つくりてのイメージ
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はじめに

A Trading Company for Regilnal Cultures 地域文化商社として
対話を生みたい

地域文化とはなんでしょうか?私なりの文化の定義は「土地と人、人と人が関わりあい 生まれる現象の総体」です。よって地域文化というのは、ある一定の地域における文化と言えます。文明から取り残された地域資源と文化はどんどん消滅しています。地域の方々や産業、物と出会った時に「面白い!」と思えるものや「素晴らしい!」と感じることはたくさんあります。しかし、その情報や体感は潜在化しており、誰にも知られないまま「いいのにねぇ。」で終わってしまっていることが多くあります。私たちは、その潜在化した地域文化を、みなさんに知ってもらうために顕在化させることが大きな仕事だと考えています。

顕在化した文化は、残すべきか、淘汰されていくべきなのか?それは、これを目にした人・体感した人たちの判断であり、みんなで対話(ダイアログ)しながら決めていくべきことだと考えています。私たちは、お店やオンラインショップでものを通して地域文化を伝達してますが、この事業を通した生活者による「購買」「利用」というのは、地域文化と生活との交換と交流であり、ものを買うは、地域文化と貨幣(お金)を交換しているという意識を持ってもらえたらいいなと考えています。単純な消費でなく意識がともなった交換であってほしいなと思います。そして、その地域文化を纏った商品やサービスが現代生活において成立したら、地域文化は残って行くし、そうでなければ淘汰されていくでしょう。その判断はうなぎの寝床が決めることではなく、みなさんとしていくべきだと考えています。そして、もし自然淘汰されていくと決まった文化も、しっかり映像や道具、写真や音声としてアーカイブしていく努力はしようと思います。

地域文化が今後どうなっていくのか?みなさんがどう判断されるか?私たちはとても興味深く仕事をしています。みなさんと少しでも対話しながら考えていきたいと思います。

うなぎの寝床代表 白水高広
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創業者・顧問 白水 高広 Takahiro Shiramizu

1985年佐賀県小城市生まれ、大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。2009年8月厚生労働省の雇用創出事業「九州ちくご元気計画」に関わり2年半プロジェクトの主任推進員として動く。同事業は2011年グッドデザイン賞商工会議所会頭賞を受賞。その後2012年7月にアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げるとともに、現在まで地域文化商社として思考を続けている。

地域文化とは何か?ある一定地域における土地と人、人と人が交わり生まれる現象の総体

地域文化とは何か?
うなぎの寝床旧寺崎邸 NATIVESCAPE STORE
つくりてが独自につくったものを取り扱う店/風景をつなぐためのお店
うなぎの寝床旧丸林本家 UNA PRODUCTS
うなぎの寝床が解釈を加えてつくりてと生み出したもの/地域文化を伝えるうなぎオリジナル
OHAKO NATIVESCAPE PROJECT
アーティストやデザイナーと地域文化のコラボレーションプロジェクト/ギャラリー
UNAラボラトリーズ NATIVESCAPE EXPERIENCE
ツーリズム・出版・宿など、地域文化を体感できる環境をつくる
循環

地域文化商社として、土地性を紐解き
流通を担い、交流を生み、風景をつなぐ。

今まで地域商社という形態はありましたが、商業機能のみしか担っておらず、きちんと地域資源のリサーチや、深掘り、潜在的な地域文化を顕在化させる領域などやれていません。地域文化商社という形態は、まず歴史・土地性を紐解き、地域文化を担っている方々と対話し、もの(商品)が生まれる背景にある物語を掘り下げます。これが地域文化リサーチ部門と言えるでしょう。次に問屋として小売店へ商品を流通させたり、生活者に直接商品を届けるオンラインショップ・リアル店舗の運営を行います。これは経済をしっかり回し、生活や生業を持続させていくための要です。

最後に、今までは商社は商品を届けるだけだったのですが、地域文化をつなぐために、生活者や外の人間に地域にきてもらい、文化や人に触れて体感・交流してもらうツーリズムを行います。地域の人にとっても文化を次を考えるために外の思考が必要です。このように全体感を持ちながら文化と風景をつなぐ循環を生み出したいと思います。

うなぎの寝床の事業目的

「もの」と「ひと」を介した
本質的な地域文化の継承と収束
その在り方を思考し、
行動し続ける生態系をつくる

株式会社うなぎの寝床は、潜在化している本質的な地域文化を探求します。

そして「もの」と「ひと」を介してそれを解釈し直し、
地域文化の現代社会においての経済的・社会的な継続と活用方法をみつけます。
もしくは、幸せな収束方法を考えます。

そのために思考し行動できる生態系をつくり現代において更新し続ける会社です。

地域文化商社のコンセプト

地域文化商社のコンセプト
1地域文化を解釈し、
その現代活用の方法を探る
2文化を続けていく意思があれば(文化の担い手が)
私たちは活用方法を一緒に考える
3地域文化の魅力を現代社会へ変改し、
連続的な経済循環を生み出す
4地域文化に利益を
きちんと還元する仕組みを考え実践する

うなぎの寝床の「もの」の選定基準

「もの」の選定基準

ものを選ぶ基準として3つの要素があります。まず1点目にものがどういう土地でつくられているのか?その土地らしさが含まれているのか?という点。2点目にどういうつくりてが制作をおこなっているのか?という点。この2つの間に歴史・文化(個人から産業までの物語)があります。3点目にそのものが地域経済を回す可能性を持っているのか?という点。伝統工芸などは情緒的に語られることも多いですが、事業承継などの問題はほぼ経済の問題であり、それが現在から未来にかけて地域経済を回せる可能性があるか?という点が3点目です。

2と3の間に社会・現代生活(つくりての生活と経済)が存在しています。3の地域経済がうまく回すことができれば、1の土地特性を担保することができ、文化の継承がきちんとできます。

1-3まで全てを満たすことは難しくても、いずれかを満たしていること、この可能性があるものをうなぎの寝床では取扱をしています。

「つくりてのオリジナル」と「UNA PRODUCTS」について

1つくりてオリジナル地域文化を体現したもの

ある意味ナマモノであり、つくりてが試行錯誤しながら生まれた商品です。私たちはそれを上に示した選定基準によって選ばせていただいています。その中には土地の特性や歴史、または他地域や他のつくりてと違う特徴が備わっているいわば、地域文化の一旦です。

2UNA PRODUCTSうなぎが解釈してつくりてとつくったもの

長年つくりてとやりとりをしていたら「こういうものがあってもいいんではないか?」というものが芽生えてきます。UNA PRODUCTSは土地性や地域文化、素材、経済などの状況を解釈してうなぎの寝床がつくりてと共につくりあげた商品群です。

読み込み中…