【第10回 もんぺ博覧会】 4年ぶりに開催!アクロス福岡に1500本のもんぺが大集合!

会期
2023.06.21 (水) 〜2023.07.03 (月)

第10回 もんぺ博覧会

会期
2023.06.21(水) 〜 07.03(月)
時間
10:00 - 19:00
休み
27日(火)
会場
うなぎの寝床 アクロス福岡店 / 匠ギャラリー・ギャラリー1
住所
福岡市天神1-1-1 アクロス福岡1F
お問い合わせ

【第10回 もんぺ博覧会】 4年ぶりに開催!アクロス福岡に1500本のもんぺが大集合!

かるい!きもちいい!やめられない!
久留米絣のもんぺ1500本以上を展示販売!

2019年を最後にしばらくお休みしていたもんぺ博覧会を4年ぶりについに開催いたします!

今回で10回目となるもんぺ博覧会は、アクロス福岡(福岡市)を会場に久留米絣の織元4軒が集まります。「一度穿いたらやめられない!」という方もいらっしゃる久留米絣のもんぺを色とりどり、柄や模様もいろいろ、形もそれぞれの総数1,500本以上を展示販売いたします。同じ久留米絣と言えども、織元ごとに柄や模様の表現や生地の雰囲気がそれぞれ特徴が異なります。ちょっとマニアックな楽しみ方になってしまいますが、それぞれの織元ごとの生地を見比べたり、穿き比べたりできるのももんぺ博覧会だからこそできることではないかと思います。

既に久留米絣の心地よさは知っているよという方はもちろんのこと、これまで久留米絣と接点のなかった方もこのもんぺ博覧会を機会に一度試しにお越しください。“久留米絣”というものが遠い存在ではなく、少しでも身近なものになってもらいたいともんぺ博覧会を企画しています。日常着として、作業着として、仕事着部屋着としていろいろなシーンで使われているもんぺが普段の生活の中で自然と溶け込んでいる風景が増えていくと嬉しいですし、福岡の街中にそういった景色を少しずつ広げていければと思います。

もんぺの展示販売の他、織元やうなぎの寝床の店舗をまわる産地巡りスタンプラリーや織元の工房見学やもんぺ博覧会特別企画の織元巡りツアーも予定しております。
会場ではもんぺを手に取り、触れたり、穿いたり、また産地に実際に足を運んで久留米絣がつくられる現場を体感したり、この期間を通して久留米絣を存分に感じてみてください。

 

第10回 もんぺ博覧会 in アクロス福岡

会期 : 2023.06.21(水) 〜 07.03(月)
時間 : 10:00 〜 19:00
休み : 27日(火)
会場うなぎの寝床 アクロス福岡店 / 匠ギャラリー・ギャラリー1
住所福岡市天神1-1-1 アクロス福岡1F
※アクロス福岡へのアクセス詳細はこちらから

お問い合わせ : 092-753-7223
参加織元野村織物丸亀絣織物下川織物坂田織物(順不同)
主催   : うなぎの寝床

 

【久留米絣の織元やうなぎの寝床各店を巡るスタンプラリー!】

うなぎの寝床の各店舗や久留米絣の織元を巡り、スタンプを3つ以上集めると、うなぎの寝床の店舗(アクロス福岡店、ららぽーと福岡店、八女市・旧丸林本家の3店舗いずれか)で、素敵な景品をプレゼントいたします。スタンプラリー台紙は、各店舗で、配布します。

・スタンプラリー開催期間: 6月21日~7月17日(海の日)まで
・商品交換期間: 6月21日~7月31日まで

※うなぎの寝床各店舗のみ上記期間で開催。織元は、「オープンファクトリー」開催に準ずる。

 

【スタンプラリー、MONPEが当たるダブルチャンス!】

スタンプを3つ以上集めると、さらに抽選で、MONPEももらえるダブルチャンスが!
景品プレゼント時に、メルマガ登録、「氏名」「住所」「連絡先」「もんぺのサイズ」を記入していただくと抽選で、うなぎの寝床のMONPEをプレゼントいたします。

 

【織元「オープンファクトリー」開催】

もんぺ博覧会開催期間中、各織元にて、自由に工房やショップを見学いただける「オープンファクトリー」を開催します。
この期間中、スタンプラリーも開催しています。

野村織物
6月26日(月)・6月29日(木)
10:00~, 11:00~, 13,00~, 14:00~ 各回にて見学ツアーを開催
※shop購入可

丸亀絣織物
期間中の月曜・火曜・水曜・金曜 10:00-14:00
※shop購入可 / 工房自由見学

下川織物
6月24日(土)・6月25日(日) 10:00~12:00
6月26日(月)、6月28日(水)、6月29日(木)、6月30日(金) 10:00-12:00 /13:00-15:00
※shop購入可 / 工房自由見学

坂田織物
cafe / shop: 11:00~17:00(水曜・木曜 定休日)
工房見学 : 6月23日(金)・6月30日(金) 10:30〜, 13:30〜 各回にて見学ツアーを開催(事前予約制)
お申し込みメールアドレス: 坂田織物 kasuriya@axel.oco.ne.jp

