【UNAなぜ始める?展】自分でやってこそ分かる、作り手の魅力とすごさ / 宝島染工の藍染講座レポート
【UNAなぜ始める?展】自分でやってこそ分かる、作り手の魅力とすごさ / 宝島染工の藍染講座レポート
先週の土曜日、「宝島染工の藍染講座」を開催しました。福岡県の大木町で、手染めと中量生産に重きをおきながら、天然染めに特化した染め工房をされている宝島染工さん。TRAVEL UNA創刊号「ネイティブテキスタイルをめぐる旅」でも取材させていただいています。
今回、代表の大籠千春さん直々に、藍染のことや染め技法のことを教えてもらい、しかもお持ち帰り用のミニ藍染セット付き!の贅沢講座に、ご協力をいただだきました。
あらためて感動ひとしお!だったのは、宝島染工さんの美しい色や柄の表現の裏にある、計画性と創造性のバランス。プリントと違い天然染めは、結び方ひとつ・折り方ひとつの緻密さが求められます。同時に、染める時の手の位置や持ち方、どれくらい強く握るかでも、柄の出方が変わるのです。
ばっちりコントロールするところと、自然なゆらぎを楽しむところ。その絶妙なバランスが、宝島染工さんの染めや洋服などの魅力を生み出しているのかもしれないと感じました。
また今回はみなさん自宅に藍ちゃんをお持ち帰り、ということで、「どうやって管理したらいいのか?どこに気をつけたらいいのか?」と大籠さんを質問ぜめ。
工房見学のときも、藍甕の管理などで作り手さんから説明していただき「ほぉ〜」となることは多々ありますが、やはり自分ごととなると力の入りようが違う!と実感。
あらためてこういう機会を作っていくことが、UNAラボラトリーズの使命なんだと感じます。今回ご応募多数でお断りしなければいけない方々もいらっしゃいましたが、またワークショップは今後も行いたいと思っていますので、どうぞお楽しみに。渡邊
Founded by Mizuma native Chiharu Ogomori, Takarajima Senkou is an innovative workshop that has successfully ushered traditional natural dyeing processes into the 21st century.
Last weekend, we held a exciting workshop with Takarajima Senkou. Learning and trying indigo dyeing and pattern making with Ogomori san, and bringing home your own mini indigo dyeing set. The experience made us realize how precise and creative pattern making for indigo dye is, and how such hand-on experiences changes perception and understanding of makers and their expertise.
旧寺崎邸・本店でも宝島染工さんの作品・商品を展示販売していますが、展示に来られない方のために、TRAVEL UNA取材チームが現場で得られた体感を少し共有したいと思います。詳しくはぜひオンライン・書店等でもTRAVEL UNAのぞいてみてください。
<Mさん>「宝島染工さんと仕事がしたい」、「宝島染工で働きたい」、そして「宝島染工の服をまといたい」。
上の代の人たちが置いてきた、一番大事な感情の全てを思い出させてくれる。宝島染工の大籠さんは、アーティストと経営の両輪で突き抜けた、最高到達点のような気がしています。
<Sさん>工場のエコシステムをつくる宝島、大籠さんの思想がすばらしいと思う。柔軟な発想と、技術と、経済のバランスがすばらしい
<Aさん>排水は工場の裏にある排水プールで濾過され、トイレはコンポスト式で排泄物は畑の肥料になるそうです。美しいものをつくるだけでなく、捨てることも考えて、環境にも誠実なものづくりをされているんですね。
[通販]
TRAVEL UNAはこちら:https://bit.ly/33ceO4N
宝島染工商品はこちら: https://bit.ly/2U4ZILA
株式会社UNAラボラトリーズ: https://en.unalabs.jp
4月旅行業取得予定。今後の”文化ツーリズム”もお楽しみに。
『 UNAラボラトリーズ なぜ始める?展 』
会期 : 2020年3月6日(金)~ 3月29日(日)
時間 : 11:30 – 18:00
会場 : うなぎの寝床 旧寺崎邸
住所 : 福岡県八女市本町327
http://unagino-nedoko.net/whyunalabo/
Photo Credit: Koichiro Fujimoto