【手袋特集】手袋県 香川の手袋をご紹介!

冬ももう本番。私は自転車通勤なのですが、もう手袋なしでは寒さに耐えきれなくなってきました。
話は変わりますが、みなさまが普段使っている手袋はどこで作られたものでしょうか。その手袋が日本製であれば9割は香川県で作られたものです。うどん県として知られる香川県は、実は「手袋県」でもあり、現在手袋の国内生産の9割を占めているのが県の東側、東かがわ市とその周辺地域です。

うなぎの寝床では香川県内の福田手袋クロダダイコープロダクトの3社の手袋を取り扱いしています。同じ香川県の手袋といえど、材料や用途など3社の特徴はさまざま。今回はそれぞれのつくりての特徴について見ながら手袋をご紹介してみようと思います。

<つくりて紹介>
◯福田手袋(香川県・東かがわ市)
◯クロダ(香川県・東かがわ市)
◯ダイコープロダクト(香川県・さぬき市)

どうして香川県は手袋県?
【うなDIGTIONARY #7】 香川の手袋 – ひとつの産地の成り立ち事例 –


●福田手袋
特徴:欧米向けの手袋づくりで培ってきた豊富な色と美しいシルエット

福田手袋は1913年(大正2年)に創業。専門の熟練職人による高品質な手袋は海外の目に留まり、今日に至るまで欧米向けを主とした女性用手袋を作り続けています。欧米諸国では手袋は王族や貴族など権威の象徴でもあり、13世紀頃から女性の間ではドレスとともに着用する装飾的な手袋が流行し、現在も手袋はファッションの一部として捉えられ着用されます。そのため日本に比べてカラフルな色合いのものが好まれるということもあり、福田手袋は女性の手を引き立てる鮮やかで美しいシルエットの手袋を国内外に向けて製造しています。

写真の手袋
◯Les-179
原材料:カシミヤ100%、羊革
色  :ブラック / ブラウン / レッド / ベージュ / グレー
価格 :8,800円(税込)

【Pick up!】 Le Havre「カシミヤ100%のリストウォーマー。裏地にシルクを使用してなめらかな着け心地」

各工程を職人による手作業で丁寧に仕上げ、使い心地のよい手袋を追求している福田手袋のリストウォーマーです。Le Havreは表地にカシミヤ、裏地にシルクを使用しており、着け心地がなめらかで、手首を寒さから守ってくれます。

◯Le Havre
原材料:表地 カシミヤ100% / 裏地 シルク 100%
色  :ブラック / グレー / ロイヤルブルー / フクシャ / イエロー
価格 :6,050円(税込)

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●クロダ
特徴:温かさと美しさを兼ね備えた革手袋

クロダは1974年(昭和49年)に創業した革製手袋のメーカーです。防寒具としての用途が主な日本で、オリジナルデザインのファッション手袋の開発にいち早く取り組み、レザーファッション手袋の分野では国内シェアの約2割を占めています。本社および海外に自社工場を持ち、デザインや新素材の開発、道具の改良、皮革加工や縫製技術の蓄積など高品質の手袋作りに取り組んでいます。高級皮革手袋から低価格帯のものまで、様々な層へ向けてあたたかくて美しい手袋を作り続けています。

写真の手袋
◯Italian Sheep – Standard color LUGGAGE
原材料:表地 羊革 / 裏地 カシミヤ100%
色展開:black / TAN / LUGGAGE
価格 :13,200円(税込)

【Pick up!】 ウォッシャブルレザーグローブ VMX
「モーターサイクルやトレッキング向けのレザーグローブ。操作性を重視した仕様」

モーターサイクルやトレッキング向けに作られたこのグローブは、甲側に角ゴムのプロテクターを縫い付けたビンテージモトクロスタイプです。装着感のよい外縫いで仕上げ、シームやパーツを必要最小限に抑えて操作性を重視した仕様となっています。親指と人差し指はタッチパネルに対応しています。水洗いもしくは中性洗剤でのお洗濯が可能です。使い込むほどにオイルが馴染み、ツヤと柔らかさが増してきます。

◯ウォッシャブルレザーグローブ VMX
原材料:牛革 / 掌人差指部 やぎ革 / ベルト部・裾回り部 合成皮革
価格 :9,900円(税込)

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●ダイコープロダクト
特徴:専門向けの手袋づくりで培ってきた技術をファッショングローブに

ダイコープロダクトは1963年(昭和38年)に創業。消防士や電気技師が使用する特殊作業用手袋や、スポーツ・アウトドア向けの手袋作りを通じてその技術を培ってきました。自社ブランド「SoH」ではそのノウハウを活かし、伸縮性・作業性・防水性・耐久性・機能性に優れ、縫い代が当たらない、たるみが少ないなどの高機能の製品開発に取り組みながら、地元香川で受け継がれてきた手袋文化を守り続けています。

写真の手袋
◯SoH 土 ベージュ
原材料:甲部 クロロプレインゴム / 掌部 人工皮革スエード、シリコンプリント
色展開:ベージュ / ブラック
価格 :6,380円(税込)

【Pick up!】 SoH 火 018 アイボリー
「消防用手袋の形をそのまま採用。過酷な状況でも手をしっかり保護する本格アウトドアグローブ」

SoH 火 018は特殊グローブの一つ、消防用手袋の形をそのまま採用した過酷な状況でも手をしっかり保護する本格アウトドアグローブです。掌の牛革アテは指の曲がりを妨げない特殊形状で、縫製糸は強くて切れにくいケプラー糸を使用。指の先端に縫い目がなく細かい作業もしやすいです。裏地は肌触りの良いアクリルニットを使用。カラビナループ付きでベルトループやバッグの持ち手に引っかけて使えます。シリアルナンバー入り。

◯SoH 火 018 アイボリー
原材料:表地 牛革 / 裏地 アクリル100%
価格 :11,880円(税込)

◯ダイコープロダクトの商品一覧はこちら

 


 

今回は香川県の3つのくりての手袋をご紹介しました。
同じ産地で同じ手袋をつくっているのですが、作り手の特徴は様々であり、できた手袋の用途や目的もまた多様であることに改めて気づかされました。
今回ご紹介できなかった手袋もたくさんございますので、好みや用途に合った手袋をお店やオンラインショップで見つけていただけたらと思います。

 

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◯【うなDIGTIONARY #7】 香川の手袋 – ひとつの産地の成り立ち事例 –

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