【アクロス福岡店】 福岡のご飯のおとも 〜道具編〜 特集
- 会期
- 2024.09.11 (水) 〜2024.09.30 (月)
うなぎの寝床 アクロス福岡店
- 日程
- 2024年 9月11日(水) ~9 月30日(月)
- 店休日
- 火
- 営業
- 10:00〜19:00
- 住所
- 福岡県福岡市中央区天神1丁目1-1 1F 匠ギャラリー内
- 電話
- 092-753-7223
- 駐車場
- あり(有料)
【アクロス福岡店】 福岡のご飯のおとも 〜道具編〜 特集
アクロス福岡店にて9月11日(水)~9月30日(月)まで開催します!
脇役から主役になった桐箱、米びつ
福岡県古賀市に創業90年を超える桐箱のつくりてがいます。増田桐箱店。つくりて名に「桐箱」とついてることでも分かるとおり、創業からずっと桐とともにあり続け、収納するものに応じた最適な桐箱をつくるため、独自の加工方法を開発するなど、美しさと機能性をあわせもつ桐箱づくりを追求し続けているつくりてです。もともとは広島県府中市で桐箱店を営んでいましたが、博多人形などの伝統工芸品の箱を作るため、福岡市呉服町に移り1929年に創業。1964年に現在の古賀市に工場を新築移転しました。桐箱は古くから貴重な書面や工芸品の保管に欠かせないものとして重宝されてきました。しかしながら、あくまで中身のために存在するのが桐箱。脇役であるがゆえに、桐箱のもつ美しさや機能性に着目する人は多くはありません。20代で祖父より引き継いだ三代目の藤井博文さんは、桐箱をあらゆる世代の人に知ってほしい、桐のよさ、桐箱づくりの技を感じてもらいたいとの思いから、桐の米びつを自社商品として開発しました。米が主食の日本人にとって、おいしいご飯を食べることは、いつの時代もだれにとっても最大の関心事。米びつは桐や桐箱の魅力を伝えるツールとしてまさにうってつけ。あらゆる日本人の心をくすぐるものになりました。増田桐箱店の米びつは、桐のもつ調湿性と防虫効果がお米をおいしく保ちます。蓋は透明度の高いアクリルと「四方桟」という桐箱伝統の技術を組み合わせたものを独自に開発。中身が見やすい上に気密性がよく、倒れても蓋がはずれにくいという特徴があります。そしてスタッキング可能なサイズ展開など、桐の特性を生かしつつ、かゆいところに手が届く、伝統的かつ新しい、機能満載な商品になっています。
期間中アクロス福岡店では、増田桐箱店の米びつをはじめ、福岡の飯椀やお櫃など、おいしいご飯に欠かせない商品を多数ご紹介します。ぜひ店頭で食欲の秋を満たしていただければと思います。
–
「福岡のご飯のおとも ~道具編~」特集
会期 : 9月11日(水) ~ 9月30日(月)
場所 : うなぎの寝床 アクロス福岡店
住所 : 福岡市中央区天神1丁目1‐1 1F 匠ギャラリー内
桐の歴史
桐の原産地はアジア大陸東部とされ、日本では北海道から九州にかけて植栽されています。中国では古くから伝説上の鳥「鳳凰がとまる木」として神聖な植物として扱われ、日本でも平安時代の頃より天皇の衣類や調度品に桐紋が使われるようになりました。明治以降は政府の紋章として用いられるようになり、500円硬貨の表にも桐が描かれています。材としては、軽くて狂いが少なく加工がしやすく、湿気に強く防虫効果があり、水にも強く燃えにくいという特性があります。成長の早い木で、20年ほどで大きくなるので、かつては女の子が生まれると桐を植え、お嫁に行く時にはそれで箪笥をつくって嫁入り道具とする風習がありました。湿度の高い日本の気候に桐の箪笥は最適だったのです。
徹底した機能美をもつ桐箱
桐はその特性から、貴重な書面や工芸品を保管する箱としても古くから重宝されてきました。桐箱は中に収納するものによって形を変えます。それは蓋も同様です。蓋の種類だけで10種類以上あります。例えば、最も一般的な印籠蓋(いんろうぶた)。密閉性が高く蓋がぴったり閉まるので、湿度から中身を守る性能が高く、保管性を重視した蓋です。そして印籠蓋にはさらに3種類の蓋形状が存在します。ものをいかによりよい環境で保管するか。あくまで中身のために存在するものでありながら、この一点だけを追求し続けた結果、徹底した機能美をもつ様々な桐箱が生まれたのです。大事なものを守るもの、主役ではないが、大事。それが桐箱です。
地域文化商社として、
福岡の工芸の「これまで」と「今」を知る そして「これから」の風景を考える
うなぎの寝床アクロス福岡店では、福岡の工芸品を中心に多種多様なものづくりを扱うことを通して、現代の暮らしに、また未来へとつながっていくものづくりのあり方を紹介しています。
何気なく手に取ったものが伝統的工芸品だった、気がついたら民芸品を使っていたというように、ものづくりが日々の暮らしに寄り添うものであってほしい、そして未来につながっていくものであってほしい。そういった思いを届けるべく、季節に合わせた特集を織り交ぜながら、福岡の工芸品を紹介しています。 福岡の工芸品を身近に感じていただき、日々の暮らしと工芸をつなぐきっかけを提案できればと思います。
「福岡のご飯のおとも 〜道具編〜」特集
うなぎの寝床 アクロス福岡店
日程 | 2024年 9月11日(水) ~9 月30日(月) |
---|---|
店休日 | 火 |
営業 | 10:00〜19:00 |
住所 | 福岡県福岡市中央区天神1丁目1-1 1F 匠ギャラリー内 (会場アクセス) |
電話 | 092-753-7223 |
駐車場 | あり(有料) |
住所 | 福岡市中央区天神1丁目1‐1 1F 匠ギャラリー内 |
休み | 火曜日 |
電話番号 | 092-753-7223 |
その他の企画展
【旧寺崎邸・ららぽーと福岡】 一年一膳 循環する竹箸展 「ヤマチク」
新しい年を、新しいお箸で (は単なる売り文句ではない) 竹の箸から「循環」を考える 古くから日本には、その年に使う箸を新年に新調する習慣があります。新しいお箸を使うことで、その…
【愛媛大洲店】 工房織座展
愛媛の織物屋・工房織座、その全容 綿織物の産地として知られる愛媛県今治市で、工房織座は100年以上前のシャトル織機を独自に改良し、工房織座にしかできない様々なストールやキャップな…
【旧丸林本家】 UNA PRODUCTS 蔵出し市
UNA PRODUCTSの秘密の裏側 掘りだしモノがずらり うなぎの寝床の自社商品「UNA PRODUCTS」が活動を続けておよそ10年。さまざまなつくりてと、産地と取り組みを…
【旧丸林本家】 久留米絣MONPEオーダー会
好きな色柄を、好きな型、好きなサイズで あなた好みのMONPEがつくれる限定3日間! この柄でファーマーズMONPEがあったらなぁ… 2L・3Lでも色柄が選べたらいいのになぁ…