【第12回もんぺ博覧会】 次は「福岡天神」! 6/11〜
総勢1,700本!
久留米絣のある福岡の風景を目指して
これまで、福岡の伝統工芸品である久留米絣を最も気持ちよく着ていただける日常着としてもんぺを提案し、2011年より開催してきたうなぎの寝床のもんぺ博覧会。いいねと言って手に取ってくださるリピーターの方が年々増え、もっといろんな方に着て欲しい、と様々なもんぺをコツコツとつくり続けて、遂に今年は12回目の開催となります。今年も織元4軒と共に、この博覧会のために集めたもんぺは約1,700本。もっと福岡の街の中に、福岡でつくられる久留米絣が、自然なかたちで溶け込んでいる風景を目指して、福岡の中心に位置する天神にあるアクロス福岡店にて展示販売いたします。
また、これまで約10年久留米絣のものづくりを続ける中で、久留米絣を最後まで余すことなく使い切ることを考え、試行錯誤してきました。そして、今回はもんぺを作る時に出る「ハギレ」と向き合い、新たな魅力や価値を伝えられる商品として「PATCHBY(パッチバイ)」を、この機会にご覧いただけるよう準備中です。製作の試行錯誤を垣間見ていただけるような型紙やハギレの展示も同会場内で行います。もんぺを通して、ものづくりのあり方について考えるきっかけを提供できればと考えています。
色柄豊富に多種多様なもんぺを揃えてお待ちしておりますので、ぜひ会場へ足をお運びいただければと思います!
<イベント概要>
第12回もんぺ博覧会 in 福岡・天神
アクロス福岡 匠ギャラリー1+うなぎの寝床 アクロス福岡店
2025年 6月11日(水) ~ 6月23日(月)休み 火
営業 10:00~19:00
住所 福岡県福岡市中央区天神1丁目1-1 1F(会場アクセス)
電話 092-753-7223
駐車場 あり(有料)
色とりどり、柄いろいろ、形もさまざま
久留米絣のもんぺがずらり約1,700本!
久留米絣は、小幅織機で織られる柔らかい風合いと、くくりという技法で表現したかすれ模様が特徴の綿織物です。福岡・博多の伝統的な行事、博多祇園山笠では6月1日より久留米絣の長法被が正装となり、その特別な期間は街中でも久留米絣を見る機会が出てきますが、それ以外の時期に天神の街中で久留米絣を見かけることはそう多くないように感じます。福岡で200年以上織られ続け、現代生活の中でも気持ちよく着ることのできる久留米絣が、もっと自然なかたちで福岡の街に溶け込んでいる風景を目指したい、そんな思いを込めて、今年も福岡の中心地であるビッグバン真っただ中の天神、アクロス福岡での開催を決めました。
今年も織元4軒(下川織物・野村織物・坂田織物・丸亀絣織物 / 順不同)とうなぎの寝床の合計5社の多種多様なもんぺが揃います。
うなぎの寝床では、より幅広い方々に日常的に久留米絣を楽しんでいただけるよう、どんな方でもとり入れやすい無地のものから、カラフルポップな柄、伝統的な古典柄、国内外のアーティストとのコラボデザインの久留米絣まで幅広いもんぺを展開します。また、久留米絣の特長をより体感していただけるよう、これまで日本全国の様々な生地産地の生産者とコミュニケーションをとりながらつくってきた、他産地の生地をつかったもんぺも同時に展開予定です。
4軒の久留米絣織元のもんぺも、生地や形はさまざま。個性溢れるそれぞれのオリジナルもんぺを一堂に見ることができる貴重な機会です。
【新作発表】 PATCHBY(パッチバイ)
30以上の工程を経て生まれる久留米絣
とことん使い切って伝えたい!
第12回もんぺ博覧会 福岡天神会場では、MONPEを制作するときにどうしても出てしまう「ハギレ」から製品を開発した「PATCHBY(パッチバイ)」をお披露目します。
およそ30工程以上。手間をかけて織られている久留米絣のことを知れば知るほど、最後の最後まで使って伝えたい。これはUNA PRODUCTSの製品をつくる時に考えていることです。
うなぎの寝床では2015年からMONPEを販売し、なるべく生地を無駄なく使える型を設計して制作していますが、裁断するとどうしても股下のハギレやMONPEには用尺が足りない生地が出てきます。そしてMONPEをつくり続ける限り、このハギレが増え続けることは避けられません。 こうしたものを再度活用し伝えられるように、ハギレセットを販売したり、あずま袋、MINI BAG、がま口などを制作してきました。
そして今回、MONPEの裁断で出る三角のハギレを活用し、サルエル風のパンツができました。MONPEよりもさらにゆったりとしたシルエット。ウエストはもんぺと同じゴム仕様で調整紐付き、男女兼用の1サイズ。ハギレの活用を目指し、MONPEの生産に合わせて制作するため、柄の入り方はそれぞれ異なります。
もんぺを生産して残る生地で何かできないか。そうした思考の中で協力していただいているのは、長年うなぎの寝床のMONPEを縫製して頂いている「久留米サンモード」です。ハギレを1枚ずつ縫い合わせて製品をつくることは、時間や人手がかかりすぎて、継続的な生産ラインにつなげられません。そうした中で循環してハギレを活用できる仕組みを無理なくつくるにはどうしたらよいか、試行錯誤を久留米サンモードと一緒に取り組んでいます。
その他のお知らせ

【掲載情報】 WWDJAPAN(5月26日号)「地域文化から生まれる新しい経済循環」

【今日のMONPE】 庶民の暮らしに根ざした「縞」

【今日のMONPE】 元祖もんぺの型「ファーマーズ」

【新商品】 Farmers’ MONPE 金井工芸 indigo × mud

【新柄追加】 数量限定 いろはもんぺ

【もんぺ博・オンラインショップ限定】 もんぺ2本で「久留米絣のあずま袋(無地)」プレゼント!

【今日のMONPE】 “久留米と伊予” 絣産地の交流「クリエイティブチャレンジ No.3」