 

【久留米絣の織元をめぐる「バスツアー」も開催!】

今回参加する4織元とうなぎの寝床を1日かけて、絣愛の深いガイドとともに一気にめぐることができる、特別なバスツアーを開催!絣をテーマにしたcafeでのランチ付き。

日時 : 7月1日(土) 9:00~18:00
料金 : 12,000円(税込)
人数 : 20名(先着順)
集合・解散 : JR久留米駅 / 西鉄久留米駅
訪問先 : 野村織物、下川織物、坂田織物 / sakata cafe、丸亀絣織物、うなぎの寝床
販売元 : 株式会社UNAラボラトリーズ

ツアー詳細はこちら

 

うなぎの寝床特別企画
【うなぎの寝床オンラインショップで「MONPE」を購入するともらえる、期間限定ステッカー!】

オンラインショップでは、前夜祭として、20日(火)から「もんぺ博覧会」を一足早くスタートします。
オンラインショップ上でMONPE(もんぺ)をお買い上げいただいたお客さまに、「オンラインショップ限定もんぺ博覧会ステッカー」をプレゼントいたします。

久留米絣ってなんだろう?

久留米絣は福岡県南部の筑後地方で織られている綿織物です。江戸時代から続く久留米絣は普段着としての着物の生地として使われていました。福岡の方なら街中で見かけたり、お母さんやおばちゃんの着物で見たことがある!という方も多いのではないでしょうか。

では、久留米絣は見たことがある、知っているという方でも実際に普段から使っているという方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?“伝統工芸品”ということやや“着物”ということでどこか遠い存在に感じている方もいるかもしれません。久留米絣を知らない、普段は使わないという方もこのもんぺ博覧会を通して久留米絣のことを知って、実際に体感してもらえたらと嬉しいです。

知ってみよう、久留米絣!
まずはこれから、“くくり”と“織機”!

うなぎの寝床では、久留米絣の特徴は大きく2つあると考えています。一つは、“くくり”と呼ばれる技法を用いた柄や模様です。もう一つが昔ながらのシャトル織機で織ることで生まれる風合いの良さ、着心地の良さです。

久留米絣の最大の特徴であるかすれた模様や柄の表現はくくりと言って、まず織る前の糸の状態で染めない箇所を糸で先にしばってから染色。その後、しばった糸を解くと、、、、難しいですね。きっとテキストでは説明できません。百聞は一見に如かず。工程動画があるのでこちらをご覧ください。

一言で言うととにかく手間がかかります。図案を準備するところから生地の織り上がりまで約30工程があり、動画のような作業を今でも久留米絣の織元では当たり前に続けられています。初めて工房を訪れる方は実際にこの工程を目にすると途方に暮れることでしょう。久留米絣の製造現場にも是非直接足を運んでみてもらいたいです。

旧式シャトル織機が生む“着心地の良さ”
一度穿いたらやめられない!

そして、多くの人を虜にしてしまう久留米絣の魅力がその着心地の良さです。既に久留米絣のもんぺをお持ちの方は“そうそう”と頷いている方もいらっしゃるっことかと思います。この着心地の良さ、風合いの良さは80年以上前の旧式のシャトル織機で織られることに由来します。久留米絣には手織りと機械織りの2種類があります。機械織りと言っても昔ながらの古い織機のためスピードは現代の織機に比べるとかなりゆっくりとしています。ゆっくりと織るので量はたくさん織れませんが、糸に必要以上の負荷がかからないため、手織りに近い風合いが生まれます。この生地のやわらかさを是非一度は体感してもらいたいです。加えて、久留米絣の特徴として軽さも挙げられます。もんぺ1本でもTシャツと同じくらいの重さ(久留米絣のベーシックな厚みの生地の場合)なので、初めてもんぺを穿いた方は“穿いてないみたい!”と言われる方もチラホラと。

自分たち自身も久留米絣のもんぺを使いはじめて早10年を超えましたが、未だに飽きることなく使い続けているのでこの感覚は間違いないだろうと実感値としても年々高まってきています。伝統工芸品だからではなく、“きもちがいい”からというこの気軽さも長く使い続けられるポイントかもしれません。この“かるさ”と“きもちよさ”を是非試しにお越しください。

春口による久留米絣の【説明動画】はこちらから

なぜもんぺ博覧会を続けているの?
“地”のものを、その土地の人に使ってもらえるように

第1回もんぺ博覧会2011年にはじまりました。はじめた時にはこんなに長く続けることになるとは想像もしていませんでした。もんぺ博覧会は、うなぎの寝床代表白水が久留米絣のもんぺの着心地の良さをその当時に知ってしまったことからはじまっています。この着心地の良い久留米絣をより多くの人に知ってもらおうということで、性別問わず年齢も関係なく誰でも使えるパンツタイプのもんぺを通して知ってもらうきっかけをつくり、久留米絣を伝えて続けています。

