【新商品】 ロングシャツ 近江リネン

リネンのさらっとした質感
春夏秋冬楽しめる着心地

日本リネンのパイオニア「帝国繊維」の生地を使ったリネンのロングシャツが出来ました!
フランス・ノルマンディ地方産の一等亜麻を原料に紡績したリネン糸を使用し、滋賀県湖東産地で製織した国産リネン生地ブランド ”NIPPON LINEN” の生地を使っています。通年使えるサラッとした肌触りを楽しめます。

シャツはロング丈のワンサイズ(M~Lサイズ相当)展開です。身幅はゆったりとしているため、どなたでも着ていただける型です。ボタンを閉めてシャツとしてはもちろん、サッと着られる羽織ものとしてもお使いいただけます。

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両サイドにはポケット。スマートフォンや財布を入れてサッと出かけるのに便利です。

袖のボタンは2つ。袖口のサイズ調整ができます。

 

リネンは通年使える
天然の機能繊維

一般的に春夏の素材のイメージが定着しているリネンですが、実は一年通してお使いいただける素材です。

リネンの原料である亜麻には、繊維の中にストロー状の「空洞」があります。
汗ばむ季節にはこの空洞が余分な水分や湿気を発散し、さらりとした肌触りを維持してくれます。また、繊維の空洞に空気を含み、外気を遮断して暖かさを保つ効果も期待できます。肌寒い季節には他の素材と重ねて着ることで保温性を発揮してくれます。

吸水速乾性と保温性のバランスがよいリネン素材は、春夏秋冬、一年通して快適に着て楽しめます。

 

そもそも「リネン」ってなに?

リネンとは、亜麻(あま / 別名:フラックス)という植物から採取した繊維を使って作った糸や生地、製品の総称で、日本で麻の名称で流通している繊維のほとんどを占めています。サラリとした質感で光沢があり、使うほどくたっと肌に馴染むように変化するのが特徴です。

原料である亜麻は、ヨーロッパ北部などの涼しい地方で栽培されています。6月ごろに開花期を迎え、日の出とともに淡い青紫色の花を開きます。お昼には散ってしまうという儚くも可憐な瞬間を見せてくれるようです。

【コラム】 麻ってなんなの?リネンってなんなの?

 

リネンの特性

◯吸水速乾性
水分や汗を素早く吸い取り放出してくれるため、吸水性がありながら乾きが速く、さらっとした肌当たりを維持してくれる。

◯保温性
繊維の空洞に含まれる空気が外気を遮断し、暖かさを保つ効果が期待できる。他の素材と重ねて着ることで、より保温性を発揮してくれる。

◯清涼感・清潔感
リネンをはじめとした麻の仲間は熱伝導性が高く、肌に触れた時に素早く体温を外に放熱してひんやりと感じる「接触冷感」を与えてくれる。さっぱりとした清涼感や清潔感のある風合いを楽しめる。

◯汚れにくい
亜麻(フラックス)に含まれるのり成分「ペクチン」が汚れを防ぎ、洗濯で落としやすくする。

◯強靭な繊維
リネンの繊維には弾性(硬さ)がある。また、水に濡れるとペクチンが溶け出し強度が増すという性質があり、繰り返し洗濯しても耐久性がある。硬さやハリがある反面、シワになりやすい。

 

帝国繊維「NIPPON LINEN」

帝国繊維株式会社は、日本におけるリネン産業の発展を目的とした国家事業から始まり、現在では消防用ホースなどの防災分野を主軸としたメーカーです。

「NIPPON LINEN」は、こうした帝国繊維のルーツに立ち返り、創業当初から続くリネンというDNAを現代・未来に伝える生地ブランドです。

明治期に海外から持ち込まれ、日本の発展ともにあったリネン。国内では亜麻の栽培やリネンの紡績はほとんど残っていないのが現状ですが、リネンを織ることができる機屋さんたちと一緒に生地をつくっています。

今回の生地を織っているのは、滋賀県湖東産地で昭和31年創業の藤居織物工場です。
琵琶湖の近くに位置する湖東産地は、古くから麻(苧麻など)の産地として知られています。麻織物は乾燥した状態だと織ることが難しいとされますが、間近に琵琶湖があることで大気に水分をたっぷり含んでおり、麻の織物づくりに適した場所だったことから産地として発達しました。

【コラム】ヒトとリネン – 人類最古の繊維 –

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