【企画展】はんてん展は12月1日(日)まで!あたたかいはんてんで暖かい冬を。
【企画展】はんてん展は12月1日(日)まで!あたたかいはんてんで暖かい冬を。
http://unagino-nedoko.net/hantenten2019-01/
うなぎの寝床 旧寺崎邸2階で開催中の「はんてん展2019」では、福岡県筑後市で50年以上に渡ってわた入れはんてんを作っている宮田織物のはんてんの紹介・展示販売を行なっています。
古くから冬場の防寒着として親しまれてきたわた入れはんてんですが、現在わた入れはんてんの国内生産量の多くを筑後地域が占めているそうです。筑後地域といえば久留米絣の産地として知られていますが、宮田織物がある筑後市でも久留米絣の生産が盛んに行なわれてきました。宮田織物も創業者の宮田サカヱさんという方が大正2年に久留米絣の機織りを始め、これがのちの宮田織物につながっていきます。
明治時代、それまで織元が一括で久留米絣の全行程を担っていたのが、農家などに織り機を貸し出す「出機制」(だしばたせい)を始め、織り工程が農家や商家などの女性の副業になりました。サカヱさんも地元筑後の地で久留米絣と出会い久留米絣を生業として始められたのではないかと想像をめぐらせています。
宮田織物がわた入れはんてんの生産を始めたのは昭和40年代からなので、はんてんづくりは比較的新しいとも言えますが、この地でわた入れはんてんが多く作られているのはそういったものづくりの土壌や歴史的背景もあったのかもしれません。
会場内では袖のある定番のベーシックなはんてんや袖なしの奴はんてん、ロング丈や大きめサイズ、昔ながらの雰囲気を残したデザイン、街着としても違和感のないモダンなデザインのものまで多種多様なはんてんを揃えています。一つ一つに宮田織物の蓄積された技術とこだわりが詰まっています。ご家族で揃えたり、おしゃれなアウターとして取り入れてみたり、ご自分にあったお気に入りを見つけてもらえたらと思います。鬼木
大きい方向けの大判はんてん(2L、3L)も入荷してます。写真は宮田織物の定番品、藍調はんてんの黒茶縞3Lサイズ。女性が二人着れてしまう大きさです。身体の大きい海外の方へのプレゼントにもいかがでしょうか。
はんてんの通販:
https://shop.unagino-nedoko.net/?mode=cate&cbid=1407739&csid=6&sort=n
※2Lは通販でも購入できます。
※3Lは店頭での取り扱いとなります。
つくり手のこと
うなぎの寝床で取り扱っているはんてんは、福岡県筑後市にある宮田織物がつくっています。久留米絣織元として大正2年(1913年)に創業し、戦後広幅の織機に切り替え、昭和40年(1965年)にわた入れはんてんの製造を開始、最盛期の昭和60年代には約50万枚ものはんてんを生産しました。糸選びから生地織り、デザイン、縫製まですべて筑後の自社工場で一貫生産、「見えないところに手を抜かない」という信念ものと、一枚一枚手とじでつくっています。(宮田織物ホームページ参照)
うなぎの寝床でははんてんの取り扱いだけでなく、ストレッチもんぺや刺し子花織のもんぺの生地もつくっていただいているつくり手さんです。
熱源はあなた-温熱増幅装置としてのはんてん-
「わた入れはんてん」とは冬の防寒対策としてわたを入れた羽織もののことを言います。わたは綿花の種子からとれる天然の塊状の繊維です。それ自体が発熱するわけではないですが、人の体温や湿気を取り込んで保温する効果を持っているのでじんわりと温まっていきます。宮田織物のはんてんは、表地、中わた、裏地が基本的に天然繊維なので※過度に熱を持ちすぎず、ちょうど良いあたたかさを保持してくれます。天然繊維は化学繊維と比べて静電気が起きにくいので人体にも優しいです。蒸れて不快に感じることも少ないでしょう。急速なあたたかさは得られないかもしれませんが、長い目で見ると健康にも良さそうです。熱源はあなた自身。優しいあたたかさです。※中わたにポリエステルを20%配合したはんてんもあります。化学繊維を取り入れることによる利点や機能性についても会場でご紹介します。
▽展示販売
宮田織物のわた入れはんてん、奴はんてん、ロングポンチョ
長く気持ちよく使ってもらうためのお手入れ方法の紹介など
●うなぎの寝床のはんてん展2019熱源はあなた
2019年11月22日(金)~12月1日(日)
休み:火曜・水曜休み
時間:11:30-18:00
会場:うなぎの寝床 旧寺崎邸
住所:福岡県八女市本町327
電話: 0943-24-8021
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