【イベント】福井県の漆器づくりと「ろくろ舎」丸物木地師

【イベント】福井県の漆器づくりと「ろくろ舎」丸物木地師


漆器の産地を代表する福井県。越前漆器と呼ばれ、伝統的な木製の漆器とおもに外食分野で使用される合成樹脂の漆器が作られています。今回は伝統的な木製の漆器づくりに焦点あて、漆器づくりの工程と福井県に工房を構える「ろくろ舎」の酒井さんをご紹介していきます。

まずは、漆器づくりの工程です。木地製作→手塗り(下地・上塗り)→加飾(蒔絵・沈金)に大きく分かれ、産地全体で分業制が成り立っています。この各工程に木地師、下地師、上塗師、蒔絵師、沈金師という専門の職人さんがいます。一つの漆器の完成までに各工程のプロたちが関わるので、作品の美しさや堅牢さ、変わらない品質の安定につながっています。

2014年に福井県鯖江市に工房を立ち上げた「ろくろ舎」の代表酒井さんは伝統的な丸物木地師としての技術を継承しながら、「価値の再定義」をコンセプトに、木材を中心に素材・製法にこだわることなくプロダクトを製作しています。
丸物木地師としての定番の作品「お椀」。酒井さんのお椀は、本来であれば隠れてしまう木地の美しさや、下地の素材感が活かされています。ろくろ挽きという伝統的な技法を用いながらも、固定観念にとらわれ過ぎずに価値のモノサシは人それぞれが決められる自由なものだ、という考えのもと作品をつくられています。

企画展では「ろくろ舎 オンリー碗受注会」と題しまして、お好きな型・塗りを選べてお椀が受注できます。
また、3月31日(日)には「ろくろ舎の酒井さんご本人に聞く!木の碗・漆器の使い方」のイベントを開催。ろくろ舎の取り組み、丸物木地師の仕事などについてもお話していただきます。このイベントではさらに、ろくろ舎の漆器で食べる、ふるまい小うどんを味わうことができます!気になる方はぜひご予約お待ちしております。(詳細内容は下記をご覧ください)

「丸物木地師の仕事展」旧寺崎邸にて3月29日(金)からスタートです!お楽しみに。田中

ろくろ舎 丸物木地師の仕事展

会期: 2019年3月29日(金)~2019年4月14日(日)
会場:旧寺崎邸2F
時間: 11:30-18:00
休み:火曜・水曜
住所:福岡県八女市本町327
電話:0943-24-8021

 

ろくろ舎学校 入門編 ~ 丸物木地師 酒井さんに聞く!

~木の椀・漆器の使い方 ~

開催概要
日時 2019年3月31日(日)
時間 14:30~15:30(定員10名)
場所 うなぎの寝床 旧寺崎邸
参加費 1,000円(ろくろ舎の漆器で食べるふるまい小うどん付き)
内容 ろくろ舎の取り組み、丸物木地師の仕事、木の椀・漆器との付き合い方など座談会形式で伺います。
参加方法 要予約
予約はこちらから→https://bit.ly/2UGhGlx

 

オンリー椀受注会

型:椀5型(+1型)、箸2型
塗り:クリア塗装 ,拭き漆(生漆),拭き漆(黒茶),真塗り(黒),真塗り(朱)
価格:椀¥6,000~、箸¥3,000~
納期:クリア塗装、拭き漆 → 約1ヶ月~3ヶ月半、真塗り → 6ヶ月〜

展示・販売

オーダー品のみではなく、ろくろ舎定番品の飯椀、汁椀や杉の間伐材を使った鉢植 TimberPotも同時販売します。

◎福岡うどん 年表の展示もあります! <資料提供 KIJI (http://ii-kiji.com/)>
福岡ならではのうどん文化を紹介する、うどんカルチャーブック「うどんのはなし」の展示販売(限定10冊)も行います。著者の山田さんが実際に足を運び、多くの人に感動を伝えたいと思った約50店舗を紹介するほか、福岡におけるうどんの歴史を紐解く資料や年表を交えた、うどんがもっと好きになるコラムが満載です。

フリーライター山田 祐一郎が主宰するKIJI。一日一麺をモットーに、麺好きが高じ、現在、日本で唯一(※本人調べ)のヌードルライターとして活動しております。九州を中心に、各地の麺を食べ歩き、原稿を執筆。

 

 

 

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