【考えたこと】翔工房の手織りウール(福岡小郡市) × KUROKI BESPOKE ROOM(福岡みやま市)

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すばらしいクオリティのジャケットを地方で実現する。

今回、翔工房で紡がれ織られた布で服のシリーズを作るにあたって、しっかりした正統派なものもつくりこみたいと考えていました。そこで生地は翔工房でジャケットに適した風合と厚さで糸を紡ぎつくりこむ。そして、仕立てはみやまでテーラーをやっているみやま市にあるKUROKI BESPOKE ROOMの黒木さんに仕立ててもらいました。サイズは今回はサンプルということでうなぎの寝床のハルを採寸してもらい、ばっちりと決まりました。2世代、3世代と続くようなすばらしいジャケットができました。

手織り手紡ぎというと、なんだか上質なものを求めているある程度子育ても一段落した女性の持ち物。というイメージがありますが、そういうイメージは一度忘れて欲しいと思います。そんなにバンバンお客さんの手に届くような値段でもないし、気軽に買えるものではないのかもしれません。でもこういうジャケットのような物も手織り手紡ぎの世界で表現したかった。翔工房とうなぎの寝床にはそういうイメージがありました。実際注文があった場合は、服地用の生地を選び(またはつくり)、採寸をして、裏地や仕様をKUROKI BESPOKE ROOMで選択して納品という形のほぼフルオーダーという形になります。

この仕事をはじめて2年と半年が経とうとしています。はじめの方はできている商品やその背景を伝えながら売るという形態に終始していたのですが、ようやくその先にある現代に合わせた形で作り手と共に提案していく、世の中に提示していく。という段階にきているような気がします。既存のすばらしいものはそのまま。まだ可能性を引き出せるものは、現代の形に変換しながら提案していく。その二本立てでしばらくうなぎの寝床を頑張ってみようと思います。

2056正面より。

2057ハルが選んだのは、迷彩の裏地。ビスポークのタグもついている。

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いいねぇ。としか言えない。

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木のボタンは、黒木さんとこオリジナル。

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うん。

手織り手紡ぎ羊毛展

期間:10月30日(木)〜11月9日(日) ※11月5日(水)はお休み
時間:11:30〜18:00
場所:うなぎの寝床 2F
電話:0943-22-3699
住所:福岡県八女市本町西古松267

白水

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