【 イベント出展情報 】 NO PROBLEM store @ 21_21


NO PROBLEM storeに参加しています。
http://www.2121designsight.jp/gallery3/no_problem/


NO PROBLEM store とは?

日用品などの製造過程で必ず生まれてしまうB品。じゅうぶん使えるのに、 正規品と同じ価格で販売することができないこれらの製品を、「NO PROBLEM(問題なし!)」として受け入れること。それがNO PROBLEMプロジェクト。展示会やタブロイドの出版などを通じ、作り手、売り手、使い手である消費者がいっしょになって、正規品とB品の基準を捉え直す機会を生みだしてきました。
NO PROBLEM storeは、これまでB品として扱われていた使用上問題のないものを、NO PROBLEM(NP)品として定価で販売する試み。プロジェクトに賛同した作り手、売り手あわせて6社のNP品が並びます。使い手が品さだめをする場に、検品基準という問いを持ち込みます。


規格外の商品だからこその可能性がある
久留米絣を違う視点から見てもらう、知ってもらうために

うなぎの寝床から販売している自社商品(もんぺ等)は、社内で決めたいろいろなチェック項目や検品基準をクリアした「規格内」のものを正規品として販売しています。その基準・規格があるのでもちろん「規格外」の商品も存在します。
例えば、生地にちょっとしたキズがあったり、久留米絣の場合は染めの部分でムラになったり、柄がうまく合っていないなど、その事象は様々です。
この「規格外」の商品が機能的に問題あるかというとそういうことはなく、普段使う分にはまったく問題ありません。自社で決める「規格」を満たしていないというだけです。
ただ、この規格を設けて判断基準を作らないと不具合のある商品まで世に出てしまう可能性があるので、一定の基準は必要だと思います。

一般にA品やB品という言葉が使われますが、うなぎの寝床でA品でもB品でもないAとBの間、AB品のことを「アジ(あじわい)」品とこれまで呼んでいました。このAB品たちをどうにか使える手段はないかと考えていたところに今回のお話を頂きました。

AB品は、規格内のA品と比べると何かしら気になる点があるかもしれません。もしかしたら、まったく気にならないものもあると思います。
この気になる部分というのは、よくよく知っていくと久留米絣の特徴や製造工程についてより知ることができる部分でもあります。
逆に考えると、その部分がなければ知ることも、きっかけもなかったものが、その事象があるからこそ知ることができるモノになっているのではないかと考えるようになりました。
これまで、久留米絣のことを知ってもらう、伝えるためにいろいろな方法を試みてきましたが、今回の企画ではまた違った角度から久留米絣へアプローチできる機会になったと思います。

会場の展示では、普段目にすることのない久留米絣に起こるさまざまな事象を実際の商品を通して見てもらえるようなっています。また、これだと気に入るモノがあれば購入してもらうこともできます。
この機会にこれまでと違う視点から久留米絣のことを見て、知ってもらえればと思います。


『 NO PROBLEM store @ 21_21 』

会期 : 2020年2月19日(水)〜 3月11日(水)
時間 : 10:00 – 19:00
会場 : 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所 : 東京都港区赤坂9-7-6
http://www.2121designsight.jp/gallery3/no_problem/

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