アキノ染色工芸
1983年創業のアキノ染色工芸は、鹿児島県阿久根市にて「印染(しるしぞめ)」を行なっている工房です。印染めとは、旗・幕・のぼり等の布に型を用いて言葉や絵柄などを印す染物です。鹿児島県の北西部に位置する港町阿久根を中心に漁船の進水式(船舶を初めて水に触れさせる際に行う儀式)で船の安全や大漁を願う「大漁旗」や、あらゆるハレの場で掲げることができる「祝い旗」を作製しています。海上からよく目立つよう、鮮やかな色彩で日の出や鯛などの縁起物が描かれます。印染師である秋野洋さんは専門学校でグラフィックデザインを学んだ後、家業の印染の道に入ります。デザインから染色までの工程を全て一人で行っており、贈る人の思いを込めるため、秋野さんは手仕事で染めることを大切にしています。近年では大漁旗で描かれるデザインをモチーフにした風呂敷やハンカチなどを制作。より多くの方々に印染のよさを伝えられる様、新しい作品づくりに取り組んでいます。
鹿児島県のつくりて 全5社
龍門司焼は、1598年に朝鮮陶工によって鹿児島県姶良市で始められた焼き物「古帖佐焼」の流れをくみ、江戸時代中期に山元碗右衛門が鹿児島県加治木町の龍門司で開窯した…
原絹織物は約100年の歴史をもつ本場奄美大島紬の織元です。奄美大島では1300年以上前から養蚕が盛んで手紡ぎの絹糸による紬が家々で織られていました。花織や絣など…
1983年創業のアキノ染色工芸は、鹿児島県阿久根市にて「印染(しるしぞめ)」を行なっている工房です。印染めとは、旗・幕・のぼり等の布に型を用いて言葉や絵柄などを…