【5社合同商談・販売会】yohakuの服と、渡辺さん。⑤yohaku/ カットソー
【5社合同商談・販売会】yohakuの服と、渡辺さん。⑤yohaku/ カットソー
yohakuの代表渡辺さんとの出会いは、雑誌の特集で備後節織の産地を訪れたのがきっかけです。ぶつぶつと何か言ってる渡辺さんに最初は「なんなんだこの人」とよくわからなかったのですが、織物の話をし始めると、変な入り込み方をはじめ「そうなんだ、草木で単糸で、インディゴで、炭もやれるのか、うち使ってみようかなー。うーん、スカートかなワンピースかな。ぶつぶつ」とつぶやきはじめます。その辺からこの人面白いかもと思い始め、東京に行く度に浅草にあったyohakuさんのお店を訪ねるようになりました。
渡辺さんの実家が両国で肌着をつくっているOEM(アパレルなどから注文をうけて制作する)の会社です。しかし、ある時期にその作り方に嫌気がさし、そこを全て切り変え、自分たちでお店をやりながら売るという方式に変えるという大変革を行っております。今では、秋田でパートナー的な縫製工場を持ちながら、大阪、和歌山、奈良などで生地を作ったり、桐生で染色をしたりしながら、メイドインジャパンで服づくりをやっています。
僕が好きなポイントは、服が主観的につくられていること。jis企画や人間工学に基づいて服をつくると、かならずかっちりとした服になります。しかし、それは平均値をとっているのであって、なんとなくの主観は排除されています。yohakuの服は、実験を繰り返しながらあらゆる要素に揺れ動きながら作られています。工場との関係性で残反を利用したり、こういう染色やってみたかった!というだでで、無茶な染めをやってみたり、変な生地もたくさん。
渡辺さんとは、もう3年くらいの付き合いですが、毎回東京に行った時は遊びにいって、カットソーや染色について教えてもらっていました。師匠のようなものです。毎回、こういう生地はできるんですかねー。と僕が素人丸出しで想像で話すと「あー、それね、ちょっと待って。」と、ビルをバタバタ動き回り、生地サンプルを持って来ます。この整理されてない感じが余白なんですね。
僕も整理整頓も苦手、目標設定も苦手ということで人に迷惑をかけることも多いですが、短期的には一生懸命働くタイプです。渡辺さんも布において、その時いいと思ったものを純粋にやってる感があり、将来は余白で満ちています。全然うまくいえませんが、なんか、僕はこの曖昧な感覚を信用していくところに未来を勝手に未来を感じています。
服は、どれも着心地がよく、伸びーる素材なので、まずは袖を通してみてほしいです。お越しあれ。白水
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◉旧寺崎邸オープン記念イベント
「5社合同商談・販売会」
yohaku x huis x 宝島染工 x 宮田織物 x うなぎの寝床
一般販売会:10月19日(木)~10月30日(月) ※24日(火)・25日(水)休
商談会:10月19日(木)・20日(金)・21日(土)の3日間
時間: 11:30~18:00
トークイベント:10月20日(金) 18:30-20:30 開催
会場:旧寺崎邸
住所:〒834-0031 福岡県八女市本町327
TEL:0943-24-9836
企画/お問い合わせ先:株式会社うなぎの寝床
❶ yohaku / http://cnq-yohaku.com
❷ huis / http://www.1-huis.com/index.htm
❸ 宝島染工 / http://www.takarajimasenkou.jp
❹ 宮田織物 / http://miyata-orimono.co.jp
❺ うなぎの寝床 / http://monpe.info