【着る人が少しでも気持ちよく。】 22日(金)からはじまるよ!はんてん展2019

【着る人が少しでも気持ちよく。】22日(金)からはじまるよ!はんてん展2019
http://unagino-nedoko.net/hantenten2019-01/

今年9月、企画展に向けての仕入れの為本店チームのお2人とうなぎのバイヤーハルさんと私の4人で宮田織物さんを訪問しました。うなぎから車で10分ほど走ったところにある筑後市に、宮田さんの社屋・工場があります。すぐ横を九州新幹線が通っていて車窓からも見ることができます。
宮田織物さんは大正2年(1913年)創業、もともとは久留米絣の織元でした。この地域もかつては久留米絣の織元が多くあったそうですが、宮田さんは戦後洋服用の広幅織機の導入を図り、昭和40年(1965年)にわた入れはんてんの製造をはじめました。

工場内には実にさまざまな種類、色柄のはんてんがずらーーっと並んでいます。生地のデザイン、織り、縫製、すべてこの工場で作っています。(中わたは同市内にある新川桂さんのものを使用)
久留米絣織元がルーツなだけあって、糸は先染め、柄も久留米絣を彷彿とさせるものがあります。コンピューターでデザインをシミュレーションし、試作品を作り、クリアしたものだけが製品となって世に送り出されます。できあがった生地や仕立てた服が当初のイメージと違うこともよくあるそうで、倉庫には商品化には至らなかった生地が眠っているそうです。

かつてはんてんの外側の生地は化学繊維を使っていたそうですが、着る人がほんの少しでも「気持ちいい」と感じてもらいたいという思いから、35年ほど前に表地と裏地をすべて綿100%に切り替えました。中わたは、綿だけが入っているものと、一部ポリエステルを配合したものとがあって、これにはポリエステルの利点を活かすためのれきっと理由があり、配合率にもこだわりポリも良質のものを使用しています。目から入る生地の美しさと肌に触れる気持ち良さ、その両方をぜひ体感してみてください。鬼木

つくり手のこと
うなぎの寝床で取り扱っているはんてんは、福岡県筑後市にある宮田織物がつくっています。久留米絣織元として大正2年(1913年)に創業し、戦後広幅の織機に切り替え、昭和40年(1965年)にわた入れはんてんの製造を開始、最盛期の昭和60年代には約50万枚ものはんてんを生産しました。糸選びから生地織り、デザイン、縫製まですべて筑後の自社工場で一貫生産、「見えないところに手を抜かない」という信念ものと、一枚一枚手とじでつくっています。(宮田織物ホームページ参照)
うなぎの寝床でははんてんの取り扱いだけでなく、ストレッチもんぺや刺し子花織のもんぺの生地もつくっていただいているつくり手さんです。

熱源はあなた-温熱増幅装置としてのはんてん-
「わた入れはんてん」とは冬の防寒対策としてわたを入れた羽織もののことを言います。わたは綿花の種子からとれる天然の塊状の繊維です。それ自体が発熱するわけではないですが、人の体温や湿気を取り込んで保温する効果を持っているのでじんわりと温まっていきます。宮田織物のはんてんは、表地、中わた、裏地が基本的に天然繊維なので※過度に熱を持ちすぎず、ちょうど良いあたたかさを保持してくれます。天然繊維は化学繊維と比べて静電気が起きにくいので人体にも優しいです。蒸れて不快に感じることも少ないでしょう。急速なあたたかさは得られないかもしれませんが、長い目で見ると健康にも良さそうです。熱源はあなた自身。優しいあたたかさです。※中わたにポリエステルを20%配合したはんてんもあります。化学繊維を取り入れることによる利点や機能性についても会場でご紹介します。

▽展示販売
宮田織物のわた入れはんてん、奴はんてん、ロングポンチョ
長く気持ちよく使ってもらうためのお手入れ方法の紹介など
●うなぎの寝床のはんてん展2019熱源はあなた
2019年11月22日(金)~12月1日(日)
休み:火曜・水曜休み
時間:11:30-18:00
会場:うなぎの寝床 旧寺崎邸
住所:福岡県八女市本町327
電話: 0943-24-8021

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