【もんぺ巡業・出張 現地レポート:FRANK暮らしの道具 表町店編】心地の良い空間で、顔を合わせ届ける手仕事

「もんぺ巡業」や「もんぺ出張」では、自分たち自身が各地に足を運び、直接もんぺを届け、これまで見聞きしたり、学んだりしてきたことを私たちの言葉で伝えていきたいと考えています。オンラインで情報を得たり、買いものできたりする時代ではありますが、画面の上だけでは伝えきれないことも、まだまだたくさんあります。各地でお客様や現地の方と顔を合わせることで感じたこと、知れたことを記していきます。

岡山・表町で出会う、暮らしに寄り添う道具と場所

岡山駅から歩みを進めると、レトロな路面電車が行き交い、桃型の街灯が並ぶ城下町の面影を残す表町(おもてちょう)へ。
穏やかで静かな通りに面したビルの2階に、「FRANK暮らしの道具 表町店」はあります。
 

店内には、代表の染谷さんが自らつくり手のもとへ足を運び、ひとつひとつ心を寄せ選んだ民藝の器や手仕事品々「民藝は飾るだけでなく、使ってこそ」という日常に寄り添う道具を大切にされる染谷さんの思いが空間全体に満ちています。 

さらに奥では金継ぎ教室が開かれ、各々持ち寄った大切な器の欠けや傷すらも味わいとして生かし、これからも永く暮らしに寄り添わせていこうとする情景が印象的でした。 

 

賑やかなもんぺ博覧会・出張在店時間のはじまり

そんな手仕事への愛にあふれる空間に並んだ久留米絣のもんぺや産地間コラボのもんぺ。店主・スタッフ・お客様が輪になって楽しむ、賑やかなもんぺ博覧会出張の在店時間が始まりました。 
 「数年前にPOPUPで買ってから重宝している」と愛用のもんぺを着用し駆けつけてくださった方々がいらっしゃり、私自身も初めて目にする貴重な柄も。いま目の前に並ぶ一着一着との出会いは、まさに一期一会であるという特別感がひしひしと伝わってきました。 

また、先日オンラインの博覧会で購入したコラボもんぺの写真を見せてくださった男性。「やっぱり直接見たくて!」と駅から汗を滲ませて歩いてきてくださった姿に胸がいっぱいになりました。 

以前、八女本店でお渡しした紙チラシを保管しており、今回姫路から電車で来店してくださったご夫婦との再会もありました。SNSではどうしても記憶から流れてしまうと仰っており、手から手へ直接届ける温かさのようなものもあるのだと実感しました。 

午後からは、スタッフさんの10本のもんぺ穿き比べ試着会始まりました。
「この柄、穿いてみると案外しっくりきます」穿けば穿くほど迷っちゃいますと、鏡の前で居合わせた方々と自然と会話が生まれ、生地の違いを確かめながら自分だけの一着を選ぶ時間となりました。
 

直接生地に触れて、言葉を交わしながら生まれた「現場で選ぶ楽しさ」はお持ち帰りいただくもんぺと一緒に「日常で使う楽しさ」へ。 2日間という限られた時間でしたが、大切な器を直し使い続ける金継ぎのように、もんぺもまた日々の生活に取り入れ永く愛用していく。そうやって暮らしの中で使い育てていくことが次へつなぐ確かな一歩になることを改めて感じた時間でした。 

FRANKさんからわが家へお迎えした瀬戸の招き猫

八女本店 西川 

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