【第12回もんぺ博覧会】 まずは「愛媛大洲」から! 5/23よりスタート!

総数800本!
絣の気持ち良さを体感してください!

こんにちは!愛媛大洲店の沼倉です。

もんぺ博覧会は2011年に久留米絣の産地である福岡県八女市ではじまりました。久留米絣を知ってもらう、体感してもらうためにスタートしたもんぺ博覧会は今回で12回目、愛媛大洲店としては2回目の開催となります。昨年の開催時にはたくさんのお客様が四国、そして全国からお越しくださりました。本当にありがとうございます!

去年に引き続き久留米絣の織元4軒(野村織物・丸亀絣織物・下川織物・坂田織物 / 順不同)とうなぎの寝床、合計5社の色柄いろいろ、形もさまざまなもんぺを総数800本、豊富に用意いたします。 柄や模様、生地の風合いを見比べ、着心地を穿き比べ、久留米絣を今年も存分に楽しんでいただきたいと思っています。

【イベント概要】
第12回 もんぺ博覧会 in 愛媛大洲店
会期:2025年5月23日(金)〜6月1日(日)

時間 :11:00 – 17:00
店休日:火、水
会場 :うなぎの寝床 愛媛大洲店
住所 :愛媛県大洲市大洲240-2(会場アクセス
電話 :0893-57-6303

【同時開催】
伊予絣を伝える
見る・知る・感じる「絣」展

今年は新たにもんぺ博覧会期間中の5月24日(土)、25日(日)、31日(土)の3日間限定で、伊予絣を知ってもらうための展示『見る・知る・感じる「絣」展』を開催します。唯一現在も伊予絣を製造している白方興業愛媛民藝館にご協力頂き、伊予絣の生地や着物、当時の写真など、貴重な資料を展示します。

伊予絣は、現在の愛媛県松山市周辺で作られた綿織物です。江戸時代後期に、農家生まれの女性鍵谷カナがくくりによる絣模様を考案し、伊予絣が生まれました。明治39(1906)年には、絣の生産量で日本一になるほどに発展、久留米絣(福岡県)、備後絣(広島県)と並び日本三大絣に数えられ、庶民の日常着や布団生地として広く使われました。

しかし、ライフスタイルの変化に伴い現代の生活で伊予絣を見る機会はほとんどないように感じます。実際に店頭で愛媛県のお客様とお話していても、伊予絣の名前は知っているけれど、実物を見たことがない人は多いです。そうった状況の中で、今回の展示では愛媛県の歴史的な織物である伊予絣に少しでも触れられる貴重な機会になれば良いなと思っています。

見る・知る・感じる「絣」展
会期:2025年5月24日(土)・25日(日)・31日(土)
時間:11:00 – 17:00
場所:今岡邸ギャラリー、城戸邸ギャラリー
住所:愛媛県大洲市大洲282(会場アクセス

主催:一般社団法人キタ・マネジメント / うなぎの寝床 愛媛大洲店
協力:白方興業 / 愛媛民藝館

 

“久留米と伊予” 絣産地の交流

今回のもんぺ博も昨年と同様、「Farmers’ MONPE クリエイティブチャレンジNo.3 絣産地交流」を販売します。

2024年、伊予絣のことを伝えるためのもんぺ「クリエイティブチャレンジNo.3」を作りました。現在も伊予絣を製造する白方興業に協力いただき、収蔵されている伊予絣の生地アーカイブから柄を探し、その柄を現代の久留米絣でどのように表現できるかを織元と一緒に考え、形にしました。生地製作は久保かすり織物にお願いしています。

かつて久留米と伊予の絣産地交流は盛んで、お互いに人も生地も行き来していたと聞いています。伊予絣の柄を参考に、久留米絣で反物を生産していく。そういった形で現代における産地間交流もあり得るのではないかと考えました。

私たちうなぎの寝床は、10年近く久留米絣に関わってきました。そして大洲市に拠点を構えた今、伊予絣のことももっと深く理解していきたいと思っています。今回のもんぺ博覧会では、かつて実際に伊予絣を製作されていた方々や、ご家族が関わっていた方、あるいは伊予絣を調査・研究されている方々と実際にお会いし、伊予絣の歩みをたどるきっかけを新たに生み出せればと期待しています。

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