【漆器特集】 使いつづけてわかる「漆器」の魅力
現在、旧寺崎邸にてろくろ舎の「オンリー椀」受注会が開催中です(1/23まで)。
温かいお鍋や味噌汁が身に染みるこの季節。もちろん磁器や陶器も良いけれど、「漆器」で頂く料理もまた格別に美味しく感じるように思います。
漆器はこの季節におすすめしたい器の一つですが、どこか敷居が高くて扱いにくいと思われてしまうことも多くあります。実際に使ってみると、意外と扱いやすく、永く使うことができる器なのです。
今回は「漆器」について、その特徴や特筆すべき点をご紹介いたします。
■ 漆の器 3つの利点
1. 優れた保温性・断熱性
木でできた器は陶器や磁器と異なり熱が伝わりにくく、アツアツのお汁を注いでも難なく持てます。また、熱の伝わり方がゆっくりなので、あつあつ料理はさめにくく、冷たい料理は長く温度を保つことができるため、年中通してお使いいただけます。
2. 丈夫で劣化しにくい
漆は熱湯や酸、アルカリなどに対して耐性があり、塗料として優れた性能を持ちます。油ものにも強く、盛る料理を選ばないため、毎日のお食事でも気軽にお使いいただけます。
また、木の器は他の食器と比べ軽く、割れにくいため、お子様にも安心してお使いいただけます。
3. 使い込むほどに増す”味わい”
漆器は使って洗うを繰り返す中で美しい艶がでてきます。使い込むほどに増してくる「味わい」や「愛着」も魅力の一つです。
■ ”使う”ことが一番のお手入れ
上でも少しお話したように、漆器はお手入れが大変なように思ってしまいがちですが、「洗う、拭く」を少しだけ気に掛けていただければ、他の食器の扱いと大きな違いなくお使いいただけます。
漆の塗膜は空気中の水分を取り込むことで固まります。そのため表面に適度な湿気がある状態を保つことが漆にとっては好ましく、「常に使って洗う」ことが良いお手入れです。
<洗い方のポイント>
・通常の食器用洗剤とスポンジで洗えます。
・洗った後は柔らかい布でさっと拭いて乾燥させてあげます。
※長時間のつけ置きはNG。食べ終わったらさっと洗ってしまいましょう。
※食器洗い機、電子レンジ等、電熱で高温になる中に入れないようご注意下さい。
※漆は紫外線に強くないため、保管の際は直射日光に晒さぬようにしてください。
■ お取り扱いしている4つのつくりて
○ ろくろ舎(福井県・鯖江市)
○ 関美工堂(福島県・会津若松市)
○ 川連漆器 寿次郎(秋田県・川連町)
◯ 翁知屋(岩手県・平泉町)
ろくろ舎(福井県・鯖江市)
「木地師」の視点から生まれる木目を生かしたお椀
◯ろくろ舎 汁椀乱筋 生漆
サイズ:直径約10.4×高さ約7.5[cm]
価格 :7,700円(税込)
関美工堂(福島県・会津若松市)
「日々の暮らしで使える道具」として生まれた
アウトドア仕様の漆器
◯NODATE one 紅緋
サイズ:直径約11.5×高さ約7.2[cm]
価格 :8,250円(税込)
川連漆器 寿次郎(秋田県・川連町)
漆本来の柔らかな艶。普段使いしやすいシンプルな器
◯川連漆器 寿次郎 寿次郎椀 赤
サイズ:直径約12×高さ約7.2[cm]
価格 :7,700円(税込)
翁知屋(岩手県・平泉町)
金箔で文様を描く秀衡塗の漆器。
料理やお菓子を華やかに引き立てる。
◯翁知屋 銘々皿 花塗り 黒
サイズ:直径約15.3×高さ約3.7[cm]
価格 :11,000円(税込)
旧寺崎邸にて、1/23(月)まで!