金井工芸
奄美大島では1300年以上前から養蚕が盛んで手紡の絹糸による織物「大島紬」が家々で織られていました。精緻な絣紋様などの表現が多彩になると高級織物となり、高度経済成長期には一大産業になりました。金井工芸は、この大島紬を染める「泥染」を担ってきた染色工房です。泥染は、島に自生する車輪梅(テーチ木)を煮出した染色液と、古代地層に由来する泥田を染め重ねることで染色します。車輪梅に含まれるタンニン酸と、泥の鉄分が化合し茶褐色から黒色へと変化。大島紬では、これらの工程を80回以上重ねることで堅牢で深い黒を表現しています。金井工芸は、大島紬だけでなく様々な分野のニーズに応える天然染色を行っています。また、伝統的な泥染以外にも、島の植物による草木染や、沖縄から持ち込んだ琉球藍、それらを掛け合わせた泥染など、多種多様な染色にも取り組まれています。島に存在する泥、自生する草木。自然を借りることで営まれる染めに、新たな可能性を見出し続けています。
鹿児島県のつくりて 全6社


1983年創業のアキノ染色工芸は、鹿児島県阿久根市にて「印染(しるしぞめ)」を行なっている工房です。印染めとは、旗・幕・のぼり等の布に型を用いて言葉や絵柄などを…


原絹織物は約100年の歴史をもつ本場奄美大島紬の織元です。奄美大島では1300年以上前から養蚕が盛んで手紡ぎの絹糸による紬が家々で織られていました。花織や絣など…


龍門司焼は、1598年に朝鮮陶工によって鹿児島県姶良市で始められた焼き物「古帖佐焼」の流れをくみ、江戸時代中期に山元碗右衛門が鹿児島県加治木町の龍門司で開窯した…
金井工芸
奄美大島では1300年以上前から養蚕が盛んで手紡の絹糸による織物「大島紬」が家々で織られていました。精緻な絣紋様などの表現が多彩になると高級織物となり、高度経済…


STACK CONTAINERS
鹿児島市で紙を材料に様々なコンテナを作っている「STACK CONTAINERS」は、一級建築士である川井田健晃さんが、設計事務所や住宅メーカーに勤務したのち、…
