【今日のMONPE】 絵を描く絣の現代実践「○△□」
【第12回もんぺ博覧会】 まずは愛媛大洲から! 5/23よりスタート!
大小の「○」「△」「□」が散りばめられた久留米絣MONPE「まるさんかくしかく」。よこ糸をくくりで染め分けて柄をつくる「よこ絣」の技法で柄を表現しています。
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よこ絣では、並んだたて糸の間に、くくりによって染め分けたよこ糸が行き来することで、柄が現れます。描きたい絵柄ごとに図案を作成。図案を元にくくりで糸を染め分けた後、よこ糸として使うためにトング(木管)と呼ばれる道具に糸を巻き付けます。このトング1巻で図案1柄分(長さ約24cm)を織ることができます。
左)大阪城(布団地 / たてよこ絣):大正時代
右)高砂の翁媼(布団地 / たてよこ絣):明治末期
提供:久留米絣技術保存会
久留米絣では、複数の図案をつなぎ合わせることで、まるで風景画のような大きな柄の表現もされてきました。
例えば、昔の久留米絣では布団用の生地に縁起物を描いた大柄模様が手織りでつくられていました。複雑な図案をいくつも用いて絵柄を設計し、4〜5枚の生地をつなぎ合わせることで大きな模様を表現しています。家庭の衣服を自分たちで賄ってきた時代に、親から子へ、幸せを願って託す嫁入り道具として、長い年月をかけてひとつの織物を作る風習が存在していたようです。
しかし、洋装化に伴い着物としての生地の需要が減少したり、嫁入り道具としての需要がなくなってからは、こうした複数の図案を組み合わせた大柄の模様を作ることは少なくなりました。
大きな模様を見る機会は少なくなった久留米絣ですが、試行錯誤を経て生まれた多種多様な柄や模様は久留米絣の面白さであり、楽しみ方の一つであるのは今も昔も変わりないと思います。だからこそ、こうした背景とも向き合いながら、よこ絣の楽しみ方や可能性を伝えることはできないか?と考え、「まるさんかくしかく」のMONPEをつくりました。
たて糸には細い縞が入っており、濃淡のある色味になっています。揺らぎのある模様も相まって、ポップだけど派手すぎない、深みのある印象になりました。
生地制作:丸亀絣織物工場
MONPE まるさんかくしかく レッド
18,700円(税込)
2L・3Lもあります
MONPE まるさんかくしかく ブルー
18,700円(税込)
2L・3Lもあります
MONPE まるさんかくしかく グリーン
18,700円(税込)
2L・3Lもあります
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