【高島ちぢみ特集】ステテコ、MONPE、Tシャツで、高島ちぢみを存分に楽しむ

うねうね、さらさら。
夏を心地よくする「高島ちぢみ」

酷暑と言われる暑い日が続く中、身につけたとたんに「これなら今日も快適に過ごせそう」と感じる服。それが「高島ちぢみ」です。

滋賀県高島地区で江戸時代から織り継がれてきた「高島ちぢみ」は、表面の細かな凹凸(シボ)によって肌離れがよく、さらさらとした着心地が特長の綿織物です。

その心地よさを存分に味わえるのが、高島ちぢみでつくるステテコやTシャツ、MONPE。夏になると「こればかり穿いてしまう」「一度着ると手放せない」と、うなぎの寝床のスタッフにも愛用され、多くの方に親しまれています。

高島ちぢみは、どのようにして生まれ、なぜこれほど心地よいのでしょうか。その技法や歴史、そして高島ちぢみを活かしたアイテムをご紹介します。

高島ちぢみのアイテム

 

高島ちぢみって、何だろう?

琵琶湖の北西に位置する滋賀県・高島地区で江戸時代から織られている綿ちぢみ(綿クレープ)の織物「高島ちぢみ」。久留米絣と同じ平織りでつくられています。高島ちぢみの特長は、強く撚りをかけた糸で織った生地を、ローラーで型づけし、お湯にさらすことで生まれる「シボ」と呼ばれる細かな凹凸。この凹凸によって肌に触れる面積が少なくなり、汗をかいてもべたつきにくく、さらさらとした着心地を生み出します。さらに、通気性・速乾性に優れ、綿100%でありながら横方向への伸縮性もあるため、暑い季節でも快適に過ごせる織物です。

 

<特長まとめ>

◎滋賀県高島地区で江戸時代からつくられる綿100%の織物

◎なんと言っても着心地の良さ!さらさらでべたつかず、通気性も良くて涼しい

◎糸を1200回撚ったりお湯にさらしたりしてできる「シボ」が着心地の良さの秘密

 

高島ちぢみ うねうね、さらさらの秘密

高島ちぢみは、琵琶湖の北西に位置する滋賀県高島地区で江戸時代から織られている綿の織物で、久留米絣と同じく平織りという織り方で作られています。高島ちぢみをつくる工程は大きく分けて2つ。

「強撚糸で生地を織る」「ローラーで型をつけてお湯にさらす」

この工程により、高島ちぢみのさらさら感や着心地の良さが生まれます。

photo:steteco.com

 

【Point 1】強撚糸で生地を織る

紡績メーカーから仕入れた糸はその段階で撚りが入っていますが、ちぢみを作るために、よこ糸にさらに約1200回もの撚りを追加。糸がもとに戻ろうとする力が強く働くため、糊で仮止めして戻らない状態にして織り始めます。(撚る=ねじりをかけるとこと)

【Point 2】ローラーで型をつけてお湯にさらす

織り上がった生地は、ローラーに通して型づけします。その後、生地を熱湯にくぐらせることで糊がとれ、よこ糸の撚りが戻ります。そうすることで生地がぐーっと縮んで2/3くらいの幅になり、ちぢみの命である「シボ」と呼ばれる布面の凹凸も作られます。

【Point 3】偶発的だった高島ちぢみの誕生!

産地の織元さんによると、江戸時代、高島地区の農家は織物を織ることが冬場の副業でした。ある農家が完成した生地を届けに行く際、誤って水に落とし、生地の表面に凹凸ができてしまいました。届け先で謝りましたが、「この風合い良いじゃないか」と褒められたことから、糸の撚糸や湯通しなどの技術に伴い、現在の高島ちぢみにつながったと伝えてられているそうです。

 

明治時代から続く、日本の夏の定番「ステテコ」

ステテコは、着物や袴の下に穿く下着として、明治時代以降、日本の近代化とともに全国へ広まりました。
そのルーツは、江戸時代の職人などが着用していた「股引(ももひき)」にあるといわれています。

戦後には、高温多湿な日本の気候に合わせた楊柳(ようりゅう)やクレープ素材などが普及。ステテコは汗を吸い、ズボンを汗や皮脂から守る肌着として、多くの人に親しまれてきました。一方で、時代の変化とともに、ゆったりとした従来のシルエットは次第に敬遠されるようになります。

そこで、高島ちぢみの心地よさをより多くの人に届けたいという思いから、steteco.comでは現代の暮らしに合わせたステテコを提案。お尻まわりや太ももをすっきりと見直し、ズボンの下にも穿きやすく、部屋着としても快適に過ごせるシルエットへとアップデートしました。

伝統的な着心地はそのままに、現代のライフスタイルに寄り添う一着として、新しいステテコが生まれています。

 

国内の自社工場だからできる、縫製へのこだわり

steteco.comのステテコは、脇部分に「タコ巻き」と呼ばれる、縫い代を内側に巻き込む縫製方法を採用。縫い代のごろつきがなく、肌あたりがやさしいだけでなく、耐久性にも優れています。この縫製は誰でもできるものではなく、熟練した縫製スタッフの技術によって支えられています。

また、ウエストのゴム部分は、すべて高島ちぢみの生地で包み込むように仕立てられています。肌に触れる部分は心地よい高島ちぢみだけ。一般的な仕様に比べて5〜6工程も多く手間がかかりますが、そのひと手間が、ストレスの少ない快適な穿き心地を生み出しています。

 

「高島ちぢみ」を使ったアイテム

【ボトムス】

[1] ステテコ

steteco.comのステテコ

 

[2] Farmers’ MONPE ステテコ柄

[3] Farmers’ MONPE 高島ちぢみ(ブラック/ネイビー)

[4] 現代風MONPE 高島ちぢみ(グレー/ブラック)

steteco.com / 高島ちぢみ

 

[5] よつめデザイン カラスの群れ(Farmers’ MONPE / 半ズボン)

※半ズボンはグレーもあります。

よつめデザイン カラスの群れ

 

[6] 現代風MONPE デニムクレープ

デニムクレープ

 

【トップス】

[7] 高島ちぢみTシャツ 068/072 (ブラック/ ネイビー)

高島ちぢみ_068/072

 

[8]高島ちぢみTシャツ KATA-T (ブラック/ グレー)

KATA-T 高島ちぢみ

 

 

産地で高島ちぢみの肌着をつくり続けてきた「steteco.com(株式会社アズ)」

steteco.comは「ステテコ文化の復旧と新たなる創造」を目指して2008年にスタートしました。運営する株式会社アズは1938年にニット製品メーカーとして大阪府で創業。当時から生産しているラクダのメリヤスと高島ちぢみ(綿クレープ)は業界有数のシェアを占めています。国内の肌着メーカーとしては珍しく国内に縫製工場を持ち糸の企画開発を行なうなど、商品によっては国内で一貫生産しています。steteco.comでは売り上げが低迷していたステテコに柄をプリントし、夏の部屋着として人気を集めています。ステテコに使われる高島ちぢみは滋賀県高島地区で作られ、サラサラとした清涼感のある肌触りは高温多湿の日本に適した素材といえます。京都で染め、大分で縫製を行なっています。また、くつろぎを追求し世界中の森林などの自然音を届ける「世界の森の音」や、植林活動「ステテコの森」プロジェクトなど、服作りだけにとどまらない取り組みを行なっています。

 

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