漆の金継ぎ相談会 開催します。
ちょっとお待ちを!!そのお皿、継いで使い続けられますよ。
日々使っているお気に入りの食器達。割れないように気をつけて使っていても器同士をぶつけて欠けたり、スルリと手から滑り落ちて割れてしまうことがあると思います。そういう時に破棄一択ではなく、破損した器を漆で修復する「金継ぎ(金繕い)」と呼ばれる方法があります。割れたり欠けたりしてしまった陶磁器、ガラス、木工品などを、漆を用いて繋ぎ合わせ、金や銀、色漆などで仕上げます。
うなぎの寝床では2012年の創業当初から陶磁器・ガラス製品を取り扱っています。木のお弁箱や包丁、MONPE、お櫃、下駄など、修理を受けられるものは受け付けてきましたが、陶磁器類は今まで受けることができませんでした。
この度、福岡・太宰府市で金継ぎの修復を専門として活動している「漆と金継ぎ さらは」の修繕師 樋口麻耶さんを迎えて、金継ぎの相談会を開催します。お気に入りのマグカップ、旅の思い出が詰まったお皿、普段使いの器など、直して使い続けたい器をご持参ください。弊店にて購入のものでなくても大丈夫です。ひとつずつ状態を確認し、修繕の種類を選んでいただき費用や期間をその場で見積もりしお伝えします。ご希望の方はそのまま器をお預かり致します。
相談会時間は予約制で1枠 30分(約2点)です。ご予約いただいていない場合はお待ちいただくことがありますのでご注意ください。
– 金継ぎ相談会 –
●日時: 2021/9/3日(金) 4日(土) 11:00~12:30 / 13:30~17:00
●予約制 1枠 30分(約2点)
●お直し費用: 3500円~(破損状況・修繕方法により変わります)
*相談とお見積もりは無料です。
●会場: うなぎの寝床 旧寺崎邸
834-0031 福岡県八女市本町(モトマチ)327
店舗営業 11:00-17:00
●予約:「漆と金継ぎ さらは」のHPのイベントページよりお申し込み下さい。
→https://www.kintsugi-saraha.jp/event
*ご予約頂いていない場合はお待ちいただくことがあります。
●お預かり期間:約 2~3ヶ月
●修繕後のお渡し方法:出来上がり次第、順次、さらはさんより発送となります(送料無料)
*旧寺崎邸での店頭受け取りも可能です。
*会場は消毒・換気等の感染対策をしていますが、マスク着用などコロナ対策の上でお越しください。
ガラスも繕えます。
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– 作家プロフィール –
樋口麻耶 Maya Higuchi
消費社会に疑問を持ち、「作る、売る、使う 」の続きにある“直す”ことを自身の役割として、陶磁器の産地が多く集まる九州にて修復師として活動しています。
機能としての修理だけではなく、直した跡に新しい美を加える日本の伝統技術、金継ぎ。傷ついてなお、美しく蘇る強さに、人としてどう生きるかという哲学を感じています。
「さらは」とはアラビア語で「直す」という意味。壊れたものを直すだけでなく、関係を修復するという意味もあります。幸せという意味も。
※金繕い工房から「さらは」に屋号が変わりました。
1981年 福岡県生まれ。幼少期より木でできたものが好きで、木工に興味を持つ。
2005年 金沢美術工芸大学工芸科 漆芸専攻卒業。
2007年 金沢美術工芸大学大学院工芸科 漆芸専攻修了。金継ぎでのお直しを開始。
2012年 JICA国際協力機構より国際ボランティアでエジプトに派遣。
手工芸による女性の社会進出活動の援助を行う。
2014年 京都の美術骨董修復工房にて修繕に従事。300点以上の修復を行う。
2017年 京都にて金継ぎ工房の立ち上げに参加。
2018年 出産を機に帰郷、独立(福岡・太宰府市在住)
年間200点以上のお直しを行っております。