【産地としての八女】うなぎの寝床の八女での取組み - 仏壇編 -
Photo:Koichiro Fujimoto
職人の手仕事を身近に感じる八女拠点
販売と共に、肌で感じ考えるうなぎの寝床の活動
手すき和紙、提灯、竹細工、仏壇などの手工芸の産地である八女地域。うなぎの寝床の店舗である旧寺崎邸のお隣は仏壇屋、旧丸林本家の2軒隣は提灯屋があり、職人さんたちが毎日ものづくりをされています。職人さんや工芸品を身近に感じられる環境で、うなぎの寝床は店舗での販売をしながら、八女産地に密着した活動も行っています。産地の現状を近くで見て、肌で感じながら、今、一緒にできることは何かを考えています。
なかでも八女の仏壇づくりは、福岡では唯一、九州では鹿児島の川辺仏壇の2地域のうちの1つです。仏壇は分業制でつくられるため、漆塗りと金箔を押す漆職人、漆の上に蒔絵を施す蒔絵職人、木材を自由自在に扱う木地師、金具に模様を施す金具職人、木材を彫って形にする彫刻師、神社の宮殿などもつくる宮殿師と、たくさんの職人の技術が江戸期から今につながれています。その数、八女市内だけで16店舗あり、八女福島仏壇組合に所属していない店舗を含めると20店舗以上あるかもしれません。
暮らしと祈りの間を考え直す「ブツマプロジェクト」
シーズン2では「八女」の魅力を伝え、暮らしの仏壇を考える
うなぎの寝床は八女福島仏壇組合と一緒に、現代の暮らしと共生できる仏壇を再考する「ブツマプロジェクト」に2018年から取り組んでいます。職人の技術を活かしながら、マンションなどの現代の居住空間にも取り入れられる新しい仏壇のかたちを探っています。
6年目となる今年は、シーズン2として株式会社SAITO、株式会社テツシンデザインと一緒に、森林が6割を占める「八女」の土地の魅力がたくさん詰まった仏壇に、仏壇職人の技を入れ込んだ新作仏壇をつくりました。(目下製作中です!)
1月24日よりアクロス福岡「ギャラリー2」で「ブⅡ」を開催します。
完成お披露目会を来年1月にアクロス福岡2F「ギャラリー2」で行います。八女の伝統工芸品の展示販売や、職人さんとの製作体験も行います。ぜひ、来年のスケジュールにご予定おきいただき、アクロス福岡1F店舗と一緒に覗いていただけると嬉しいです。
展示会|「ブⅡ」ブツマプロジェクト シーズン2
会期|2024年1月24日(水)-1月29日(月)
時間|10:00ー19:00
会場|アクロス福岡 匠ギャラリー2F『ギャラリー2』
入場料|無料
主催|八女福島仏壇仏具協同組合
企画|ブツマプロジェクト
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