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【草花器 四十五】 梅 kusahana utsuwa 1
梅
切ってきてくれた梅が、いいところを切ってきてくれてて、それだけでいい形だったから、もうそれでほとんどはOKでした。あとは花が小さいから、器と花と両方が邪魔しないで、和っぽくなりすぎるのもどうかなと思ってたら、この器がいいなと。
こんなふうに口がつぼんだ器は、枝、花、草、どれを入れても1本でも様になりやすいからいいですね。
器 : 流釉ローソク徳利
つくりて : 俊彦窯 / 兵庫県
日にち : 2021/02/14
–
【草花器について】
私の実家にはよく花が活けてありました。
活けるというほど大袈裟ではなくて、玄関とトイレに母がいつも置いてくれていて、庭に咲いているものがぽんと器に入れてありました。
「こんな花あったっけ?どこに咲いてた?」「じいちゃん家の方の裏に咲いてるよ」
「この花が咲く季節だねぇ」「この時期に帰ってくるのは久しぶりじゃない?」
とか、帰省するとこんな会話をします。
草花は華やかに飾る必要はなく、庭とか道端とかにある花と、とにかく水が溜まる入れ物(器)があれば、それで十分だと思っています。もちろん、お気に入りの花を花屋さんとかで1本2本買うことも。
どこかから切ってきてくれた花とか、お店の庭とか駐車場とかにある草や花を、とにかく私も母みたいにぽんと入れてみようかなと思います。 神田
*タイトルの隣の数字は、1月1日を【1】として元日から撮影日まで数えた日数を記載しています。日々は1日1日が重なっていくようにも感じるので、1年を通して数えてみようと思います。
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