【愛媛大洲店2周年企画】 四国瀬戸内のものづくり展 ~身近な地域のものづくり~
- 会期
- 2025.8.8 (金) 〜2025.8.24 (日)
うなぎの寝床 愛媛大洲店
- 日程
- 2025年 8月8日(金)〜8月24日(日)
- 店休日
火・水
- 営業時間
11:00〜17:00
- 住所
795-0012
愛媛県大洲市大洲240-2- 電話
0893-57-6303
- 駐車場
あり
【愛媛大洲店2周年企画】 四国瀬戸内のものづくり展 ~身近な地域のものづくり~
四国瀬戸内のものづくりを伝える
身近な地域のものづくりを知ってもらう
愛媛大洲店は「四国瀬戸内のものづくりを伝える」ことをテーマに運営をしてきました。そしてこの夏2周年を迎えます。これまで多くのお客様とお話しする中で、「自分が生まれた場所に、こんなものづくりがあるなんて知らなかった!」という声をいただくことがあります。日本各地には様々なものづくりがあり、ものづくりについて触れる機会も多くあります。しかし、意外にも、自分が住んでいる地域のものづくりに気づく機会は少ないのかもしれません。
実際、私自身は秋田県湯沢市の出身ですが、産地として知られる「川連漆器」について、どんなつくり手がいて、どのような商品が作られているのか、またその歴史についても、この仕事に就いてから初めて知ることが多くとても面白かったです。
お店のある愛媛県大洲市では、かつて市内を流れる肱川がたびたび氾濫していたことから、水害に強い桑が植えられ、明治期には養蚕業が発展しました。昭和初期までは、繭を生糸に加工する製糸業とともに、大洲の一大産業となっていました。時代の流れと共に養蚕農家は減少し、大洲の養蚕農家は2戸のみとなっています。その一つである「瀧本養蚕」では県外の真綿布団用に年間で1.4トンの繭を育てています。さらに繭石鹸の商品開発をするなどシルクを伝える取り組みも行っています。
他にも南予に位置する愛媛県宇和島市には、「カネコ」という会社がクラッカーを製造しており、そのシェアは国産クラッカーの9割を占めています。カネコは1884年に花火の製造と打ち上げをする花火屋として宇和島で創業しました。遡ると仙台から来た宇和島藩主が神社に奉納していた花火がルーツといわれています。
このように愛媛県をはじめ四国瀬戸内には、さまざまな地域で土地性を活かした多彩なものづくりがあります。オープン当初、愛媛大洲店には四国瀬戸内の約20軒のつくり手による商品並んでいました。2年間で少しづつお取り扱いさせて頂く商品も増え今では30軒のつくり手の商品を見ることができます。
今回の企画展では各つくり手の商品を各県、各地域ごと、その土地から生まれた歴史的背景とともに紹介します。また、愛媛県の伝統的な織物である伊予絣のことを伝えるためのもんぺ「クリエイティブチャレンジNo.3 絣産地交流」についても本企画展で紹介をしたいと思います。現在も伊予絣を製造する白方興業に協力いただき、収蔵されている伊予絣の生地アーカイブから柄を探し、その柄を現代の久留米絣でどのように表現できるかを織元と一緒に考え、形にしました。この機会にぜひ伊予絣について、絣の気持ち良さについても知って頂けたらと思います。
8月はお盆の帰省シーズンで、ご実家に帰る方も多いかと思います。今回の企画展が、ご自身の生まれた地域や、今暮らしている地域のものづくりに触れるきっかけとなれば幸いです。
うなぎの寝床 愛媛大洲店 沼倉
【愛媛大洲店2周年企画】 四国瀬戸内のものづくり展 ~身近な地域のものづくり~
うなぎの寝床 愛媛大洲店
日程 | 2025年 8月8日(金)〜8月24日(日) |
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店休日 | 火・水 |
営業時間 | 11:00〜17:00 |
住所 | 795-0012 |
電話 | 0893-57-6303 |
駐車場 | あり |
アクセス | 会場地図 |
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