ミシマ社×うなぎの寝床、6月20日(月)にオンライントークイベント「うなぎBOOKS談話室」を開催!

現在発売中の『ちゃぶ台9 書店、再び共有地』(ミシマ社)に、うなぎBOOKSを掲載頂いたことをきっかけに、ミシマ社とうなぎの寝床とでオンライントークイベント「うなぎBOOKS談話室」を開催することとなりました。

今回が第一回目となりますが、今後もうなぎBOOKSによるオンライントークイベントの開催を予定しています。

開催概要

日時:2022年6月20日(月)20時開演 ※21時ごろ終了予定
出演:ミシマ社(三島さま、池畑さま)、うなぎの寝床(白水、本間)
開催方法:オンライン配信(Youtubeを使用)

URL:https://youtu.be/zsiHqbqmolY

対談の後、質疑応答の時間を設ける予定です。ぜひご参加ください。

ミシマ社さまご紹介
◎三島邦弘(みしま・くにひろ)
1975年京都生まれ。ミシマ社代表。「ちゃぶ台」編集長。2006年10月、単身で株式会社ミシマ社を東京・自由が丘に設立。2011年4月、京都にも拠点をつくる。著書に『計画と無計画のあいだ』(河出書房新社)、『失われた感覚を求めて』(朝日新聞出版)がある。最新刊に『パルプ・ノンフィクション~出版社つぶれるかもしれない日記』(河出書房新社)。自分の足元である出版業界のシステムをなんとかしようと、「一冊!取引所」を立ち上げ、奮闘中。

◎池畑索季(いけはた・もとき)
1989年京都生まれ、仙台育ち。2014年ミシマ社入社以来、営業チームの一員として、東北、関東、九州の書店や取次の営業などを担当。『ちゃぶ台9』特集の取材では〈ブックカフェ・フルハウス〉、〈うなぎBOOKS〉を担当。

うなぎの寝床紹介
◎白水高広(しらみず・たかひろ)
佐賀県生まれ、大分大学工学部卒業。2012年7月にアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げるとともに、現在まで地域文化商社として活動を続ける。地域文脈のリサーチから、メーカーとしての商品開発、問屋業・小売業を横断して連動させながら、地域の方々がやれなさそうな領域を事業化していく。

◎本間悠(ほんま・はるか)
1979年北海道生まれ。一般書店での勤務経験を経て21年うなぎの寝床入社、うなぎBOOKS店主。

ちゃぶ台 ⑨について

社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――平川克美『共有地をつくる』

この一文のあと平川さんは、「国家のものでもないし、『私』のものでもない」、「自分一人で生きてゆくのではなく、かといって誰かにもたれかかって生きているわけでもない場所」と共有地を定義づけます。たとえば、喫茶店、銭湯、居酒屋、縁側など。
これを読んだときすぐに、間違いなく書店もそうだ、と直感しました。なぜなら、私たち(ミシマ社)は書店さんと日々、直取引をおこなうなかで、書店という場が読者、のみならず地域の人たちにとってどんどん「共有地化」しているのを感じていたからです。

いえ、なにも急に起こった現象ではありません。むしろ逆で、かつてはほとんどすべての書店がそうだった。そして、一部はそうでなくなっていた。が、いま再び共有地となっている本屋さんが次々と現れている。同時にその姿はかつてと同じではない。つまり、強すぎる地縁や共同体意識などから解放されてある。
かつてあった、ということは今もできるという裏返し。
かつて、と違うかたちなのは、現代社会が希求するかたちへ変形したということ。
現代の共有地はこうしたふたつの希望を抱えて現出してきつつあるのではないでしょうか。

本特集では、現代に生きる共有地たりうる本屋さんを、普段よりお付き合いさせていただいているミシマ社の営業メンバーたちが取材しました。

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株式会社ミシマ社について

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

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