【新商品】 Farmers’ MONPE 遠州 太畝コーデュロイ
コーデュロイ産地 静岡・遠州
ふんわりとした柔らかさ、滑らかな手触り
産地コラボMONPEに、静岡・遠州産地のコーデュロイMONPE 新作が仲間入り!
福田織物とのコラボMONPEは、ふんわりとした柔らかさがあります。この柔らかさは、遠州コーデュロイの生産工程の特徴である豊富な水で何度も揉み洗うことで生まれます。福田織物では、この風合いを活かすために、織りの密度やタテ糸のテンションなどを吟味。綿が持つ柔らかさを最大限に引き出しています。
太い畝の5ウェルトコーデュロイを使用。型はゆったりシルエットのファーマーズMONPEです。
愛媛大洲店、下北沢店を含めた全店舗でご覧いただけます。
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<商品ラインナップ>
Farmers’ MONPE 遠州 太畝コーデュロイ ライトグレー
17,600円(税込)
Farmers’ MONPE 遠州 太畝コーデュロイ ネイビー
17,600円(税込)
<コーデュロイってどんな生地?>
コーデュロイは、たて方向に毛羽立った畝(うね)のある綿織物です。独特の毛羽立ちによる滑らかな手触りが特徴です。
コーデュロイの断面図(イメージ)です。
コーデュロイには織物の基本的な構造「タテ糸+ヨコ糸」に加え、「パイル糸」が織り込まれています。このパイル糸をカットすることで畝が立ち、凹凸のある表情とふんわりとした肌あたりが生まれます。
<コーデュロイができるまで>
① 織り: 高密度織物産地だから有する技術
カットしたパイルが抜け落ちないように、ヨコ糸を強く打ち込みます。
遠州産地の南側、海沿いに面する磐田地域は、帆船の集積地であったことから船の帆などに用いる「帆布(はんぷ)」を製織する機屋が点在していました。強度や耐久性を要する帆布づくりが盛んな産地だからこそ、高密度の厚地織物をつくる技術を有していました。その技術がコーデュロイの織りにも活かされています。
② カッチング: コーデュロイの要「畝」をつくる
織り上げた生地はパイルのカットを専門に行う工場へと運ばれます。ここでの行程は「カッチング」と呼ばれています。
パイルをカットするために、円形のカッターとガイドニードル(針)を用います。このセットを畝の数だけ機械に設置。ガイドニードルがパイル部分のみをすくい上げ、拾ったパイル糸だけを回転するカッターで切っていきます。この工程によって、コーデュロイ特有の表面の畝ができます。
③ 水洗い: 柔らかさを引き出す、遠州にしかない製法
パイルをカットした生地を豊富な水で揉み洗いします。
この工程の総全長、なんと約5000メートル。いくつものローラーを通り、丹念に揉み洗いすることでしっかりと糊を落とし、コーデュロイの毛羽が立ち、なおかつ生地のコシも抜けてふっくらと柔らかな風合いになります。
手間もコストもかかるこの工程は、日本全国・世界中を見てもないそうで、遠州産地にしかないものづくりの一つです。
④ 毛焼: 「燃える」ことで美しい毛並みに
揉み洗った生地を乾燥させたのち、無駄な毛羽を取り除くために表面を焼きます。
燃え上がる炎は約600℃。高火力の炎の上をカッチングした生地が通過することで、コーデュロイの畝の無駄な毛羽を焼き切り、整った美しい畝ができます。
その後、もう一度揉み洗いの工程を行い、コーデュロイが出来上がります。
<繊維産地 静岡・遠州>
コーデュロイの国内シェア95%以上
静岡県西部の遠州地域では、県内を流れる天竜川の豊かな水や、温暖な気候により、古くから綿栽培が盛んで、綿織物も発展を遂げてきました。中でも、天竜川の東側地域(磐田市・掛川市など)では、厚手の織物が発展し、現在では国内唯一のコーデュロイの産地として95%以上のシェアを誇ります。
<サイズ感について>
Farmers’ MONPE 遠州 太畝コーデュロイは、通常のFarmers’ MONPEと同じ型を使用しておりますが、生地の性質によって若干大きめに感じられます。
産地コラボMONPEは、久留米絣のMONPEと比較した場合、生地の性質(織り方、糸の種類、生地の厚さ、密度など)によっては同じサイズでも着用した際に大きさや着用感が異なるように感じられる場合があります。これは動きやすい、重さがある、ハリがあるなどといった生地の特性によるものです(感じ方には個人差があります)。