大野原きじ車保存会
きじ車は九州地方独特の木製の郷土玩具で、かつては九州各地で様々なタイプのものが作られていました。大野原きじ車保存会は、大分県玖珠郡玖珠町で1990年に結成されました。玖珠町のきじ車は、江戸時代にこの地域の庄屋の家に子供が生まれた祝いとして村人がきじ車を贈ったところ、その子供が大変喜んだというのが由来とされています。以来、子供が引っ張ったり、乗ったりして遊ぶおもちゃとして作り続けられてきました。戦後も作り継がれてきましたが、昭和50年代半ば頃に一旦途絶えます。きじ車を蘇らせ繋いでいくため、発起人であり会長の高倉三蔵さんが有志を募って保存会を立ち上げます。昔から伝わる型紙があり、教わりながら伝統の形そのままのきじ車の制作を始めます。材料にはコシアブラの木を使用し、土産物ではなく地域の子供のために作られていたものなので、彩色もなく素朴でシンプル。月に一度、メンバーは昼間の仕事を終え作業場に集まり制作しています。
大分県のつくりて 全11社
大分県由布市で竹工芸を行う中村さとみさんは、祖父が建具職人、伯父が大工ということもあり初めは日本家屋の欄間彫刻の仕事に就きます。その後、飛騨高山の家具メーカーに…
ヘルメット潜水株式会社は、1982年にウェットスーツやドライスーツを製造販売する会社として創業。2005年、ウェットスーツの素材であるクロロプレンゴムを使用した…
日田市は昔から林業が盛んな杉の名産地で、下駄の三大産地の一つでもあります。本野はきもの工業は1948年創業で現在3代目となり、分業が大半である現代の下駄づくりで…
染物工房よつめ染布舎の小野豊一さんは1982年広島生まれ。実家は明治28年創業の豊栄堂染工場。広島芸術専門学校グラフィックデザイン科卒業。経営・商品開発・プロモ…
大分県日田市の木工家具メーカー、ID HOUSEの不撓楽天達磨(たおれんだるま)は、家具を製造する際に出る廃材(クスノキ)で作られた四角いだるまです。90年代後…
「FLATS」は国東時間株式会社が開発した立体造形システムで、様々な動物やキャラクターなどを段ボールクラフトで展開しています。FLATS合同会社は、FLATS製…
大分県由布市湯布院町に工房を構える竹聲館は、竹細工製品をつくっています。竹工芸家の高見八州洋さん、綾子さんのご夫婦2人で活動しています。大分県日田市出身の八州洋…
株式会社高瀬文夫商店は1961年の創業以来「かまぼこ板」を製造しています。大分県日田市は、北部九州の中心に位置する山々に囲まれた盆地で「日田杉」と呼ばれる良質な…
七島藺工房ななつむぎ
大分県国東市にある「七島藺工房ななつむぎ」の岩切千佳さんは、くにさき七島藺振興会が行っていた工芸士養成講座に参加したことがきっかけで七島藺(しちとうい)と出会い…
大野原きじ車保存会
きじ車は九州地方独特の木製の郷土玩具で、かつては九州各地で様々なタイプのものが作られていました。大野原きじ車保存会は、大分県玖珠郡玖珠町で1990年に結成されま…
小関工芸
大分県日田市に工房を構える小関工芸(やまご箸)は1985年の創業以来、日田・玖珠・朝倉産孟宗竹または真竹の樹齢3年以上経った丈夫でコシの強い竹を使って、竹のお箸…