JIGU スプーン クリア
地域文化商社としての
オリジナルプロダクト
九州の仏壇づくりの始まり
八女福島仏壇
仏壇の細かな装飾をつくる
八女仏壇の宮殿師
漆を塗り、金箔を押す
八女仏壇を仕上げる職人
品番 | 10017001 |
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つくりて | うなぎの寝床八女福島仏壇仏具協同組合溝田仏具店近松辰雄商店 |
地域 | 福岡・八女市 |
サイズ | 幅(W)2.2×奥行き(D)18×高さ(H)0.5[cm] |
原材料 | ケヤキ(ガラス塗装) |
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木仏壇技術から生まれたカトラリー ケヤキの木目を生かしたスプーン
江戸時代後期から続く八女福島仏壇の技術を応用して作られた軽食・デザート用カトラリーのシリーズです。食卓とは程遠いイメージの仏壇技術から生まれたカトラリーは、上品かつ軽やかで、普段使いにもおもてなしにもおすすめです。食卓を彩る様々なカタチを仏壇の木地師が担当。漆は本漆を使用、用途ごとに選べるバリエーション豊かな仕上げは、漆や金箔の仕上げの職人が担当しています。
クリアタイプは硬くて木目の美しいケヤキを使用、食品衛生法に適合したガラス塗料で仕上げています。仏壇の木地職人の手仕事を身近に感じることができるカトラリーです。修理やメンテナンスも行なっていますので、安心して長くお使いいただけます。
今からはじめる伝統。小さなプロダクトから伝統の未来を創造する。
日本には、多くの伝統工芸が残っています。しかし、単純に昔のままでは現代の生活に活かされません。技術や精神を受け継ぎ、現代に伝え直すことが最も重要だと考えています。
作り手だけでなく、販売をする伝え手、それを使用する使い手とともに、日本に元来育まれてきた文化を「物」を通して見直すきっかけになればと思います。
続いてきたことの芯をぶらさずに、世の中の変化に対応しながらしっかりと継承する。それが伝統です。JIGUは100年後、この芯が残っているように未来を創造しながら物をつくるプロジェクトです。
繋いできた技術。江戸後期から続く仏壇職人のリレー。
福岡県南部に位置する八女福島は、筑後地方独自の土地の豊かさから久留米絣や手漉和紙、石灯籠など多くの伝統工芸が残る町です。その中でも八女福島仏壇は江戸時代後期から約200年も続く工芸です。
仏壇本体の木地・彫刻から、漆・金箔・蒔絵・金具などの装飾まで、異なる専門技術を結集して6人の職人の手をリレーして仏壇が作られます。その技術と流れを応用し、木のカトラリーとお盆を制作しました。
このプロダクトを通して、八女福島仏壇の技術や土地の文化、素材を知るきっかけになれば良いと考えています。
木地の職人が生み出す、仏壇パーツのようなカタチ
仏壇の木地師がカトラリーのカタチを担当します。掃引体を輪切りにしたようなフラットな形状をしており、日本の櫛などを連想させます。
塗りは漆や金箔を手掛ける仕上げの職人が担当。漆に関しては、本漆にこだわって仕上げています。朱と黒の2つの色があり、漆本来の自然な色と光沢を楽しめます。
朝食・デザート・上品・軽やか。
仏壇の技術には多彩な仕上げ方があります。木地を活かしたクリアのもの、漆をすり込む技法の拭き漆、美しい色と光沢を刷毛で仕上げていく本漆、日本の格式を感じさせる金箔の仕上げ、場所と用途に応じて、使い分けながら、同時に多彩な伝統技術を味わえます。
仏壇という宗教用具を作る技術から、用途的には最も遠いところにありそうな軽食・デザート用のカトラリーが生まれ、楽しい時間を演出することができれば嬉しいです。
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