【新色】 MONPE 遠州 綿麻バフ
織物産地、静岡・遠州
シャトル織機による高密度 & 経年変化
静岡・遠州産地の古橋織布とのコラボMONPEに新色(グレー・チャコール)が仲間入りしました!
目の詰まった高密度の生地でありながら、シャトル織機でゆっくり織ることでやわらかく風合いのある生地を織り上げています。使い続ける中で身体に馴染んでいく、質感や表情の経年変化も楽しめます。
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バフとは、元々乗馬で鞍が滑らないように鞍の下に敷いて使われていた布(馬布)のこと。軽量でありながら、密度高く織られたシッカリとした質感。綿55%・麻45%を使用し、独特のハリとシワ感があります。
静岡県浜松市にある古橋織布は、多種多様な生地を生産している遠州産地の中でも、広幅シャトル織機による高密度織物を得意としています。
<商品ラインナップ(3色)>
MONPE 遠州 綿麻バフ グレー
サイズ:S / M / L
価格 :16,500円(税込)
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MONPE 遠州 綿麻バフ チャコール
サイズ:S / M / L
価格 :16,500円(税込)
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MONPE 遠州 綿麻バフ ブラック
サイズ:S / M / L
価格 :16,500円(税込)
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国産動力織機が生まれた地、静岡・遠州
織物は「たて糸」と「よこ糸」の交差によって成立しています。その織物を作る機械を「織機(しょっき)」と言います。長い人類の歴史の中、もともとすべての織物は「手織り」でしたが、17世紀イギリスの産業革命に伴い、人力ではなく機械的な動力源を用いる動力織機が発明されます。
日本では、1896年に静岡・遠州地域の豊田佐吉(後のトヨタグループ創業者)が、日本初の国産動力織機(シャトル織機)を発明。農閑期の副業として行われた手織木綿が、動力化によって飛躍的に生産性が上がり、現在の遠州織物産地(ひいては自動車産業)の発展に繋がります。
近年では、より高速の織機も多く用いられていますが、糸に必要以上の負荷がかけずにゆったりと織られた風合いや、着続けていく中での身体に馴染むような着心地は、現代の織機には真似できない魅力があります。
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織のあるネイティブスケープ【2】 「織機」の発明と「文化」の変化(2022. 7)
同じ「シャトル織機」 久留米絣との繋がりと多様性
遠州産地で発明されたトヨタのシャトル織機。この織機は、東海地方から九州・筑後地方にも伝わり、久留米絣産地でもメンテナンスされながら今なお現役で稼働し続けています。
久留米絣では、ゆっくりと織られたやわらかく風合いのある生地が特色の一つである一方、遠州・古橋織布では高密度でハリのある生地感が特徴です。また、久留米絣では綿が基本ですが、古橋織布では綿以外の素材も組み合わせながら織られています。
同じ「シャトル織機」という近しい機械を用いながら、異なる風合いの生地が生み出されています。こうした風合いの多様性も、MONPEを着比べて体感していただけたらと思います。
遠州産地(古橋織布)の広幅シャトル織機
久留米産地の小幅シャトル織機