【考えた事】沖縄で考えたこと。良いと悪いは表裏一体。

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沖縄に4日間滞在してます。今日帰福です。那覇市内は思ったより都市であり、駐車場の場所もなかなか見つからない密度です。都市部はどこの地域も大きく変わるかというとそうでもありません。これは仕方ないと思いますが、少し寂しくもあります。少し車を走らせ、外れの町まで行ったりするとそこの土地らしさというものが少しずつ見えてきます。それを見た時にホッとする時があります。

今回の出張は多くの人と合いました。布関係の方々、ものづくり関係の方々を中心に合いましたが、あまりその関係の写真は撮っていません。なんでだろう?と考えてみると、僕らが住んで発信している拠点である八女・福岡を中心とした九州はどちらかというと開いているイメージがあります。基本的には開いて開拓していっている感じ。

対して沖縄は開くというよりも、自分達のデザインや活動を大事に抱え込んでいるようなイメージがあります。大事にされているものを、パッと来た者がパシャパシャと写真をとって帰るのは何か悪いことのように思えたからかもしれません。なんでか気が引けてせっかくカメラを持ってきましたが、風景を2枚ほどしか撮っていません。

さて、抱え込むということに関しては、良い側面も悪い側面があると思います。良いところは、やっぱりしっかりと抱え込みながら技術や思想を内部で担保することで、手仕事の領域がしっかりとまだ息づいている。もちろん現代の仕事としてはむずかしくなってきている領域もありますが、これだけ多くの手仕事が残っていて従事している方が多い土地は日本にないと思います。ものづくりの様々な原点が見れる場所なような気がします。悪いといういい方は良くありませんが、その上記の側面と対象で見た時に悪いと言えば、やはり産業として発展はしにくいなと思います。やはり保守的な側面も多く感じました。しかし、その保守的なところによって手仕事が守られているという側面があると考えると、それは悪い側面ではなく、それが良い側面のための補助になっているという見方もできて、僕は混乱してます。

経済活動という中に置いては「悪い」側面に見られることも「保存」「原点を見れる場所」としては「良い」側面にも見れる。人間は解釈次第で違って物事を見れる生き物なので、複雑ですね。この「良い」「悪い」というのは本当に表裏一体で、あまり言葉の使い方がよい方法ではないかもしれません、島という特殊な環境で生き残るために、続けていくために、こういう良い側面も悪い側面も育って来て、それが今の沖縄を形成しているのだと思います。

僕は、今夏、色々な場所に出張に行っています。これはインプットとしても重要だと思っていて、自分達が住んでいる地域を客観的に見るためには、比較でしか見れないと思っています。他の産地、地域がどういうやり方、どういう仕組み、どういう体質でやっているか見ながら、自分達の住んでいる地域がどういうあり方で進めた方がいいのかを気づかせてくれます。今回の出張も様々なことを気づかせてくれたものになりました。白水

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芭蕉。

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読谷村にて。

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沖縄の風景。

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知り合いの知り合いのお店。

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県立大学の作りは面白い。

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