【しる、久留米絣】 どうして知って欲しいんだろう?
スタッフみんなで考える
どうして「知って」欲しいの、久留米絣
第11回もんぺ博覧会を開催するにあたって、自分たち自身も改めて久留米絣を伝えることについて考えています。どうして知って欲しいのか?どうして穿いて欲しいのか?どうして買って欲しいのか?初心に立ち返って考えています。
久留米絣を「しる・かう・はく」ことについて、うなぎの寝床のスタッフみんなに、「どうしてか?」を聞いてみました。
今回は「しる」編です。
MONPEの商品一覧はこちら
織物は時空も国境も超える
「どうして、こんなにめんどくさいことを続けてまで、柄を作るんだろう…」久留米絣に初めて出会った時から、ずっとそう思っています。現代ではプリント技術も発達して、柄を作るだけならもっと効率的にできます。そんな日本で、一つ一つの柄のために糸を括り、染めて、括りを解いて、糸を分けたり、巻き直したりして、織る、という、大変な工程を続けてきたのが久留米絣の産地です。
柄や文様を生み出すというのは、もしかしたら人類共通で持っている欲求なのではないかと、最近は考えています。生み出される文様はあくまでも結果であり、作り出すプロセスそのものを人は必要としているのかもしれません。だからこそ、インドで生まれた絣=イカットの技術は、日本だけではなく世界中に存在し、いまでも織られています。効率化が進んだ先進国など、絣の技術が失われた地域も多い中で、いまだに身近な土地で絣の織物が見られること、そして身につけられること自体がすごいことだと思うのです。だから、日本の人にこそ、地元の人にこそ、久留米絣を見にきてほしい、知ってほしいと思っています。
渡邉(リサーチャー・UNAラボラトリーズ)
MONPE:MONPE Opening Tradition(オランダ) ブラック
149cm / Mサイズ
たくさんあっていい、楽しさのものさし
モノを買うのが好きでした。お小遣いで駄菓子を買ったり、ゲームを買ったり、バイトしてスニーカーを買ったりしました。けれどお金がないと何もできないことになんとなく疑問がありました。悶々とする中で織物をつくる人たちのことを知り、モノが生まれる背景を目にしました。実際織物がどうやってできるか考えたこともなく、糸がタテヨコに重なり合って生地ができることだけでもとても感動した記憶があります。
モノがどうやってできるのか、どんな土地で、どんな人が関わっているのか。そこにはモノを買う・消費することとは別軸の楽しさがあるように感じます。もちろん今でも買い物は好きですが、1つにこだわらずにいろんな楽しさを持てたらいいなと思います。
糸をくくる、染める、解く、並べる、織る。やっと生まれる久留米絣。本当にそこまでやっているのか!と毎回驚かされます。ぜひ知ってみてください。きっと楽しいです。
荻野(情報発信)
MONPE:Farmers’ MONPE 筋入弁慶
172cm / Lサイズ
久留米絣を通して伊予絣を知る
うなぎの寝床は2023年7月に愛媛県大洲市に出店しました。「四国瀬戸内のものづくりを伝える」をテーマに、福岡の店舗とは違うつくり手を紹介しながら、久留米絣のもんぺの販売もしています。
「福岡」の織物を「愛媛」で紹介することはテーマにそぐわないのでは?と思う方もいるかもしれません。正直に言うと、ぼくも最初の頃は「どうして愛媛の皆様に久留米絣を知ってほしいのか」分からずにいました。しかし、生活をしていく中で、またお客様とお話しする中で、久留米絣を愛媛の人に知ってもらうことは、地域(地元)に目をむけるきっかけになるんじゃないかと考えるようになりました。
愛媛県には、かつては久留米絣と並ぶ三大絣の一つ、伊予絣(いよかすり)があります。しかし、ライフスタイルの変化に伴い現在の生活で伊予絣を見る機会はほとんどありません。お店で久留米絣を通して「絣」の技法やその歴史を知ったり、普段の暮らしに「絣」をどう取り入れてもらうのかを紹介することによって、伊予絣を知るきっかけになれば良いなと思います。
沼倉(愛媛大洲店スタッフ)
MONPE:MONPE まるさんかくしかく レッド
175cm / Lサイズ
スタッフみんなで考える
どうして「しって・かって・はいて」欲しいの、久留米絣
続きはこちら↓
【かう、久留米絣】 どうして買って欲しいんだろう?
【はく、久留米絣】 どうして穿いて欲しいんだろう?
織元4軒とうなぎの寝床の合計5社の多種多様なもんぺを総数1500本以上、色とりどり、多様な柄と模様、形もさまざまにご用意いたします。会場それぞれでお披露目となる新作もんぺもありますのでお楽しみに!
イベント詳細はこちら
●愛媛・大洲
うなぎの寝床 愛媛大洲店
2024年6月7日(金)~6月16日(日)
店休日 火・水
営業 10:30〜17:00
住所 愛媛県大洲市大洲240-2(会場アクセス)
電話 0893-57-6303
駐車場 あり●福岡・八女
うなぎの寝床 旧丸林本家+旧寺崎邸
2024年7月4日(木)~7月15日(月・祝)
店休日 会期中休みなし
営業 11:00~17:00
旧丸林本家 福岡県八女市本町267(会場アクセス)
旧寺崎邸 福岡県八女市本町327(会場アクセス)
電話 0943-22-3699
駐車場 あり
その他のお知らせ
![【お知らせ】再入荷通知の登録方法について(LINE)](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2023/07/a83b9195771b22736db2ea51a14cc361-227x155.jpg)
【お知らせ】再入荷通知の登録方法について(LINE)
![【限定入荷】 Farmers’ MONPE いろは(全8柄)](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2024/07/4ac9ef4428847717e6cd3889c3566fca-227x155.jpg)
【限定入荷】 Farmers’ MONPE いろは(全8柄)
![絵を描くように、染める / funatabi atelier 【MONPE Limited Edition 染め】](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/23cd3b73aac105c62d132c38a38e4363-227x155.jpg)
絵を描くように、染める / funatabi atelier 【MONPE Limited Edition 染め】
![土地の色を写す、奄美の黒 / 金井工芸 【MONPE Limited Edition 染め】](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/6e1522c23616654625c3ccf23cbe7ba9-227x155.jpg)
土地の色を写す、奄美の黒 / 金井工芸 【MONPE Limited Edition 染め】
![染めと向き合う、具体的な思考 / 宝島染工 【MONPE Limited Edition 染め】](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/96d95678de4124ac786edb339cfb4fad-227x155.jpg)
染めと向き合う、具体的な思考 / 宝島染工 【MONPE Limited Edition 染め】
![【商品詳細】 MONPE Limited Edition 染め](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/6d05eb166b9f25a794de9131330a2c4a-227x155.jpg)
【商品詳細】 MONPE Limited Edition 染め
![【オンラインショップ発売開始】 MONPE よつめデザイン くるめかすり文字柄](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2024/05/9a9abac4556de4c0274e4385156ec443-227x155.jpg)
【オンラインショップ発売開始】 MONPE よつめデザイン くるめかすり文字柄
![【新登場】土佐打刃物「黒鳥」の包丁2種](https://unagino-nedoko.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/3cf1426503c979920a28531ea515df0b-227x155.jpg)