第1回、2回と回を重ねるにつれて、久留米絣やもんぺを知ってくださる方も増え、そして嬉しいことにリピーターの方も年々増えてきました。毎年この季節になると「今年はもんぺ博覧会やるの?」という声をいただいたり、もんぺを穿いてお店に来てくださったり、そういった周りからの嬉しい反応もあって続けることができました。

今回、もんぺ博覧会を再出発するにあたり改めてまずは久留米絣の地元である福岡の人にこそ知ってもらいたい実際に使ってみてもらいたいと強く感じました。食の分野では地産地消という言葉が当然の言葉となっています。ものづくりにおいても地産地消という言葉がもっと使われるようになってもよいのではないかと思います。地元のものだから使うということだけではなく、誰が、どこで、どうやって作っているのか実際にたどれるものを使えることはとても価値のあることのような気がしています。実際に生地や商品を作っている自分たちや織元さんが直接説明し、伝えることができることも地元福岡開催だからこそできることの一つです。こんなに多くの方を魅了してしまう生地を、“福岡で織っている”ということを知ってほしいと思いますし、実際に体感してもらいたいのです。久留米絣を特別なものとして捉えるのではなく、お出かけに、作業に、部屋着にと、普段の生活により多くの人に取り入れてもらえるようなきっかけをまずはこのもんぺ博覧会を通して作っていきたいと思います。

【うなぎの寝床 MONPE一覧を見てみる】

うなぎの寝床と久留米絣と産地
変わり続けることが変わらないこと

うなぎの寝床が久留米絣と関わりはじめて10年以上が経ちました。久留米絣の産地全体を見ると、当時30数軒あった織元は現在20軒程に減少しています。この数年の新型コロナウイルスの影響だけではありませんが、他のものづくり同様に久留米絣も続けることの難しさに直面していると言わざるを得ないかと思います。またコロナ禍で自分たち自身の生活が変わったようにものづくりにおいても変化が必要だと感じます。時代の変化にあわせて変えていくことも大事であり、変わらないことも同時に大事であり、そのバランスをとることがとても難しいだろうなと思います。

うなぎの寝床は現在の業態を「地域文化商社」としています。地域文化の伝達と同時に商業部分での経済循環を担うことも役割の一つ捉えています。また、つくりてが得意ではないことや産地、地域にその時々不足しているのではないかという部分を考え、補うということも役割だと考えています。産地も、社会も変わりゆく“今”、自分たちが地域文化商社として何ができるのか、どんな役割を担う必要があるのかも改めて見つめなおしていかなければいけないなと日々感じています。

久留米絣のことを伝えはじめて10年。
織元減少に触れてはいますが、反対にこれまで久留米絣のことを知らなかったという方でも、久留米絣やもんぺを使ってくれている人は少しずつ増えてくれています。久留米絣を知ってもらう、伝えるという部分はこれからも変わらずに、次に何を伝えていくのか、どういう伝え方をしていけるのかも大事になってきていると思います。そして、どれだけ久留米絣に、産地に関わってくれる方を作っていけるかということもこれからさらに意識して行動していく必要性を感じています。既にもんぺや久留米絣を使ってくれている人や今回のもんぺ博覧会に来てくれる人も、そして今興味を持ってこの文章を読んでくれている人も少なからず産地に関わってくれている方だと思います。どういった形であれ産地に関わってくれる人を増やしていくことは、久留米絣や産地のこれからを考えていくための第一歩だと思うので、少しずつ少しずつ確実に増やしていけるように活動していきたいと思います。200年続いてきた久留米絣を次の世代につないでいくこと、それが今を生きる自分たちの役割でもあるとも思います。久留米絣が持つ価値や可能性を見極めながら、これからどういうことを伝えていけるのか、今回のもんぺ博覧会の中でも模索していければと思っています。

どんどん文章が長くなってしまいましたが、とにかく一番伝えたいことはただ一つです。

どうぞ久留米絣を直に『体感』しに来てください。

みなさんとお会いできることを、そして久留米絣について話せることを会場にて楽しみにお待ちしております。

 

新たな久留米絣の生地をもんぺ博覧会にてお披露目します!

そもそも久留米絣ってどうやって柄ができあがるんだ?というところまで久留米絣を掘り下げながら、テキスタイルデザイナー光井花さんと生地を作りあげています。光井さんが描いた柄を久留米絣に落とし込んだ経緯を伝えながらMONPEになるまでを今後紹介していきます。詳細については追ってお知らせ予定です。

経絣、緯絣って何?つまみ染めって?と久留米絣を奥深く知り、且つ光井さんのクリエーションを楽しみながら穿く事が出来るMONPEの誕生です!お楽しみに!

 

イベント詳細

第10回 もんぺ博覧会

会期 2023.06.21(水) 〜 07.03(月)
時間 10:00 - 19:00
休み 27日(火)
会場 うなぎの寝床 アクロス福岡店 / 匠ギャラリー・ギャラリー1
住所 福岡市天神1-1-1 アクロス福岡1F
お問い合わせ

うなぎの寝床 アクロス福岡店 / 匠ギャラリー・ギャラリー1

日本、〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目1−1 アクロス福岡 1F
092-753-7223

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会期終了

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