【日々のご飯と器の記録】鶏飯風ごはん・レシピと祐工窯・阿部眞士さんの器

奄美の思い出、鶏飯。
鶏だし、しいたけだしが効いた奄美の郷土料理。

鶏飯とは、鹿児島の奄美地方の郷土料理です。簡単に説明すると鶏だしのスープに鶏肉やら他の野菜とか具がのっているだし汁ご飯のようなものです。奄美出身の友だちがいるのですが、学生の時に一度だけその友だちの実家を尋ねて奄美でこの鶏飯を食べさせてもらったことがあります。もう10年くらい前のことになります。けれど今でもその時のことは思い出すことがあって、その記憶には友だちのお母さんが用意してくれた鶏飯とたけのこのキムチのことが残っています。そして、思い出と同時に鶏飯もキムチも食べたいなーと思うのです。しばらく会っていない友だちですが彼は奄美のことはもちろん鶏飯も大好きで、いつも奄美の自然やら人やらについて話していました。もちろん、何を言っているのかわからない奄美弁も混ざりつつ。なんだか、そんな自分の故郷を感じられる料理は大事だなと思います。ぼくの故郷ではないですが、鶏飯はぼくにあの奄美の陽気で明るいみんなときれいな海、マングローブや森、山などなどの大自然といったいろんな奄美の記憶を思い出させてくれる大事なごはんです。

◎ つくり方

01) ゴボウは細い斜め切りに、しいたけは細切りに、しめじは小房にわけて鍋に入れ、水を加えて火にかける。
02) 煮立ったら、スープに塩味をキツ過ぎないくらいつける。そこに鶏肉を入れて茹でる。鶏肉が固くならないように優しい火で。
03) 鶏肉は茹であがったら取り出しておく。火傷しないくらいの熱さになったらスライスしておく。
04) 錦糸卵を作り、菜の花は塩とほんのりしょうゆでフライパンで焼いておく。
05) 鶏肉を取り出したスープに一口サイズに切った白ネギを加え、塩、しょうゆで味をつける。
06) ごはんに具とスープを盛る。

◎ ポイント

今回はあくまでも鶏飯風です。正しい作り方でも材料でもないと思います。なので、自分の中の記憶の鶏飯のイメージで作りました。ぼくが食べた鶏飯の記憶というのは鶏だしのおいしさの中にしいたけの出汁がとてもよく効いているというものでした。というわけで、しいたけをしっかり入れて鶏としいたけの美味しい出汁を感じられるように作りました。あとは冷蔵庫やら野菜コーナーにある野菜たちと相談して具を決めました。出汁の効いた料理はやっぱり最高です。
この日は天気がとてもよかったので、外でお昼ご飯です。気持ちのいい天気にみんなでわいわいご飯。いい季節がやってきましたね。

◎ 器:祐工窯・阿部眞士

祐工窯、阿部さんの器です。白い器が料理を際立たせてくれます。なんだかより美味しそうに見える気がします。盛る前は、この器にこういう汁ものはどうだろうと思ったのですが実際盛ってみると、とてもしっくりきました。食べる時もとても食べやすかったです。今後また別の丼ものみたいな料理も盛りつけてみようと思っています。

とみ

【通販】祐工窯・阿部眞士
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本来は胸肉を茹でて裂いたものを使ったりするようですが、今回はもも肉です。


錦糸卵は欠かせません。きれいな黄色が食欲をそそります。


汁があるので盛り付けは丁寧に。

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みんなでわいわいと。楽しい、美味しい。

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天気が良くて気持ちがいい。贅沢なお昼の時間です。


大切な思い出の料理です。だし汁最高。

 

 

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