナップ(一部)
・Farmers’ MONPE TUCHIMONO(6色)
愛知県・常滑市を拠点に活動する「TUCHIMONO」とのコラボMONPE。実際にやきものづくりに使われる陶土や原土を使い、MONPEを染めていただきました。色ごとに土の種類が異なります。
※写真のMONPEは試作段階のサンプルです。実際のMONPEとタグや仕様が一部異なります。
常滑焼の急須の専門問屋・磯部商店が扱う北龍窯の急須です。常滑急須は、酸化鉄を多く含んだ土「朱泥」でつくられ、お茶のタンニンと反応し苦味が取れてまろやかなお茶が仕上がると言われています。 急須と蓋がぴったりと密着し、茶葉をしっかりと蒸らして美味しいお茶を淹れられます。
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窯業地愛知県常滑市で、土を基礎とし領域を超えてつながる集団。陶芸家や製陶所、砥石メーカーの親方、窯業に親密に関わる建築家とデザイナー、農家兼木工職人。土に関わるの6人のモノが並びます。
TOKONAME STORE / 山源陶苑(製陶所)
鯉江明(陶芸家)
キング砥石(砥石メーカー)
水野製陶園ラボ(タイル・レンガ)
風と土(さつまいも加工品)
pa°-pa°- / 高橋孝治(TUCHIMONO)
開催概要
TUCHIMONO – 着る「土」 –
2025年 2月21日(金)〜 3月9日(日)うなぎの寝床 旧丸林本家 / UNADIG Gallary & Space
店休日:火、水 (祝日営業)
営業 :11:00〜17:00
住所 :〒834-0031 福岡県八女市本町267
電話 :0943-22-3699
駐車場:あり
「土」と接続する、ワークショップ開催!(2/22・23)
❶ やきものの土で染めてみよう!
TUCHIMONOの高橋孝治さんと一緒に、MONPEと同じ知多木綿の生地を使ったあずま袋を染めます。6種類の土(色)から選び、原土を砕いてふるって細かな土をつくり、水を加えてドロドロの泥にして染めるまで、高橋さんのお話を伺いながら、土とリアルに触れ合います。
体験で染めるあずま袋は、ものを入れて風呂敷のように結んで使用し、中身に合わせて大きさを調整してお使いいただけます。薄手で軽く、サブバックとしても便利です。
日程:
2/22(土)13:00~15:00
2/23(日)10:30~12:30
定員:各回10名(先着予約制)
料金:3,000円(税込・知多木綿のあずま袋付き)
場所:うなぎの寝床 旧丸林本家
予約フォームはこちら
*注意事項
・汚れても問題ない服装、タオルをご準備ください。
・力がいる作業があります。小学生以下は保護者同伴で、一緒に制作してください。
・付き添いの方は定員に含まれません。
・写真はイメージです。実際の土(色)と異なる場合がございます。
❷ やきものの砥石で包丁を研いでみよう!
常滑の砥石メーカー・キング砥石の社長 渡辺敏郎さんをお招きし、砥石屋さんから包丁研ぎを教わります。
砥石には主に「天然」と「人造」の2種類があり、人造砥石が生まれたのは100年ほど前。キング砥石は約80年前に創業した、砥石メーカーのリーディングカンパニー的な存在です。その当時は商社経由でしか流通していなかったため、一般にはあまり知られていないですが、お使いの砥石も実はキング砥石かもしれません。
当日は、キング砥石のオリジナルブランド「10 Good(トーグット)」を使い、おうちの包丁を研ぎます。研ぎ方を身につけて、常に切れ味抜群で楽しく料理を!普段お使いの包丁をご持参ください。
日程:
2/23(日)11:00〜12:30
2/23(日)13:30〜15:00
定員:各回5名(予約先着順)
料金:3,000円(税込)
場所:うなぎの寝床 旧丸林本家
予約フォームはこちら
*注意事項
・普段お使いの包丁をご持参ください。包丁は厳重に梱包し、気をつけてお持ち込みください。
・汚れても問題ない服装、タオルをご準備ください。
・小学生以下の参加者は保護者同伴でご参加ください。
・付き添いの方は定員に含まれません。
❸ 包丁研ぎ、承ります!
2/22(土)はキング砥石社長 渡辺さんが、直々に実演でお客様の包丁をお研ぎします。お買い物の間にぜひ!
受付日時:2/22(土)13:00〜16:00(予約不要)
所要時間:15~20分 / 1本(目安)
料金 :1,000円(税込)〜 / 1本(目安)
場所 :うなぎの寝床 旧丸林本家
*注意事項
・刃渡り24cm以上は1,500円、大きな欠け・修正は+500円となります。
・パン切り包丁やセラミック包丁など、お受けできない包丁もございます。
・包丁は厳重に梱包し、気をつけてお持ち込みください。
Cultivate Talk(2/22)
地域であそぶ、その先に / 高橋孝治 × 白水高広
あそんだ先に、文化がうまれる、経済がうごく。
地域のものづくり、土着的な文化をどう未来へ繋いでいくのか?明確な答えがあるわけではないですが、それは「どう守るか」という視点ではなく、もう少し柔軟な姿勢が必要になっているような気がしています。
TUCHIMONOの高橋孝治さんは、無印良品のデザイナーを経験したのち、常滑に移住。窯業にまつわる様々なつくりてと出会い、現場ごとに考え抜かれた「土づくり」があることに気づきます。誰しもの足元にある、けれど見えていなかった物事や考えを楽しむ高橋さん。その視点からは、今までの文脈を汲みつつも、新たに根を張り、広がっていく文化を見せてくれるように思います。
自身の体験から、自らが面白がってあそぶこと。そこに地域にある物事がもう一度見直される糸口があるのではないでしょうか。
今回はイベントに際して高橋さんをお招きし、白水(うなぎの寝床 顧問)と一緒に、面白がったりあそんだりした、その先の気づきや発見について、みなさんと意見交換できたらと思います。
日時 :2/22(土) 17:00〜18:30(受付開始 16:30〜)
登壇 :高橋孝治(TUCHIMONO)/白水高広(うなぎの寝床 顧問)
定員 :20名(予約先着順)
参加費:500円(税込)*小学生以下無料
場所 :うなぎの寝床 旧丸林本家
予約フォームはこちら
やきもののまち、常滑
愛知県の南西部・知多半島に位置する常滑市は、中世から現在まで焼物生産が続き、日本六古窯(ろっこよう)にも数えられる有数の産地です。古くは壺・甕(かめ)などの大物づくりが盛んで、量産された壷や甕などは、海路を用いて運搬し、東北や九州といった全国各地へと供給されました。江戸後期には、煎茶の流行から急須づくりも活発化し、今でも急須専門の窯元や商社が数多く残っています。近代からは、上下水道整備のために作られた土管や、タイルなどの建築陶器、洗面器・便座などの衛生陶器も量産。時代に合わせて生活やインフラを支える様々な窯業が現在も続いています。
常滑市内を散策すると、土留壁(どりゅうへき)と呼ばれる独自の景観を見ることができます。これらは作為的なものではなく、古くからやきものとともに生活してきた当時の住民たちが、正規品にはならなかった甕や土管等の一部を坂道や崖などの土留めに再利用したものです。
TUCHIMONO - 着る「土」 -
うなぎの寝床 旧丸林本家 / UNADIG Gallary & Space
日程 | 2025年 2月21日(金)〜 3月9日(日) |
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店休日 | 火、水(祝日営業) |
営業 | 11:00〜17:00 |
住所 | 福岡県八女市本町267 (会場アクセス) |
電話 | 0943-22-3699 |
駐車場 | 14台 |
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