CO-ON

CO-ON（コ・オン）は泉大津市立図書館内にあるコンセプトショップです。泉大津市の12の事業者が集結し「こころとからだの健康、産地の未来」をテーマに2021年にオープンしました。大阪の南部に位置する泉大津は江戸期から綿花栽培・木綿織物の産地として発展し、明治期に毛布が輸入されると日本で初めて毛布の製造に挑戦、戦後はニット産業が急速に発達するなど「あたたかさ」を支える技術が集積する繊維のまちです。CO-ONには長い歴史のなかで培ってきた技術、織る・染める・起毛する・仕上げ加工など分業生産される毛布をはじめ、素材、ニット、カーペットなど独自の技術をもつ事業者が参画しています。2025年には初のオリジナル商品として、産地の象徴であり日本の毛布の歴史である「赤ゲット」を現代的に再構築したウールブランケット「ボーダーゲート」を発売しました。技術を伝え、新しい商品を開発するプラットフォームとして、産地の原点と未来をつなぎ、泉大津だからこそできる取組を行っています。