副島硝子工業

手吹きガラス/佐賀県佐賀市

1903年創業の副島硝子工業は、肥前びーどろを100年以上作り続けています。肥前びーどろは以前は佐賀ガラスと呼ばれ、昭和に入り肥前びーどろの名前が定着しました。佐賀藩の10第藩主鍋島直正公が1852年に精煉方(理化学研究所)を設置し、当時では珍しいガラス窯が築かれ、主に化学実験のためのビーカーやフラスコを作っていました。その後、明治時代に入ってランプや食器を作るようになり、民間企業となった精煉所から独立し副島硝子工業が創業しました。肥前びーどろの代表的な技法として「ジャッパン吹き」があります。口のある製品を作るときに用いられる宙吹き技法の一つです。ジャッパン吹きは鉄の吹き竿の代わりに2本のガラス竿を扱って成形し、空気以外のものになるべく触れないように作られるため、ガラスの表面がより滑らかな肌合いに仕上がります。機械化という時代の流れの中で、副島硝子工業は日本で唯一江戸末期から続く技術を今も守り続けています。

■ 歴史 : 近代化の先駆的役割を果たした佐賀藩の理化学研究所がルーツ

副島硝子工業のルーツは、江戸末期に佐賀藩が近代化を進めるための理化学研究の拠点とした「精煉方(せいれんがた)」にあります。佐賀藩は、1642年に3代目将軍・徳川家光から唯一の貿易の拠点だった長崎の警備という重要な任務を命じられ、代々守り続けていました。19世紀に入り、欧米列強のアジア進出と植民地化に危機感を抱いた佐賀藩の第十代藩主・鍋島直正公は、いち早く西洋技術を取り入れて軍備の近代化を試み、1852年には日本で初めて鉄製大砲の鋳造に成功。同年11月には、技術研究・開発拠点として精煉方を設置し、全国から優秀な技術者が集められました。薬剤・火薬などの試験で使うガラスを製造するため、精煉方にはガラス窯が設けられ、硝子製造技術が発展したのです。こうした技術と軍備の増強により、佐賀藩は明治維新の先駆的役割を果たしました。

■ 素材・技術 : 国内唯一となった伝統技法、ジャッパン吹き

副島硝子工業では、ほとんどの製品が「宙吹き(ちゅうぶき)技法」で作られています。宙吹き技法とは、型を使わずに吹き竿とよばれる金属管から高温に熱せられたガラスに息を吹き込み、空中で回転させながら成形する伝統的な技法です。中でも、宙吹きの技法の一つである「ジャッパン吹き」は、副島硝子工業が国内で唯一続ける難易度の高い伝統技法。金属管の吹き竿ではなく、ガラス製の吹き竿を2本同時に使用し、息を吹き込みながら複雑な形に成形します。ガラス作りの工程ですが、まず色などを調合したガラス粉を高温の窯で熱し、水飴のように溶解させて竿に絡め取ります。その後、「リンがけ」という工程で表面の凹凸を滑らかにしてから、宙吹きやジャッパン吹きで成形。最後にハサミで余分な箇所を切り取ると完成です。青や赤の鮮やかな色付けや虹色シリーズなど、現代のニーズに合わせて進化しながら伝統のものづくりを続けています。

佐賀県のつくりて 全27社

佐賀県神埼市

尾崎人形保存会

郷土玩具
尾崎人形保存会 尾崎人形保存会

尾崎人形は佐賀県神埼市神埼町尾崎西分地区に伝わる素焼きの人形です。県内の陶磁器の中で最も古く言い伝えによれば、鎌倉時代中期、蒙古(モンゴル帝国)が襲来した元寇の…

佐賀県唐津市

陶ぼう空 府川和泉

唐津焼窯元
陶ぼう空 府川和泉 陶ぼう空 府川和泉

佐賀県唐津市七山で作陶をする府川和泉さんは1963年富山県生まれ。女子美術短期大学絵画教室で油絵を学びました。唐津焼に魅せられ、会社勤めを経たのち26歳で唐津市…

佐賀県鹿島市

のごみ人形工房

郷土玩具
のごみ人形工房 のごみ人形工房

のごみ人形は、佐賀県鹿島市で作られている郷土人形です。1945年、戦後の荒みがちな世の中を明るく楽しいものにという想いから、染色家の鈴田照次さんが作り始めます。…

佐賀県神埼市

中村

木材総合メーカー
中村 中村

株式会社中村は1955年に、家具のまち福岡県大川市で木材販売会社として事業を開始します。その後化粧合板製造に着手し、株式会社中村ツキ板として法人化。1994年に…

佐賀県有田町

JICON

有田焼窯元
JICON JICON

今村製陶の「JICON 磁今」は、陶悦窯13代目今村博氏の次男、今村肇さんが2012年に立ち上げたブランドです。今村家は三川内焼の窯元で平戸藩の御用窯として代々…

佐賀県嬉野市

副千製陶所

肥前吉田焼窯元
副千製陶所 副千製陶所

肥前吉田焼の産地佐賀県嬉野市吉田地区では江戸時代より藩主による陶磁器産業の奨励のもと、日用雑器を中心とした磁器が盛んに焼かれました。副千製陶所は本家である副正製…

佐賀県佐賀市

飛鳥工房

諸富家具
飛鳥工房 飛鳥工房

佐賀県佐賀市諸富町にて、1986年から子供向けのおもちゃを製造している飛鳥工房。創業当初は家具の取っ手やつまみを作る加飾メーカーでしたが、娘さんが生まれたのを機…

