【考えた事】記録する。

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福岡柳川の砂地栽培でトマトを栽培するでん一農場の田中さんところに、去年の3月くらいから1年間ほど毎月通っています。仕事かと言われればそうではないです。僕らが売っている「物」は基本的に腐ることはありませんので、長期的に見て、使ってもらえる方の所へ届けばいいと思います。しかし、生物(生鮮食品)と関わる方はやっぱり、作ったら、すぐ食べてもらえる人に届けなければいけない。僕にはなかなかできないことで、そんな現場に興味がありました。

でん一さんの農場は、一昨年の九州北部豪雨の水害で水に浸かり、砂地に菌が入ってしまいました。去年、砂などを一度替えて消毒したものの、菌は残っており「アオガレ」という病気が発生して、トマトの収穫量はかなり少なかったです。しかし、でん一さんは、もう一度消毒するという選択はせずに「菌」と共存しながら、トマトをしっかり育てていこうという決断をされました。そこで自然を相手にする農家の強さをみました。また菌が発生してしまうと、もちろん1年間収入も乏しいわけで、それでもそういう選択をできる田中さんにはびっくりさせられました。そして今年「イメージの70%くらいまではトマトも持っていけてる。」と先日伺った時に話しておられました。毎回少しトマトを頂いたりするのですが、それはそれは、おいしいトマトでした。甘くて、でも酸味もちゃんとあって、トマトらしいトマトです。

こんな風に、ざっくりとですが、僕の中にはいろんな人に話しを聞いた蓄積・インプットは増えてきているのですが、それと同時にちゃんとアウトプットしなければいけないという勝手な使命感が沸いてきました。僕は本当にざっくりとした性格なので、ちゃんと物や人の話しの詳細をとらえることができません。そこで、ICレコーダーを買って、記録することにしてみました。田中さんにも、一年間通って感じていたことなどを、もう一度質問しなおして、この機械に記録しました。

一般に流通する情報というのは、テレビやラジオ、大きなメディアを通しての情報が大半で、それは世の中のほんの一握りの情報だと思います。しかも、情報は2次情報です。まぁ、僕らが発信する情報も2次情報の部類には入りますが、その土地に暮らし、その土地の人と関わっているということもあり、限りなく1次情報に近いと思っています。

近所のおばちゃんであったり、その辺の農家の人であったり、ものづくりの工房でコツコツと作業を続ける職人さんだったり、有名ではない、ごく一般の近所の方でもすごい方がたくさんいます。そんな、なんでもないすごい方たちの話しを聞いて、ちゃんと発信していけたらと思います。やらないといけない事(勝手に思ってる)が多くて、なかなかゆっくりなペースですが、少しずつ発信していくので、興味あるかたはご覧ください。もう少しでホームページがリニューアルされる予定です。では。

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僕が使い始めたレコーダーはこれ。他社と比べて、いいのか、悪いのかはわからないけど、僕にとっては充分です。

Panasonic ICレコーダー 4GB センシャルブラウン RR-XS500-T

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ちゃんと、発表していきたいと思うのでお待ちを。

白水

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