【福岡小郡】織物教室・翔工房、最高の環境で染織りを学ぶ。
高機もあり、染めもでき、糸も紡げる。
最高の環境で学ぶ、福岡小郡の織物教室
もともとは小さな織物教室として、コツコツと活動されていたのですが、織物の文化と技術、考え方を次の世代に繋いで行きたいという想いもあり、HPをリニューアルしたり、研究生制度を導入したりと充実した内容になっています。染織りを学びたいという方、織物・染織で作家、先生の道に進みたいという方はぜひ通ってほしい織物の工房です。下に6つの特徴を載せていますので、興味ある人はぜひご覧ください。
◯翔工房
〒838-0113 福岡県小郡市山隈113-2
T/F 0942(72)8890
MAIL info@sho-kobo.jp
URL http://sho-kobo.jp
◯教室・SHOテキスタイル研究所
教室:翔工房
曜日:水、木、土、第2・第4日曜日
時間:10:00 – 16:00
入会金:15,000円
月謝:13,000円(月4回)
備考:染め・紡ぎ・織りの基本から、8枚多重綜絖まで幅広く指導しています。高機、紡ぎ車の使用は無料です。
※日割り可(要相談)
1.環境の素晴らしさがピカイチ。機は20台以上完備。
都会では難しい染色のスペースも設備もあります。
福岡県小郡市の、高速のICのすぐそば、田園風景に囲まれた場所にある翔工房ですが「織り」だけではなく「染め」も学ぶことができます。工場が工房の裏にあります。草木染めから化学染料まで様々な物を染めることができ、代表の田篭みつえさんが、媒染剤のことから、出したい色、染める素材までの知識を網羅していますので、アドバイスを得ながら染めることができます。
都会では、高機が置くスペースがないのでなかなか織物に適した環境を提供することは難しいです。さらに、染め場もキッチンのようなところで小さくしかできない場合も多いですが、翔工房はゆったりとしたスペースで、自分にあった製作ができます。地方ならではの良さです。
織物の素材・布にできるまでの工程はこちら。
2.主宰の田篭みつえ氏は経験も抜群。
織物のプロ中のプロ。
田篭みつえさんは、大塚テキスタイルを卒業後、織物の道一本の熟練した作家さんでもあり、織物教室の先生でもあります。翔工房を1986年に開設してからはその二つの活動を両立しながら織物を続けています。教室だけでなく作家としても個展を開くなど勢力的に活動しているということが大事だと思っています。あくまでも自分がつくりたい布を作り続けるから新しいことにもチャレンジし続け、自分を磨き続けています。そのノウハウを生徒さんや研究生は盗みながら、自分の活動に活かして行く。そういうスタイルの工房です。染め・紡ぎ・織り。織物と行っても様々な工程があります。田篭さんは全ての分野に精通してあるので安心です。作りたい布のイメージを膨らまし、それに向けて糸や毛を設定していきます。
3.織物で食べて行く、
作家や先生を目指す道もある。
3年前までは、織物教室しかなかったのですが、より高いレベルで織物に取り組める制度をつくろうと、SHOテキスタイル研究所を開設しました。教室は楽しみとして織りを行う場。研究所はより高いレベルで織物に取り組みたい人(工房に3年間通って技術を習得する、もしくはそれと同等のスキルを持ってる人が入る資格が与えられる)が先生・作家を目指し、技術や仕組みを習得していく場所です。研究所に関しては、年に1度作品発表の場を設け、それに向けて自分なりの作品を作り込んでいきます。
4.カリキュラムはない。
その人に合った指導法
翔工房の一つの特徴としては、カリキュラムがない指導法というものがあります。入ってくる人に合わせ田篭さんが「まずはこれをやってみましょう。」という感じから入り、その人のやりたいことに沿いながら一緒に考えてくれます。初心者の方から、織物を経験したことがあるという人まで幅広く受け入れることが可能です。
5.織物と糸の成り立ちを知らせる為の活動
スピンドルと織り木枠。
僕自身、翔工房や久留米絣と関わる前まで布がどうやってできるかなんて気にもとめることはありませんでした。しかし、実際織物と関わってみると面白い。織物の歴史(衣服の歴史)は紀元前を遡ってはるか昔からはじまっています。一昔前までは、紡績も自分達でやっている時代がありました。スピンドル(紡ぎ独楽)という道具を使い、綿はクルクルと独楽を回して、ウールは自重で紡ぐ。独楽の形状や重さもその土地によって、紡ぐ素材によって変わってきます。そんな原点を知ってもらおうと翔工房はオリジナルのスピンドルを開発しました。綿用とウール用です。ぜひやってみてください。
織り木枠もその一つです。織物をいきなりやるのはハードルがあるという人のために、まず手始めにコースターなどをつくってもらおう。そしてその原理を知ってもらおうという商品です。なれて原理が理解できると椅子敷きのような物もできますし、木枠を画と見立て、布の風景画などもできます。バリエーションが広がる織り木枠です。
スピンドル、織り機枠についてはこちら。
6.新たに始まったプロジェクト。
手紡ぎ手織りの定番の服の形を探る。
手織り手紡ぎのマフラーや服というと、どうしても愛好家が身につけるイメージがあります。そのイメージとは違うラインのしっかりとした洋服のラインをつくっていこうという試みを去年からはじめました。福岡県みやま市にあるクロキビスポークルームと手を組み、手織り手紡ぎのウールのジャケットを作り込みました。今からコートとベスト、カーディガンを作成し、ベーシックシリーズを完成させていきます。今後の動きにもぜひご期待ください。
このような布を自らの手で作り出したいという方、ぜひ工房へ見学に行ってみてください(問い合わせてから)。
白水