佐賀県西川登町

江口人形店

郷土玩具
江口人形店 江口人形店

佐賀県武雄市弓野地区は古くから窯業が盛んで、弓野焼や弓野人形などの焼物が作られていました。弓野人形は、博多人形師によって誕生します。人形師の原田亀次郎が博多人形…

佐賀県みやき町

ロイス

石鹸メーカー
ロイス ロイス

株式会社ロイスは「真空加圧製法」という独自の製法で石鹸を製造するメーカーです。この製法は従来の釜炊き製法や機械練り製法とは全く異なり、石鹸を90tの圧力で固めて…

佐賀県佐賀市

副島硝子工業

手吹きガラス
副島硝子工業 副島硝子工業

1903年創業の副島硝子工業は、肥前びーどろを100年以上作り続けています。肥前びーどろは以前は佐賀ガラスと呼ばれ、昭和に入り肥前びーどろの名前が定着しました。…

佐賀県武雄市

へちまや群生舎

へちま農家
へちまや群生舎 へちまや群生舎

へちまや群生舎を営む相良さんのへちま畑は佐賀県武雄市にあります。武雄市は自然豊かな山があり、清らかな水が流れ、ホタルの里としても知られています。その地で完全無農…

佐賀県西松浦郡

ヤマト陶磁器

有田焼商社
ヤマト陶磁器 ヤマト陶磁器

ヤマト陶磁器株式会社は1920年創業。有田焼を中心に肥前地区の焼物を企画販売しています。400年の歴史がある有田焼は江戸時代に佐賀県有田で生まれ、窯元が長年培っ…

佐賀県有田町
有田焼ブランド

2016/Kueng Caputo

「2016/」は有田焼が誕生して400年の節目に、多様なデザイナー達が有田焼を再解釈し、窯元と共に新しい有田焼を生み出すプロジェクトです。有田町の錦右エ門窯は創…

Flower Vase S
佐賀県有田町
有田焼ブランド

2016/Kirstie van Noort

「2016/」は有田焼が誕生して400年の節目に、多様なデザイナー達が有田焼を再解釈し、窯元と共に新しい有田焼を生み出すプロジェクトです。伊万里の瀬兵窯は他の窯…

CUP S
佐賀県嬉野市
肥前吉田焼窯元

224porcelain

224porcelainは、温泉やお茶で有名な佐賀県嬉野市の陶磁器の産地「肥前吉田」で生まれた磁器ブランドです。かつての佐賀・長崎を「肥前」といい、自然や資源が…

sui 煎茶
佐賀県小城市
麦わら帽子製造・スポーツ店

森山製帽所

森山製帽所は1920年創業。戦前は急成長した麦わら帽子市場ですが、現在では麦わら帽子を製造する工房は九州で3軒、全国でも数軒のみとなっています。戦後生産拠点が海…

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佐賀県唐津市
手漉き和紙

紙漉思考室

紙漉思考室は、佐賀県唐津市七山にある手漉き和紙の工房です。運営する前田崇治さんは、土佐和紙に魅せられ産地である高知県で、手漉き和紙の知識や技術だけでなく道具や原…

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佐賀県佐賀市
名尾手漉き和紙

名尾手すき和紙

創業1876年、佐賀県佐賀市大和町にある名尾手すき和紙。和紙の原料のひとつである梶の木の栽培から一枚の紙ができるまでの全ての工程を一貫して製作しています。名尾和…

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佐賀県多久市
鍛冶工場

吉田刃物

佐賀県多久市に工場を構える吉田刃物株式会社。佐賀刃物のルーツをたどると、肥前の国を鍋島藩が統治していた時代にさかのぼります。御用刀鍛冶として初代・忠吉から八代新…

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佐賀県佐賀市
卵殻再生事業

グリーンテクノ21

佐賀県佐賀市にある株式会社グリーンテクノ21は、マヨネーズや製菓工場で大量に出る「卵殻(炭酸カルシウム)」を再利用して、グラウンド用白線や園芸資材、黒板用チョー…

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佐賀県小城市
飲料メーカー

友桝飲料

佐賀県小城市にある1902年創業の株式会社友桝飲料は、清涼飲料と酒類の共同開発や自社商品開発・製造・販売するメーカーです。清涼飲料の歴史は江戸末期の黒船来航時に…

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佐賀県有田町
有田焼窯元

李荘窯業所

李荘窯業所は、初代寺内信一氏が1930年に「李荘工房」を創業し、現在寺内信二さんで4代目となります。有田焼は朝鮮半島から多くの朝鮮陶工が日本に来たことに始まり、…

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佐賀県小城市
紙管製造工場

佐賀板紙

佐賀板紙株式会社は、製紙用紙管や食品フィルム等の紙管、貼合板紙などの製造・卸を行っています。1916年に佐賀県小城市に肥前板紙株式会社が設立され製紙工場としてス…

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佐賀県佐賀市
雑貨店・郷土玩具

佐賀一品堂

佐賀一品堂は2014年に暮らしのための雑貨店として開業。伝統工芸や手仕事のものを中心に扱っています。店主の城島正樹さんは、ある温泉街で伝統工芸品に出会い、それが…

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佐賀県有田町
有田焼ブランド

2016/Pauline Deltour×幸右衛門窯

「2016/」は有田焼が誕生して400年の節目に、多様なデザイナー達が有田焼を再解釈し、窯元と共に新しい有田焼を生み出すプロジェクトです。幸右ヱ門窯は江戸末期に…

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