【雑感にょろり】物はコミュニケーションツール。生み出す人から使う人へ、つなげていくバトン@下川織物<

【雑感にょろり】物はコミュニケーションツール。生み出す人から使う人へ、つなげていくバトン@下川織物

昨年に引き続き、博多織の担い手になる卵たちを育てる学校「博多織デベロップメントカレッジ」の講義を1ヶ月担当させていただいています。
私たち自身は作り手ではありませんが、だからこそ伝えられることってなんだろう、と考えてみると、テキスタイル産業に携わっている多種多様な職業や考え方を伝え、現場にいきながら産業の構造を知って、感じてもらうこと。
生き方は一つじゃない。だけど、自分自身の核となる軸は必要。
皆さんに改めてお話を聞きながら、私自身も学びの機会をもらっているような気持ちです。
一番最初の課外授業は、うなぎの寝床のオリジナルもんぺ生地を織っていただいている、久留米絣の下川織物さん。
3代目の下川強臓さん(改めてすごい名前だ)は、20代の頃、親戚や近所の織元が廃業していくのをみて、自分の家業がなくなる想像はできず、継ぐことを決意したのだそうです。
伺う度に「秋元康みたいな劇場型工房」とか「ライブスタジオ」とか「お人よし経営」とか、面白いスローガンが出てくる下川さんですが、一貫しているのは「伝える」という姿勢だなと感じます。
職人として、経営者として。織物を通じて自分自身の表現をし、世の中との接点をつくり、時には国境を超えて通じあうようなコミュニケーションツールに昇華する。
私たちはそのバトンを受け継ぎ、また誰かに伝えたり、物を通じて感じてもらったりする役割なんだなと思います。
今後またどんな下川さんの一面が見られるか、楽しみにしていたいと思います。
そんな下川織物さんの生地がたっぷり堪能できる、うなぎの寝床のMONPEシリーズ。今週末の福岡もんぺ博覧会でも、生地見本のようにずらずらっと並んでますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。渡邊
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—第8回もんぺ博覧会—
○福岡展
場所:松楠居
日程:7月14日(土)〜7月22日(日)
時間:11:00~19:00(最終日18:00まで)
住所:〒810-0041 福岡市中央区大名2-1-16
tel:092-738-7155
お休み:なし
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【MONPE】
久留米絣もんぺのメーカーとして
http://monpe.info
【久留米絣もんぺ通販】
この着心地をぜひ体感して欲しい
http://bit.ly/1bLYM5p
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【うなぎの寝床 HP】
九州ちくごのものづくりを伝える
http://unagino-nedoko.net
【うなぎの寝床 通信販売】
全国へ物を届けることができる受け皿
http://shop.unagino-nedoko.net
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